山羊座サビアンシンボルの世界、今日は、6~10度をみていきます。

6~10度は、そのサインの資質を体得していくような世界ですが、

山羊座の場合は「現実社会の組織の一員として生きる」というものですね。

私のようなソロプレイヤーにとっては、触れると少し心の抵抗を感じる世界です笑。

 

・山羊座6度 暗いアーチのある小道と底にひかれた10本の丸太
サビアンシンボルは、山にある、丸太が敷かれて、歩きやすく整えられた道のことです。

 

山は、自然のままでは、草木が生い茂っているだけの状態で、どこを進めば頂上に行けるかは、わからないでしょう。

でも、誰かが、皆で協力して、↑の写真のように、丸太をひいて道を整えるから、

山に登ることができるのです。


この度数は、そんな、整える側に回ろう、という世界です。

 

現実社会も、そんな山に似ています。

風の時代になってからは、ますます混沌感が強まっているような・・・。

時に、進む道がわからず、途方に暮れることもあるのではないでしょうか。

そんな人たちの助けになるよう、

大人たち(という、人生の先輩達)が、進む道を整え、示すのです。


社会のために、地域のために、その地域の次世代のために。
人は、社会の一員として存在するからこそ、

属する社会・地域のために役割を発揮し、発展・豊かさに貢献するのが使命だ、

というお話。
サビアンシンボルのように、「道を示す」でなくても、

何かの形で、社会の基盤に役に立っていれば、それで充分です。

自分個人の世界でいうならば、
先は見えないけれど、今できることを毎日やり、

足元という日々の生活を明るく照らして、こつこつ積み重ね、
自分という世界の土台を築いていく、
その積み重ねが、明るい未来への道となる、

そういう話ですかね。


サビアンシンボルに「10本の丸太」と、牡羊座~山羊座までの「10」のサインの要素をイメージするキーワードが出てきており、
これは、山羊座の世界が、今までのサインで培った資質を総動員する世界なのだ、ということを象徴していると思われます。
社会を皆で一緒に作る、
社会の一員としての自覚をもち、
道に丸太をひくように、社会の土台をしっかりと築き、社会基盤を作っていく。

(蟹座が、身近な共同体での自身の心の基盤作りなら、
山羊座は、成熟した大人たちが、協力して、次の世代も含めた社会を支えるための、社会基盤を作る世界。
支えられる側から、支える側へ。)

人が、幼い(若い)うちは、大人(周りの先輩)たちに助けられ、

自身が大人になったら、次は、次世代の子供(後輩)たちを助けて育てる側に回る。

これは、子育てでも、会社という組織でも、同じです。

子育てというと「家庭」のイメージかもしれませんが、

山羊座視点で見ると、子育ても、立派な社会活動、地域貢献なのです。

私が、今の組織を辞めることを決めた理由に、
「次世代」である若手が、私と合わない人ばかりになってきた、という、

将来の暗さ、若手と話したい・若手を育てたい意欲の大幅減衰がありました。
鋭い知性を持ち、自分で考えることができる人は減り、
成長意欲がなく、「安定して給料もらえるから」という理由だけで入ってきて、「ノルマをこなせばいい」という意識だけで、良心のかけらも感じない若手が増えた、と感じました。
私が担当させられた元部下がその典型例で、

てっきり、そんな人を採用してしまったのが、不運な事故で、他の人は大丈夫かと思いきや、

他の部署でも、「今年の新人はダメ」という話を聞くことが増えてきて、

今私がいる部署だけではないんだ、と感じました。

以前は、そんな、良心のかけらもない人の話なんて聞かなかったのに。

仕事ができずに伸び悩む人はどの代にも一人はいましたが、そういう人でも、良心とか社会人としての良識とかはしっかりあったのに。

そして、採用担当に聞いても、
受ける人のレベルが落ちてきているのに、採用人数は以前より増えていて、

今までなら落としていた人も、採らざるをえなくなっている、
ということで、ますます将来の若手に希望がもてなくなってしまいました。
そう、「ここの組織を支える、特に、次の世代を育てる」というモチベーションが低下したから、将来性を感じなくなったのです。

・・・と、山羊座要素を発揮するための「組織をよくする」「次の世代を育てる」というモチベーションがなくなったからこそ、辞めるのが自然だ、というお話です。
山羊座の序盤の3度や6度で引っかかってしまったら、そりゃ、その後の行動が続かないから、辞めるしかないですよね。苦笑



「次世代を支え育てる」ということに関しては、
今の私は、納税をしっかりやり、
そのお金を、社会の子育てシステムにうまく回してもらえれば、

という意識がありまして、
納税=社会貢献、納税=山羊座的活動だと思っています。

税金を払ってるだけで社会貢献です。(少なくても、不労所得でも、全然OKです)
なので、節税は頑張りません笑。


・山羊座7度 力のあるベールに隠れた予言者
6度で、「社会・地域の豊かさ・発展のために」「次世代のために」という意識をもつことで、
では、そのために何をしようか、と、

自身の直感を活用してアイデアを練る世界です。
ドデカテモリーの魚座を活用し、

過去・現在・未来の状況把握を直感で整理して、アイデアを出します。
「社会の一員であるからこそ、社会の発展のために活動せよ、それが使命だ」という、土星の導きに従うのです。

サビアンシンボルの予言者とは、「土星」なのですね。

 

山羊座的自己実現が、

土星の、制限ある現実社会の中で工夫してやっていくことであり、

冷えた、淡々としたムードで、時には苦労もあるけど、やっていくことである、

ということを、

この度数は、象徴していると思います。

・山羊座8度 しあわせそうに歌う家の中の鳥
土星の導きに従い、社会の一員として、社会の発展のために活動することで、
その社会に自分の居場所がある、という安心感と幸せが得られます。

木星が、土星の枠に収まることで、

土星の枠という社会の発展のために活動し、

木星の「幸せ」を得ている、ということに、何となく似ていますね。

私「家の中の鳥、だなんて、
組織勤めという枠の中で、自由はないけど、幸せと安心感を見出すような世界だな・・・

実際、組織勤めの方が、

フリーランスや会社経営をやるよりも、
福利厚生は手厚いし、厚生年金や雇用保険とかの支えもありますし、

経費の概念がいらない分、確定申告が楽か、そもそも確定申告が要らないこともあって、毎年楽ですし、
毎月の給与収入が安定しやすいということで、社会的信頼度も大きいです(ローンが組みやすい、家とかを借りやすい)
そして、税制の面でも、組織勤めの人で、家庭に養う子供(※配偶者控除は年々不利に)を持つ人が、最も優遇されている感があります。

これが、山羊座8度でいう「幸せと安心感」、「組織勤めによる自由の代償の幸せと安心感」の一つなのでしょう。

 

(それ以外に、「自分の居場所がある」という安心感もあるのでしょうが、

私自身、そんな安心感をまだ体感したことがないので爆、ここはよくわかりません。)

なので、

組織勤めの中で「天職」ができるとか、
組織勤めの中で、心から一番幸せを感じることができるとか、

そういうとらえ方ができることが、実は一番楽だし、安心感が最大なのだろう、と、私は思います。


また、この話は、「社会」を「家系一族」に置き換えても成り立つでしょう。
家系の一員として、家系の発展のために活動する、

例えば、子供を産み育て、家事を毎日懸命にやりつつ世継ぎを養うとか、

上の世代の世話をするとかで、

その家系の家族という空間に自分の居場所がある、という安心感となるのでしょう。


家で代々事業をやっている家だと、その要素が濃いのではないでしょうか。
概して、何かの集団に属してそこで貢献をする、ということは、

一人で活動するよりも不自由であり、
そんな不自由さを幸せと感じて満足することで、居場所を得る、という度数です。

そういえば、恋愛系の発信をしている人で、

「二人でいる、不自由という幸せ」とかいう言葉をつかっていた人がいました。
私には理解できないのですが、そういう世界を、山羊座8度というのかな?


・山羊座9度 ハープを運ぶ天使
色々なサインで出てくる、時間や自然のリズムと調和する世界の度数ですね。

(正直、初見の感想は、現実要素が強そうな、リアリストな山羊座でこれが出てくるのか、と、少し驚きました。)


山羊座の世界では、

8度で、現実社会の集団に属して安心感を得たときに、

日々の生活や心に余裕が生まれ、時間や自然のリズムと同調できるようになる、ということなのだそうです。
 

なるほど、

安心感を得た次に、時間や自然のリズムに乗る、

という流れは、他のサインでの話と似ていますね。


この山羊座9度の日は、年末年始の休みの時期です。
まさに、山羊座要素の「現実社会での仕事」が休みで、心に余裕が生まれやすい時期ですね。
家系のために活動している人にとっては、最も忙しい時期かもしれませんが・・・(帰省で、実家に一族が集まる時期ですから)。


・山羊座10度「手から餌をもらうアホウドリ」
自身の社会活動、つまり仕事の対価として収入などを得ることで、
現状に満足し、
今自分が属する社会、組織の仕組みに手懐けられ、

そのシステムに従順になります。
郷に入っては郷に従え、を体現する度数です。

属する社会、組織に従順になることで、

調和的な、心穏やかな日常を過ごすことができるようになります。

自分を出して、組織と合わないことがストレスになるよりも、

自分を多少抑えても、組織と合わせる方が、楽でしょうし、組織の居心地はいいでしょう。

(だから、多くの人は、自分を大切にせず、そちらに流れるのかもしれません。)

色々と不満はあっても、まあ、(年収高いから)いいか、ここでやっていくか

と思っているのがこの度数ですね。

かつての、元・天職部署で、組織の価値観をスルーして、自身の価値観に従って、日頃のソロプレイ本業とか、社内発信とかをやっていたときの私のことですね。

組織の価値観が自分と違う、というのが「不満」にあたります。


・・・そりゃ、資産が十分形成できたら、

「まあいいか」の理由だった高い年収がもういらなくなるから、

さっさとFIREしたくなるわけで。笑
 

組織に飼いならされ、そこが、自分にとって居心地のいい場所になることで、

社会、自分がいる組織に対し、オープンマインドになったり、感謝をしたりします。

「感謝」といえば、その大切さは、引き寄せ・スピリチュアル・自己啓発で耳タコレベルですが、

山羊座10度にいわせれば、

居心地がいいと感じられる環境にいないと、

感謝の気持ちなんて、湧いてきませんよ、

だから、感謝したくならなくても、それでいいですよ、

感謝したくなるほど、自分を満たし、

そして、自分を満たせる環境に身を置きましょう。

というお話ではないでしょうか。

また、

自分の生活を支えてくれる、自分が属する地域社会の仕組みに意識を向け、
社会のシステムに感謝する、

も、この度数です。

社会のシステムに感謝するは、大晦日でも、スーパーで食べ物が買えるのは、

そこで休まず働いてくれている人たちのおかげです、というお話。


この度数は、ちょうど大晦日でして、

大晦日は、一年の終わりに感謝をするのにちょうどいい日なのです。
年末年始に神社やお寺に行くのは、
元旦に行って一年の誓いをたてるのではなく、
大晦日に、一年間のお礼を伝えにいくのが本質である、という話があるくらいです。


近所のお寺や神社にお参りに行くことは、まさしく「自身が属する地域社会に感謝を伝える」ことになりますね。
 

 

以上、山羊座10度までのお話でした。

社会で働くということは、勤めでも、個人事業主でも、

少なくとも、お客さんという他の人との接点は、あるわけですから、

山羊座世界である「社会の一員として」という要素が、大切になります。

なので、

山羊座10度までの世界を、気持ちよく体験できる、

そういう社会環境に身を置いて、仕事や社会活動をやることが大切という話になりますね。

 

上にも書いてきましたが、私は、今の職場で、それができていたときは働いていましたし、それができなくなったと気づいたから、辞めることにしたのです。

それくらい、大切な要素なのです。