今日も、乙女座のお話。

10度までで、

・役割を認め、それを果たそうとする意識と責任感

・現状を把握し、

その裏側、少し先の未来をも判断する「分析力」

を身に着けた乙女座ですが。

 

その力を、11~15度で、実践していきます。

「実践」という言葉どおり、

今までは、分析判断までだったのが、

乙女座らしい「実行力」が、ここで加わります。

 

・立てた計画、決まった手順を、そのとおりに完璧に実行する(11度)

今まで、自身の優れた知性でもって、

分析し、計画を立てました。

 

そんな、優れた知性でもって立てた計画だからこそ、

時には、そのときの状況に対応しつつも、

立てた計画を、そのとおりに、完璧に遂行しようとする、

それが、「役割を果たす責任」である、

そう、乙女座は考えます。

 

 

もちろん、ここで遂行する計画は、自分で考えて作った計画でもいいですが、

料理のレシピ、

電子機器やアプリの操作マニュアル

のような、「決まった手順どおりにやることが大切なもの」の、

レシピ、プロトコル、マニュアルも含まれます。


しっかりマニュアル通りにやる方が、いいものができる(料理)し、
ツールの便利さを享受しやすい(電子機器、アプリ)

 

こういった、安心や信頼があるからこそ、

その手順どおりにこなそうとするのです。

 

もちろん、乙女座の、現状を把握する分析力は、

手順や計画に沿って実行している間にも、発揮されます。

それは、「想定した結果とずれていないか?想定外の状況はないか?」と、

手順ごとに、状況を点検する力ですね。

 

必要なら、状況に応じて、柔軟に立ち回るのです。(さすが柔軟サイン)

 

 

・現実要素を作る仕組み、法則に関心を持ち、

そのものさしで現実要素を分析する(12度)

これまた、私にはすぐには理解できない流れなのですが、

11度で、プロセスを完璧にこなせるようになったら、
現実世界のさまざまなものに関心を持つようになり、

その裏にある仕組みや法則を理解しようとするようです。

マニュアル、手順どおりにやってはみたけど、

どうしてうまくいったのか知りたいな、と、考えたくなる、ということですかね??

 

もしそうならば、

乙女座の知性は、

思考停止で与えられた手順をこなすだけでなく、

その背景にも関心を持ち、思考をやめない、という、素晴らしいものでして、

学んだこと(与えられた手順とか)について、「どうしてこうなったか」を考え、

本質を探ろうとするものであることがうかがえます。

 

 

現実世界の現象、出来事を、

法則、原則、数式に当てはめる(あるいは、その規則を作る、見出す)ことで、

筋道を立てて理解しようとするのです。

学校教育の、特に数学(算数)や理科で、自然法則とかを学び、

社会で、世の中の仕組み(法律とか)を学び、

国語で、文章構造を学ぶのは、

まさに、この乙女座12度の要素を使って、

現実の、日常の色々なことを、

自分なりに認識し、理解するためのフィルターとなる

法則、原則を得るためである!

という意義があるのです。



この思考は、乙女座流「WHY思考」とも言えるでしょう。

知性の双子座、智恵を探究する射手座でも、WHY思考の世界が出てきます。

知性を鍛える要素の一つが、

WHY思考(なぜ、どうして、そうなる?)で質問を続けることで、

考え続け、本質を探り続けることである、

というのが、よくわかりますね。


法則といっても、教養の学問に限った話ではなく、
引き寄せの法則や潜在意識学を学び、
その視点で、人の心の動きを捉えるとか、
出来事と運気の流れを照らし合わせるとか、

・・・という、私がこのブログを書くにあたって日々やっていることも、

まさに、この度数の世界なのです。

 

 

・乙女座のカリスマ「管理力」(13度)
11度で、物事を、手順通りに細かいところまで完璧に仕上げ、
12度で、現実世界の現象の仕組み・法則を把握し、利用できるようになったら、
ものすごい「管理力」を発揮できるようになります。
これが、乙女座のカリスマ性です。



それは、サビアンシンボル通り「政治運動を制圧する」ことができるほどの強い力です。

反対意見を、知性での説得をもって、沈静化する、というお話。


これは、今まで培った要素の統合の成果です。
12度で得た法則を利用し(特に、コミュニケーションや無意識、心理の法則)、
10度までで得た、分析力に優れた、すっきり整理された頭で、言葉を紡げば、

「筋道立てて整理された言葉」を発することになり、

伝わりやすく、納得されやすくなる。

 

いわゆる「説明がわかりやすい人」というのは、

話の展開(特に、論理展開)の飛躍がない人です。

「なぜそうなるか」「どういう意図でこの結論を出したか」を含めて、伝えることで、裏、背景から共有できれば、聞く側も理解しやすくなります。

頭を整理できる、ということは、

自身の無意識プログラムにある論理展開も、

飛躍なく、整理した、すっきりした形で言語化して認識できる

ということですので、

自ずと、わかりやすい説明に繋がります。



また、一般論クラスの法則を引用すれば、

「一般論」であるだけに、正しさという説得力が増し、支持されやすくなります。

さらに、

乙女座1〜5度で、自身が、属するコミュニティの価値基準に従っているからこそ、

そんな価値基準を共有できている、そこにいる人たちに届きやすい言葉を選べる、というのも、伝わりやすさに大きく寄与しているでしょう。



管理力、というのは、

力で押さえつけることではなく、

知性を駆使して、言葉を選び、自分の言うことを聞いてもらう、

話をして相手に考えてもらい、納得してもらうことで、

相手を説得する

相手の意志で、自分の意見などに従ったり、同意したりすることをもたらす、

そういう力のことです。


もちろん、「相手」というのは、自分以外の人、というだけでなく、

自分の中にいる、別のキャラクター、でもいいです。

例えば、仕事の後に運動をする、と決めるだけでは、

仕事の後に、運動以外のことをやってしまうと、運動する気がなくなって、なかなか運動できない、

そういう場合に、

「運動以外のことをやってしまうと、運動できない」という、自分の中のキャラクターに、

 

「仕事が終わったら、「ジムに行く荷造り」だけに意識を向けるようにしよう、

そうすれば、あとは、ジムに向かうだけだよね?」

のように提案をして、

 

そのキャラクターが「そうか、それなら運動できそう!」と、納得すれば、

 

ジムに行くときの荷物を、仕事の作業場の近くに置くことで、

ジムに行って運動ができるようになります。

 


あるいは、自分が、運動が仕事後のご褒美だ、という価値観を持っている、

それに気づけば、

 

仕事が終わったすぐ後に運動をすると、気持ちいいし、

最高のご褒美だよね

それなのに、そんなご褒美を後回しにして、他のことやっていいの?」

と、価値観にアプローチした言葉を選んで、納得させることもできます。

 

こんなふうに、自分を説得すれば、自分を管理することもできるのです。

私の自己対話、特に、新しい習慣を入れたり、やめたい習慣をやめたりするときは、

こんな会話ばっかりです笑。

 

 

・膨大な情報を、分析し、分類(仕分け)して整理する(14度)

サビアンシンボルは「家系図」。

これはまさに、「膨大な情報」のいい例ですね。

いったい何人の人が関わってきたのだ・・・というくらい、

たくさんの人の情報が詰まっています。

 

 

乙女座が今まで培ってきた、分析力、判断力、

価値基準に沿って、物事や情報の優先順位をつける整理力、

法則という観点から「なぜ」と、物事の本質を見抜く力、

これらを総動員すれば、

膨大な情報量が相手でも、

それらを、しっかりと、基準をもって分類、仕分けして、

整理整頓し、わかりやすくすることができます。

 

ファイルアイコンが雑多に散らかったデスクトップを、

各アイコンの共通点、自分がどんなときにそれを使うか、などの観点で、フォルダに仕分けして、アクセスしやすくするとか。

 

あるいは、家の片づけも、立派な乙女座ですね。

「どこに何があるか」

「何かを探したくなったとき、どこを探せばよいか」

それが一目瞭然になるよう、整理整頓して、片付ける。

 

片付けの本質は、

持っているモノをすべて把握し

どれも、必要になったらすぐ取り出せるようにする

ことでして、これぞまさに、カリスマ度数の「管理」の実践です。

 

これからの時代、物もそうですが、

情報、データの片づけも重要になってくるので、

ますます、乙女座の、分析し、整理整頓し、管理する力の発揮どころですね。

 

 

・清潔さ、クリーンさを手に入れる(15度)

14度での片付け力、情報を整理する力を発揮すると、

頭がクリーンになりますし、

空間もクリーンになりますし、

これぞ「清潔さ」ですね。

 

「清潔」という言葉は、「きれい」という意味ですが、

この「清潔」というのは、

等身大、自然体の自分を素直に認め、

そんな自分を潔く表に出し、

現実社会で無理なく力を発揮する

 

ということも意味する、と私は思います。

そして、これが、いわゆる「清く生きる」「潔く生きる」ということではないかな、と。

まさに「清潔」。

 

乙女座は、今まで書いてきたように、現状を把握する力が得意です。

それはつまり、

ありのままの今の自分、という「現状」をも、

客観的に把握できる、

そういうことです。

 

その前の獅子座や、双子座の序盤あたりですと、

時に、自分を魅せるために、大げさに話を盛ったり、なーんてことも、ありましたが。

乙女座は、現実主義ですから、

自分自身をも、現在の自分そのままで認め、

そんなそのままの自分で、正直に勝負します。

 

今の自分と向き合わない、

今の自分を見ようとせず、

理想の自分=今の自分 と思い込んでいる、

こういう人たちは、

乙女座の世界には、入ることはできません。

乙女座よりも前のどこかで、

既に、足切りされていてもおかしくありません。

(たしか、牡牛座4度までの、今の自分の肉体や資質の把握、あたりかな)

 

デキる人、

しっかり結果を出し続ける人は、

自分に対して清廉潔白であり、

実力を(弱さも含め)素直に出しているから

結果がついてくるのだ。

そんなことを、乙女座15度は、教えてくれますね。

 

 

私は、

自分を整える、自己統合するなら、

まずは、衣食住を整え、部屋を片付け、

体を健康にするところから

という考えですが、

 

このうち、衣食住を整えると部屋を片付けるのが、牡牛座で、

体を健康にするのが、牡羊座+牡牛座+乙女座(健康管理)、

というイメージだったのですが。

 

片付けは牡牛座(不快なものを手放す)と乙女座(整頓)、

掃除は乙女座。(まさに乙女座15度)

 

片付けと掃除を両方やってこそ、

自分に清廉潔白に生きられる。

 

自分に正直で、デキる人は、

皆、片付けも掃除もやっており、家がきれいである。

 

より正確には、こういう話なのかもしれませんね。