風の時代が始まった2020年ごろから、
何となくではありますが、
色々な面での、「人の二極化」が進むだろうという予感がありました。
特に思うのは、「知的格差」。
学歴とかの話ではなく、
「自分で考えて、判断する力」があるかないか、です。
ところが、最近、
今の職場の若手世代をみていて、
もう一つ、格差があることに気づきました。
それは、「行動格差」。
自分の考えや、
「やりたい!」「ワクワク」を行動に移すか否か、
という話ですが、
特に、大事なのは、
失敗を恐れずに、
失敗などのリスクを恐れずに、
行動できるかどうか
です。
失敗も含めた、リスクを取れない、
だから行動できない、
これが、「行動に移せない理由」あるあるでしょうか。
以前よりも、職場には、「失敗を嫌がる」若手が増えたな、と感じています。
私のいる職場が公務員であり、
公務員=安定職 だから、
そういう職場だから、
なおさら、「失敗を嫌がり、安定を好む」人たちが応募してくる、
逆に、失敗を恐れず、リスクを取れる人は、
起業とかの方向へ行ってしまう、
そういう、就職活動環境になった、ということなのかもしれません。
一方、失敗を恐れず、
自分の可能性に期待してチャレンジできる、
そういう、10~30歳の人たちも、以前より増えたと感じます。
これは、高校・大学野球や、大谷翔平さんとかを見てて感じました。
野球人生を見ていても、
高校時代はどんどんチャレンジしていたと思ったら、
プロに入ったら、そこがゴールだとばかりに安定志向になった、
それっぽい人も見て、「うーん・・・」と思ったこともありました。
とにかく、
失敗とかを恐れず、行動・チャレンジする人と、
そうでない人の差が、ますます大きくなってきたと感じます。
で、私の学生時代の感覚では、
「失敗を嫌がる」背景といえば、
・失敗したら親に怒られ、失敗するのが怖くなった
・親に甘やかされすぎ・親が過保護(子供が失敗しないよう、あれこれ手をまわしてしまう)で、失敗の経験がない
あたりなのですが。
ところが、最近の30歳前後世代までの「学生時代」を推しはかるに、
もう一つ、重大な背景があると想像できます。
それは、
・便利すぎる世の中になってしまい、
娯楽が溢れてしまい、
失敗などのリスクをとってチャレンジしなくても、
与えられたものを消費する・こなすだけで、満足してしまい、
チャレンジしなくなる。
チャレンジしない=失敗経験がない であり、
そのまま社会人になってしまったから、
未経験の「失敗」をとても恐れる・嫌がる。
これ・・・
これ、すごくまずくないですか・・・
「最近の若者は(恋愛、酒、車、結婚など)に関心がない」というのが、
コンテンツが溢れすぎて、それ見てるだけで時間潰れるから、だという説。
そして、そういう、関心のなさが、
失敗を恐れる精神となり、衰退へ向かってしまうという説。
風の時代に生き残れるかどうかが、
幼少期~学生時代の過ごし方で、ほぼ決まってしまう、といっても、過言ではないのですね。
サターンリターンとかの転換期に、自己変革でもしない限りは。
いくら、豊かな世の中になり、
与えられたものだけで楽に、満足して生活できるからといって、
そこに甘んじ、安定志向になるようでは、
それすなわち衰退です。
豊かな時代、
情報、モノ、娯楽が溢れる時代だからこそ、
「疑う目」
「たくさんある中で、自分にとっての一番は?」
「与えられたものに加えて、
自分で、さらに幸せ(楽しみ)を生み出すには、
どう使おうか?」
など、自分でどんどん考えて、工夫することが大切です。
これができないと、衰退ですね・・・。
衰退の最たる例は、
空き時間にずっとスマホ見てる人ではないか、と思います。
便利さの最たる象徴、それがスマホではないかと、私は思います。
スマホを「見てる」「軽くいじってる」というのがポイントです。
つまり、スマホでコンテンツを消費してるだけ、ということです。
最近の若手世代を、昼休みに観察していると、
そういう人が増えてきたと感じて、がっかりです。
(特に、仕事できそうな人が、そうだとなあ・・・(´;ω;`)
ただの歯車なんやろな・・・)
そんな、スマホいじりのコンテンツ消費を見ると、
つい、とんとん、と肩をたたいて、
そんな生活であなたは本当に満足ですか?
あなたの中には素晴らしい可能性がありますよ、
それに出会いたくありませんか?
とか、言いたくなりますが、
まあ、求められないなら、言わない笑。
私は、移動中にスマホをいじっているときは、
スキマ時間にこのブログを書くときくらいです。
これは、スマホいじってるけど、コンテンツ消費ではない、
いや、コンテンツ生産や!仕事みたいなものや!という、少数派です笑。
周りから遮断するために音楽聴いて、スマホを起動してるときもありますが、
そのときは「いじって」はいません。鞄にしまってます。
このように、
スマホで仕事っぽい活動をしたり、
何かを生み出したりしてるなら、全然ありだけれど、
コンテンツ消費をしているだけなら、
それは「スマホに使われている、衰退の人」です。
豊かさに使われるか、
豊かさを、自分で考えてうまく使うか、
その二極化である、といえるでしょう。
「考えて使う」は、知力と行動力が両方ないとできないので、
風の時代は、
行動力格差+知力格差 の
ミックスの二極化が進む
といえるでしょう。
2つの要素がミックスしてしまうからこそ、
格差が、どんどん大きくなっていくのかもしれません。