今日は、アスペルガー気質ネタ、いきましょうか。

 

私が、自分のことを「アスペルガー気質」と称しているのは、

ウェブにあるアスペルガー診断では引っかかってばかりなのですが、

実際に病院とかに行って診断してもらったわけではないことと、

「アスペルガーあるある」のいくつかが、現在の私にはないことで、

典型的なアスペルガーそのものではないかもしれないからです。

 

もちろん、「現在の私にはない」ことは、

以前の私には、あったことも、けっこうあります。

 

それはつまり、

病院とかに行って、治療とかを意識しなくても、

改善します・・・!成長します・・・!

(あくまで私の場合は)

というお話。

 

アスペルガー・自閉症の最大の特徴そして強みは

「好きなこと・得意なことにこだわりがあり、

とことんやれること」

なわけでして、

その「好き・得意」が何か、

そして、

「好き・得意」のスイッチを押すことで、何らかの改善行動をできるか、

これが一番大きな「改善」「成長」のタネになります。

 

 

ということで、今日は、

かつて私がダメ(苦手)だったけど、

改善したもの、今は当てはまらないアスペルガー気質と、

私が、どうやって改善したか

これを、どーんと紹介!!

 

どうやって改善したか、ですが、大きく分けて2つ。

タイプ1:一見関係ないことをしたら、勝手に改善した。

無意識プログラムが勝手に書き換わり、改善した。

 

タイプ2:「好き・得意」を活かし、そのこだわりスイッチを押す何かを取り入れ、

頑張って(エネルギーを使って)改善した。

 

 

まずは、タイプ1のものからいきましょう。

「信じられない話かもしれませんが」

「嘘だと思うかもしれませんが」

このような枕詞をつけて語りたいネタですね。

 

タイプ1でやったことは、この3つです。

・筋トレとかの運動生活という「体を動かす習慣」

 

・自分と向き合って、自分を観察し、

どんな自分も認める、

「自己対話と自愛」

 

・ワクワクした(心が反応した)ことを可能な限りやる

「ワクワク行動」

 

 

お気づきでしょうか。

どれも、自分、特に、自分の体に、愛を注ぐ行動であることに・・・

筋トレと愛、特に、体を使うという愛は、色々勝手に解決するのですね。

 

 

以上をやって、改善したものはこちら。

 

・決まった手順への強いこだわり、

急な変更に対応できない、

柔軟な対応、アドリブができない

 

→今や「アドリブの人」になりました(真逆や・・・・!)

 

 

・失敗をとても恐れて、行動できない

 

→失敗?何それ?ただやるだけでしょ?

 

筋トレで体を動かす基礎力を作り、

ワクワクを可能な限り行動に移し続け、

そりゃ、始めのうちは、不安だからバンジージャンプする、かのような気合を入れて行動に移すことも多かったのですが。

「ワクワク」の中には、その場での対応、急な対応行動もたくさんあったので、

数をこなすことで、

「自分は大丈夫だ、できる」という、自分への信頼が高まったことが大きかったです。

 

そりゃ、慣れないうちは、失敗したらどうしよう、とか、不安が多かったですけど、

代替案までしっかり準備して行動したこともありましたけど、

不安になったよりも、思ったよりも、

失敗せず、すんなりいったことが多かったり、

失敗っぽいことがあっても、気づきとかがあったから成功だと思えたり、

そういう経験の積み重ねで、改善されていきましたね。

 

 

・細かい部分にこだわりすぎ。

全体像を捉えるのが苦手

 

→今や、全体像を捉えて満足してしまうことも多く、

「全体像」にこだわりポイントが移って、

「細かい部分のチェック」が嫌いになることすら・・・

 

(もちろん、好きなことは、細かい部分までしっかり見ちゃいますけど)

 

これは、昔は本当に苦手だった気がするのですが、

いつのまにかできるようになっていて、

どうして、できるようになったのか、よくわかりません爆。

 

自己対話で、自分を外から眺めることで、

ズームアウトするような意識になったおかげだと思います。

 

「ズームアウト」するのですから、

全体像しか見えなくなるので、

そりゃ、全体像を捉えることができるよ、と。

逆に、全体像がちょうど見えるピントになってしまったので、

「細かい部分」は小さすぎて見えなくなって、

細かい部分のチェックが嫌いになった可能性が。。

 

 

ちなみに、この「全体像を捉える」ができるようになってから、

四柱推命・算命学、占星術といった、

全体像を捉える力や、優先順位を付ける力がないと、情報過多でパンクしそうな運命学というものに興味を持ち始めました。

 

自分にできそうだから、興味が湧くのだ、

それがよくわかりますね。

 

全体像を捉えることができなかったときは、「意味わからん」状態だったものな、、

 

 

続いて、タイプ2にいきましょう。

 

上に書いた、「全体像を捉える」に近い「要約力」、

そして、これに近い、

人の指示や話の本質を捉えようとする力、

相手の立場を慮る力、

これらは、

私の人一倍得意な「論理的思考力」と、他のスキルをリンクさせて、

頑張ってできるようにしたことです。

 

これらのことって、何かというと、

いわゆる「国語」問題の読解力でもあるんですよね。

 

で、私は、高2くらいまで、その、読解問題が苦手でした。

よりによって、東大は理系でも二次試験で国語があるので、

どうしたものか、と頭を抱えていました。

ところが、

当時、通えるところにあった、国語専門塾「鶏鳴学園」(今もあるのだろうか・・・)の教えを取り入れて、読解力が大きく上がりました。

 

どんな教えかというと、

文章は、細かな内容を読むなかれ。

内容を読もうとするから、読めない、意図をくめない。(アスペだからさ)

文章は、「形式」で読みなさい、

文章に使われている、接続詞、指示語、「てにおは」、

並列を意味する「も」、

要約を意味する「まとめの枕詞」

など、「骨組みの言葉」をマーキングして、

その言葉に乗っているフレーズどうしの関係を、紐解いていきなさい。

という「形式読み」です。

 

文章の論理構造から、作者の一番言いたいことがどこに書いてあるかを探しなさい、

他、問題の答えがどこにあるかを探しなさい。

そういう話ですね。

 

これは、当時の私にとっては、革命的な話でした。

小説文以外の、現代文+古典(古文漢文)は、みるみるうちに、得点源になりました。

 

細かな内容に気が向きがちな「アスペ気質プログラム」を、

文章の骨組み部分+全体の構成に気が向くものに変える、

それが「形式読み」でした。

 

この「形式読み」を身につけることで、

今の仕事でも、書類を「形式」で読むことができたおかげで、

かなりのスピードでこなすことができるようになりましたし、

私自身、論理展開という「形式」を意識することで、文章を書くのが楽に、速くなりましたし、

他の人が作った文章の論理展開の不自然さにも、すぐ気づけるようになりました(文章チェック力がかなり高くなりました)。

骨組みのプロットを作ってから、

「書きたいこと」のそれぞれのピース(予め、書き出しておく)をはめ込む、

このやり方で、文章を作っています。

 

でも、この「形式読み」だけでは、

小説文とかの、他の人の気持ちや考えという、

一見論理的でなさそうなものをくみとるのは、まだ苦手でした。

 

ところが・・・

潜在意識の仕組みを学び、

人の思考は、

「価値観A」があるから「思考B」が出てくる、

A→Bという

ロジカルなものになっているのだ

これが腑に落ちてからは、

「この人の価値観は?(この人は何を大切にしているのか?)」

という質問を投げ続けることで、

細かい部分までは当たらなくても、多少は、慮ることができるようになりました。

 

そして、「国語」の小説文読解でしたら、

私の場合、共通テストの選択式問題に正解すれば十分なのですが、

その程度なら、「思考や感情が、プラスかマイナスか」さえわかれば解けることが多いので、

正確に当てなくても、十分です。

 

潜在意識の仕組みが腑に落ちて、

思考や感情のポジティブ・ネガティブを

自己対話でたくさん眺める経験を積んだら、

小説文読解もできるようになっていて、驚きました。

(数年前まで、

毎年、共通テストの国語を遊びで解いてたのでね、、)

 

 

以上、

「論理的思考力」と「国語的読解テクニック」をリンクさせて、

多少は慮りができるようになったというお話でした。

 

でも、そのリンクができるようになった、

特に、潜在意識の仕組みの方は、

体を動かして、自己対話して、

自己信頼感が上がったから、という、

タイプ1の恩恵も、あるでしょう。

 

 

ということで、

体を動かし、

行動して、

自己信頼感が上がれば、

勝手に成長して、色々改善するかもね!

というお話でした。

 

アスペルガー、自閉症は、

脳の色々な領域で、特定の領域ばかり使って発達し、

他が未発達だから、色々と困りごとがある、

という話があります。

 

私の場合は、

左脳の「論理的思考」とか、

聴覚領域とか(音楽をかなり聴いていたので)、

そこらへんが、人よりも発達していたのかもしれませんが、

それ以外の領域は、いまいちだったのでしょう。

 

私は、運動領域が発達していなかったから、

筋トレとかの運動生活が定着したら、

運動領域が今までより発達した、

そのおかげで、

色々と改善していったし、

「発達する」→「自分にならできる」と、無意識が変わっていった、

という効果も、あるでしょう。

 

脳の発達といえば、

「反射の統合ワーク」は、脳の土台の脳幹を発達させることで、

脳の色々な領域を活性化させ、成長させるそうです。

 

私の運動生活は、

運動領域を直接活性化させたのですが、

反射の統合ワークを使って、

脳幹を成長させ、

そこから、脳の色々な領域を発達させていけば、

他の、アスペルガー気質の困りごとも、改善するかもしれませんね。

 

 

・伸びしろ(まだ改善してない、私のアスペルガー気質)

最後に、これを列挙して、終わりにします。

 

・行間が読めない、冗談が通じない

 

・その場の空気を読んで発言できない(いつも毒舌やし)

 

・言葉遣いが独特でマニアック。多くの人には伝わりにくい

(これは、個性で、このままでいいのかもしれませんが)

 

・アドバイスを聞けず、マイルール優先

 

・自分の価値観を優先し、周り(勤め先とか)の価値観に合わせられない

(だから今の職場を辞めるんです)

 

・チーム、集団行動が苦手

 

・身だしなみに無頓着(職場に・・・ジャージで行きたい・・・!)

 

・他人との距離感がバグっている

 

 

ここら辺、反射の統合ワークやらあれやこれやらで、どうなるか、楽しみです。

変わらないなら、それはそれで、個性です。