先月の、会社での研修(笑)で、

集団心理、集団での効果について、教養を学びました。

(ここは、数少ない、いい経験)

 

集団での効果は、

ポジティブ

(拡大繁栄。

集団として集まることで、個人以上の何かを生み出せる。)

 

ネガティブ(縮小。

集団の中で、個人未満のパフォーマンスになってしまう。)

 

の両方があります。

「両方があります」といっても、

すべての集団で、

ポジティブ、ネガティブのどれかの効果が出る可能性があり、

それは、集団を構成する個人と、

個人の間の距離感にかかっています。

 

 

・距離が離れすぎ

集団を構成する個人一人一人の距離感が、

チームワーク発揮の適正距離と離れていると、

そもそも、集団に対して、消極的です。

これは、

その集団に対して、

蟹座の「帰属意識」要素が少なすぎるという状態です。

 

このような状態では、

集団の効果は、ポジティブなものも、ネガティブなものも、現れにくいでしょう。

そもそも「集団」になってませんからね。

12サインの成長論でいうと、

蟹座意識が薄い、個人のステージが強い、というイメージ。

 

 

・距離が近すぎ

集団を構成するメンバーの距離が近すぎて、

メンバー同士、「同一視」(あなたも私も同じ、と捉える)をし合ったり、

依存的になったりします。

また、いわゆる「仲良しクラブ」のような雰囲気にもなります。

 

 

集団のネガティブ効果が出やすいのは、ここでしょう。

強い人、できる人がいるから、

その人に任せれば安心、と思ってしまう。

依存と手抜き(その人に任せる→自分はあまり活動しなくていいや)が生まれてしまう。

 

できる人、影響力ある人の考えや判断を盲信してしまう。

「この人なら大丈夫だろう」と、任せきりで、チェックをサボる。

これも、依存です。

 

12サインの成長論でいうと、

蟹座の前半の、「集団に個が埋没」、

蠍座の前半の「依存」「自分以外の力を求めすぎる(フォースに偏る)」

あたりです。

 

フォースのお話↓

 

興味深いことに、

集団のネガティブ効果の話は、

蟹座、蠍座といった、「くっつく」「同化する」水のエレメントの「行き過ぎ」の前半要素に関係してますよね。

 

「くっつく」「同化する」が過ぎる→個人の距離が近くなりすぎて、バランスが悪い、というやつです。

 

 

他、こんなネガティブ効果もあります。

こっちは「仲良しクラブ」の方。

 

仲良しクラブなので、

和を重視し、

違った意見を衝突し合わせて、調整したり、新たな考えを生み出すというよりは、

同じ意見に同調しがちになってしまう。

 

違った意見からくるいっときの争いを避け、「平和」に逃げてしまう。

 

これは、12サインでいうと、

天秤座前半の「空気読みすぎ問題」、

空気を読みすぎて、自分を抑える問題

ですね。

 

※あくまで「集団のメンバーが対等(特定メンバーに権力がある、ではない)」という話なので、

山羊座の前半の「特定の権力者に迎合」は、また別の話です。

これまた、集団のネガティブ効果ではある。

 

興味深いことに、

「距離が近すぎ」は、

集団、周りの空気(これも「集団」要素)を意識するサインが行き過ぎる「前半」のお話になっていますね。

 

上に書いた「距離が離れすぎ」も、

個人の要素を意識するサインが行き過ぎる、と捉えると、

これまた「前半」のお話。

 

どういうことかというと、

個人か集団、

どちらかの要素が行き過ぎていて、バランスが悪いから

ネガティブな効果になってしまう

という話なのです。

 

・距離が適正

ということで、ここで「距離が適正」のお話。

 

個人と集団のどちらかの要素が行き過ぎるから、

離れすぎたり、近すぎたりする。

 

その逆が、「適正」です。

 

個人と集団が、バランスよく揃っている。

それが、「適正」です。

 

適正距離だとどうなるか、というと、

 

各自が、集団に参加しているという意識があり、

オープンマインドで、信頼関係がある。=集団要素の「適正感」

 

各自が、自律した存在であり、

いい意味で刺激し合う、影響し合う、

また、各自の資質(リソース)を十分に自己責任で集団で発揮する。

=個人要素の「適正感」

 

となっています。

 

サビアンシンボルでは、

色々なサインで「オープンマインド」になろう、という度数が出てきますが、

その多くが、後半の、「対向サイン要素を入れてバランス調整した成果」に位置します。

 

そして、12サインは、

前半の6サインが個人要素が強く、

後半の6サインが集団要素が強いので、

「対向サイン要素を入れてバランス調整」というのは、

個人要素と集団要素のバランスをとる、という話なのです。

オープンマインドは、バランスがとれた後に生まれる・・・!

 

さて、上に書いた、

個人要素の適正感、

集団要素の適正感、

 

これは、12サインでいうと、どこら辺かといいますと。

 

個人要素の適正感

山羊座までのサインの資質を習得し、自律した個人、

特に、水瓶座終盤~魚座の、

「自己統合」に近しいレベルの個人

 

集団要素の適正感

山羊座の終盤

 

はい、12サインの総合力の結晶ですね・・・。

 

実は、集団が適正距離のときの、

集団で得られる効果、には、

集団要素に関する、後半の6サインの「成熟」要素が、

すべて入っています。

 

山羊座と水瓶座は、上に書いたとおり、

「適正感」の要素そのものです。

 

思いやり、

時には距離を離し、冷静に観察して思いやる、気遣う=天秤座

 

互いに影響力を与えあう。

変革していく。=蠍座

 

集団を構成する皆でぶつかり合う熱気、

それが、互いにいい刺激となる。=射手座

 

皆で共存し、個人の良心ベースの心、無意識が一体となり、

新たな何かを生み出す。=魚座

 

 

これまた、対向サインの個人要素を入れてバランス調整した後の、

「成熟」の世界ですね。

 

すごい・・・

12サインの世界ってすごいな・・・(語彙不足)

 

全く、12サインの叡智とは別の世界で作られたであろう、

集団の心理学っぽい話が、

12サインの叡智がてんこ盛り。

古代の叡智の深さを、思い知りました。