山羊座サビアンシンボルの世界、今日は、1~5度をみていきましょう。
のっけから、
「理想を掲げ、共有し、実現計画を立てる」と。
コーチングの基本理論や、
経営者が皆やっているであろう(やっていてほしい)行動要素、
個人単位でも、理想であろう、仕事の進め方、という、
いきなり、コアに近しい話がきた感がありますね。
さすが、「人間力」、現実社会で成功するための教科書なだけのことはあります。
では、順にみていきましょうか。
・山羊座1度 認識を求めるインディアンの酋長
現在社会にある「世の中の仕組み」に意識を向け、認識します。
自分が社会の一員であり、社会の仕組みがあるおかげで生きていけているのだ、ということを理解するのです。
そして、その上で、自分が属する組織の中で、理想を掲げて、皆と共有します。
いわゆる「経営者はビジョン、ミッションを語れ」という世界ですね。
(他の人に、ではなく、自分の中の様々なパートに、統合してやっていこう!と意識付けをする、というのもあり)
・・・のっけから、経営マネジメント論のコアっぽい部分が出てくるのは、
さすが、そのサインの純粋な性質が出る1度、ですかね。
サビアンシンボルの「認識を求める」というのは、周りに、世の中のことの認識を促している、ということです。
・山羊座2度 3つのステンドグラスの窓、一つは爆撃で損傷している
これまた、純粋な山羊座の性質が出る度数でして、
地のエレメントの現実性が色濃く表れています。
理想の世界に居続けず、
しっかりと、今の現実、現状を把握して受け入れるのです。
経営者は、自身の理想というビジョン、ミッションを語ることだけではなく、
平社員と積極的にコミュニケーションをとり、現状の把握に努めることが大切です。
平社員は、現場で実際に仕事をしているがゆえに、
経営者である自身よりも、
現場や、組織が提供するサービスと現実社会との接点を良く知っているからです。
餅は餅屋、現実要素担当は現場の人、です。
現状、には、現実社会の現状、に加えて、組織内の現状、という要素もあります。
現状の組織の状況をしっかりと認識するために、しっかりと社員全員とコミュニケーションをとることも、この度数の世界です。
正直、これができるくらいの規模の中小企業は、健全そうでいいなあ、と思います・・・。
私が今いるような、大企業レベルの規模では、現実的に厳しいですね。
でも、可能な限りコミュニケーションをとろうとすることは大事だと思います。
これが出来ず、組織内でコミュニケーション不足になってしまうと、
経営層と現場社員層が、互いを理解できず、
特に経営層側の一方的な思い込みで現場事情を決めつける、とか、
経営層側の意見、命令を現場に押し付けて終わり、とか、
そんな状態になりかねません。まさに今私がいる職場のことやな
正直、そんな状態になってしまった職場、組織に、将来性はないでしょう。
信頼関係がないのですから。
このサビアンシンボルには「3」つの窓という、3つの要素が出てきます。
山羊座の1~5度の世界からみて、この3つの要素は、
・現状
・理想
・現状と理想のギャップ
の3つ、と解釈するのがいいですかね。
あるいは、
・天秤座の対人力
・蠍座のやり抜く力
・射手座の高い精神性、理想の世界、
といった、山羊座の冬の季節に備えて、秋に準備した3つの要素、という解釈もできるでしょうかね。
どちらも、損傷しているのは、「理想」の部分です。
理想だけを見るなかれ、と、この度数は言っているのです。
・山羊座3度 成長と理解に対して受容的な人間の魂
2度で、しっかりと「理想だけ見るな」という戒め?を受け、
現実にも意識を向けて、しっかりと観察します。
すると、理想と現実のギャップを認識することができます。
ここまできて、「現状、現実を認識した」といえるでしょう。
自分の理想が、現実的には難しい、ということが、ほとんどです。
そんな、現実社会の厳しさを「事実」として受け入れ、
では、どうやって、その、厳しい現実社会の中でやり抜き、成果を出していこうか、と考えるのです。
当たり前ですが、経営は、厳しい社会の中で、業績を上げ続けないと、成り立ちません。
理想だけでは成果を出すことなど、できません。
だから、現実を受け入れ、その中で成果を出す方法を考え、やりがいを見出すのです。
まだ3度なのに、かなり前向きなリフレーム(厳しい現実を前向きにとらえ直すこと)が要求されていますね苦笑。
さすが、逆境を力に変える、不屈の蠍座の力や、
物事の捉え方を工夫する、乙女座あたりの知性が鍛えられたものだけが、
山羊座の世界に行けるのだ、と、暗に言われているかのようです。
私は、去年の10月に、
自身の希望が通らず、一番やりたい仕事がある部署に戻れなった、という、「理想よりも厳しい現実」を、組織から突きつけられました。
現実に組織が私に求める仕事と、私が組織でやりたい仕事が違うという、
理想と現実のギャップがあったのです。
行先の部署で任されたのは、
難しい分野の仕事であり、
仕事力が高い人しかできないから、担当者不足になっている、
それゆえ、それができそうな人にやらせたい、という仕事でした。
組織経営、組織全体の成果を上げることを考えると、当然の配置だとは思いますし、
組織とはそういうものだとも思いました。
ですが、
私に、「現実」としてつきつけられたのは、
自身との相性がさほどでもなく、やっていて楽しさを感じる分野ではない、
苦痛だと感じることすらある分野、
そんな分野の仕事をやるべし、という義務(命令)でした。
一部、やってて楽しいものもありますが、
それだけやらせてもらえるわけではなく、苦痛な案件も来ます。
そして、そんな現実を、まずは受け入れてやってみたのですが。
結果は、半年もたたないうちに、
「自分が一番やりたい仕事ができていない」などのストレスと不満が噴出し、
同時に、
「こんなベストでない仕事は、もってあと一年。数年すらやる気が起きない」となり、
他、組織の職場環境と、私の、色々なずれにもたくさん気づいてしまい、
現実社会、組織の求めの中でやっていこうという気力がなくなったので、
辞めることにしたのでした。
山羊座3度のことをやろうとしたけれど、
ストレスが溜まって限界で、「ここの職場で働くという現実」に適応できず、
現実を受け入れてやってやろう、という前向きな気持ちになるどころか、
現実への不満がなくならず、ギブアップした、
というお話でした。
実は、私のリリス(Mean)の度数がここなので、
私の深層的な欲に直結する要素だったからこそ、
辞めようと最初に決めた、大きな引き金になったのでしょう。
(異動命令もらった時点で、まず「50歳になる前に、いつかは辞める」になってましたからね。
その「いつか」が、早まっただけです。)
・山羊座4度 大きなカヌーへ乗り込む一団
・山羊座5度 カヌーを漕ぎ戦争の踊りを踊っているインディアン
集団でカヌーに乗り込み、
次に、カヌーに乗っていざ戦わん、というインディアンが出てきます。
(※4度の「一団」が、インディアンだ、とまではいってませんが)
こんなふうに、4度→5度と、
キーワードに、ストーリー的な繋がりを感じるので、
ここは、まとめてみていきましょうか。
4度では、確実な成果を、皆で協調してあげるために、慎重に準備します。
リスクなどを入念に検討し、チェックするのです。
そこは、さすが、現状把握と、現実的に起こりうることの予測力に長けた乙女座の経験とかがあるから、でしょうか。
この度数では、ドデカテモリーの水瓶座の、広い視野・俯瞰力をも活用して、
適切に目標設定をします。
山羊座の地の現実要素だけでは設定するのがなかなか難しい、
大きな理想や、対象・関わる世界が広めの目標を設定することも、できるようになります。
そして、ここからが、現実要素の山羊座、というところですが、
長期的な目標だけを立てておしまい、ではありません。
月単位とかの、短期的・中期的な目標もしっかり立て、
モチベーションを上げつつ、
今から何をするか、それが終わったら次は何をするか、とか、
この時期になったら何をするか、とか、
長期的な目標を達成する過程で通るであろう、通過地点についても、計画を立てるのです。
これによって、最も効率的かつ現実的な、ベストな案を決めるのです。
続く5度では、4度で、目標と行動計画を立てたので、
あとは、「よし、みんなでやるぞ!」と、その計画を行動に移して実践していきます。
仕事開始!戦闘開始!というムードですね。
NLPコーチングでは、
長期的な目標(ゴール)、
そのゴールを達成した後の少し先の別のゴール、
長期的な目標に至る前に実現する、短期・中期的な目標、
各目標達成までに何をするか、
これらの答えをクライアントから引き出しつつ、
そして、最後に、
「まず、今から最初に何をするか」を、クライアントに決めてもらい、
「では、それをいつからやりましょうか」と、クライアントと約束をして、終わります。
約束をするまでが山羊座4度で、
約束したから、よし、やるぞ!というのが、
ちょうど、山羊座5度の世界にあたります。
・山羊座4度~5度の実践例
上に書いた山羊座4の話のいい例が、
NLPの目標実現ワークである「チェーンプロセス」です。
大きな目標に加え、短期・中期、そして、目標達成後の世界をもイメージする。
イメージすることで、現実的に何をするかを考える。
というワークです。
私の「2025年3月末までに、魂のライフスタイルの次のステージへ」という目標でも、このチェーンプロセスを活用しています。
いきなり、次にやる活動のネタを探しに行こう、と、直接答えを探そうとはしませんでした。
※短絡的に、すぐに答えを求めようとすると、
そうなってしまいかねませんでした。
そうならないほど、自分の未来を信頼することができる状態になっていて、
本当によかったです。
いきなり、大きな目標を直接実現しようとすると、
その大きさに、「まず何からするか」が思い浮かびにくく、行動しにくいでしょう。
だから、
「大きな目標」である、「次のステージの活動を決める」が、
2025年3月末に達成できていたならば、
その前に、どんな状態になっているだろうか?
何か別の、関係あることを達成してたりするだろうか?
と、自分に問いかけて、短期・中期目標を設定しました。
まずは、魂の道に乗るよう、
・徹底的に、合わない要素を手放し、愛で埋め、
自身を徹底的に愛で満たされた存在とする
これを、短期~中期の目標としました。
なぜなら、魂の存在というのは、愛ベースだからです。
その状態にならずして、魂の道にはいけないと思ったので、
こんな目標になりました。
具体的な行動としては、足ぷろをほぼ毎日続け(体に触れるワークは週5~6)、
6月~8月末まで、「才能を開く(略)根っこ研修」で反射の統合ワークに本格的に取り組み、愛着障害を克服する、と決めました。
また、魂にふさわしい人間関係の縁に合うよう、自身の無意識プログラムを変革することも、決めました。
ここは、私の中の、「自愛・ボディケア」パートや、「ライフコーチ」パートの出番ですね。
そして、その裏で、
少なくとも、「次のステージ」では投資家生活を送るという、確信に近い予感があることから、
「ファイナンシャルプランナー3~2級」「簿記3級」の資格取得を目標に、
あったらいいし、私自身が学びたい知識を、学ぶ、という、目標とアクションも設定しました。
一気に全ての資格をとることは現実的ではありませんから、
ここで、「どんなプロセス(順番)で勉強し、資格を取るか」という、短期~中期目標とその行動計画を立てる意義が、大いにあります。
6月にはファイナンシャルプランナー3級取得(5月末に試験)、
秋には2級、合間に簿記3級取得が目標です。
そして、上に書いた、愛ベースの目標や計画と合わせると、
愛着障害の克服途中であり、内向的要素が最も強いであろう今が、
勉強に集中するベストタイミングだと、簡単に予想がつきました。
「愛ベース」に関しては、すぐには結果が出にくい下積みの時期であることが予想され、
そんな時期に、暇な時間をつくると不安になりそう、という自分を知っているからこそ、
そうならぬよう、勉強に打ち込んで、
心に潤い(勉強して頭を使う楽しさと喜び)を与え続け、
自分を満たして落ち着かせておくのです。
これも「愛で自分を満たす」行動の一つにもなりますね。
ここは、「知的好奇心お化け・勉強好き」「毎日頭をくたくたになるまで動かしたい」という自分のパートの出番です。
また、少なくとも週1で、
月の動き(新月・上弦・満月・下弦)に合わせて運気をチェックし、
自身の活動を内省しつつ、
これからの2週間単位での目標や行動プランを決めるという、
「命学コーチ」パート、「ライフコーチ」パートも活躍する、
という計画も立てています。
ブログには書いていないが、日々お金の動きと向き合い、
チャンスがあれば投資をしていく「投資家」パートも、随所で活躍します。
「投資家」パートも、ファイナンシャルプランナーや簿記の勉強に加わっている、ともいえますね。
投資や確定申告の経験と合わせて教科書を見てると、
実体験があるがゆえに、学びの吸収力が段違いです。
9月からは、自身の体の状態に合わせて、日々ワクワクを行動に移し続けるよう、人との接点を増やす、
日々、来る縁は拒まず、積極的に乗って行き、
現実の出来事と自身のずれがあったら、随時、無意識プログラムを調整していくことを積み重ねる、
としています。
といっても、愛着障害を克服した自分がどうなっているか、
目標を立てた時点では、想像がつかなかったので、
ここは、いざその時になったら、その時の状況を見て柔軟に変えてもいいかな、
と思っています。
・・・と、しっかり段階を踏み、短期・中期の目標を入れ、
その時々の自身に合わせた行動計画を、色々と検討して立てたからこそ、
「2025年3月末まで」の大きな目標が、「実行できそう」「実現しそう」
という気がしますし、
今、すぐには結果が出なくても、日々、地道に行動を続けることができています。
今の私の生活は、
山羊座5度の精神っぽく「毎日丁寧にやろう!」という、意欲に溢れている、と。
実際、その意欲で、生命力を取り戻した感がありますからね・・・。
・・・ということで、
理想を掲げて実現するために、の、いきなりコアっぽい話が存分に詰まった、
山羊座5度までの世界をみてきました。
今回は、ここまでです。
次回の6度からは、そのコアの力をいかして、実際に、
現実社会や、自身が属する組織の中で適応して、行動していく世界になります。