おもしろいお題があったので、書いてみましょう。
私が本格的に「健康を意識し始めた」のは、
ジムに通い始めた2012年2月から、つまり、29歳になってすぐ、でした。
ギリギリ、30手前・・・!
当時は、仕事が、たぶん、今までの仕事人生で最もハードであり、
子宮内膜症になってしまって、治療を開始したのがその1年前、
加えて、認知症の親の介護も、同じ時期に始まりまして。
その、1年前の時点では、
栄養面は「ビタミン、ミネラルを程よくとろう」ぐらいの意識しかなかったですし、
運動は、ライブに行く以外、全くしていませんでした。
この時点では、自身の子宮内膜症のことや、
認知症で脳が衰え行くきつさを親を見て感じていた程度で、
せいぜい「ボケるのだけは嫌だ」というくらい。
ところが、2011~2012年の冬に、
自律神経がどんどんおかしくなった感があって、寒さに弱くなってしまい・・・
ライブ遠征しようとチケットは取ったものの、寒すぎていく気がなくなり、行かなかった、ということもやらかし。
さらには、土日の休みのうち、一日は、具合が悪くて横になっており、
寒いから布団から出られない。
そんな日が続いたあるとき、郵便受けに、近所のジムの「新規入会キャンペーン」のチラシが入っていました。
今までも何度か見たようなチラシで、それまでは、目もくれずに捨てていたのですが、2012年2月のある日は、違いました。
このままだと
好きなゲームを楽しむことすらできず、死んでしまう・・・!
それでいいのか・・・!
運動するんだ・・・!運動して元気になるんだ・・・ッ!
と、何か、体が猛烈に反応しまして、
その週末に、さっそく、ジムの見学に行ったものです。
これが、健康を意識し始めたときですね。
当時は、運動が大嫌い(体育の授業が嫌い、から始まり。)で、
体育の時間以外、ライブは運動です!という以外は、全く運動していませんでした。
だから、近所にジムできたのは知っていましたが、「ふーん」(無関心)という状態でした。
でも、なぜか、「運動しないと死ぬ、好きなゲームが楽しめなくなる」という、ものすごい衝動が湧いてきたものだったので、
運動に対する苦手意識を軽々と越えて、生きる覚悟を決めて、ジムの門をたたいたような感じだったのかな、と、今振り返ると、思います。
それからは、栄養についても、自分で勉強するようになり、
筋トレを続けながら、タンパク質の摂取量を特に大事にして食事を選ぶとか、
脂質を、オメガ3とオメガ6のバランスを意識して摂るとか(オメガ3を意識して摂るくらいで十分です)、
やがては、薬膳の勉強もしたくなってやり、冷え性を治すために、温かい食材を選ぶようになったとか、
とにかく、健康おたくの道まっしぐらになりました。
上に書いたように、ジムに通い始めたのが、「30歳目前、運動をほとんどやっていないド底辺」だったので、
それは、例えるなら、
偏差値20で勉強大嫌いだった人が、
教わって改めて勉強に取り組むような話でして、
「底辺から伸びやすい」マジックで、日々成長するしかなかった
だからこそ、得るものが大きすぎて、今まで続いている
という状態に、今では、なっています。
そして、今振り返ると、こう思います。
・健康は、最大のリソースであり、節約術でもある。
病気にかかったときのコストを大きく減らせるのだから、
健康を意識して食生活と運動を日々整え、習慣化するだけで、
そのコストを差し引いても、かなりお得。
・健康を意識して食生活と運動を整え、そこに時間とお金を注ぐと、
美味しい食事や運動でストレス解消できるし、
他の娯楽をやらなくても満足するので、
「ストレス解消の出費」「娯楽費」が、減る。
それでも、生きていることの満足感は、以前よりずっと高い。
・健康を意識して生活すると、
自分の体を大事にすることになるので、
体と心のバランスをとるために、
自分の心、自分という存在をも大切にするようになる!
どれもこれもパワフルなのですが、
最後のが一番強烈でした。
ジム行って、筋トレやストレッチを続けて、猫背が治った私でしたが、
猫背が治ったら、
自己否定してばかり、親に合わせてばかりだった、それまでの自分と、体の姿勢とが、合わなくなったのでしょう。
親に合わせるのは当たり前でないし、その親は毒親かもしれず、合わせちゃいけないやつだ、そんなのよりも、もっと自分を大事にしなさい
という情報(本とか)が、入ってくる流れになりまして、
そして、無意識活用とか、無意識の書き換えとかの情報も入ってきて、
自分のマインドも大きく変わるまでに至りました。
運動が習慣づいたからこそ、
体を動かすことが自然になったので、
「軽くいろんなことをやってみる」というフットワークが軽くなった感もあります。
また、
体が柔らかくなるにつれ、発想や、物事の捉え方も柔軟になり、
以前ありがちだった「自分の考えは絶対に正しい」とかの決めつけも減りました。
先に、フットワークが軽くなり、柔軟な発想になったからこそ、
後から入ってきた、毒親話とか、無意識の書き換えワークとかの、
今までの自分を覆すような情報に対しても、素直に受け入れ、取り入れてみよう、と行動できたのだと思います。
私はこのブログで何度か、
自分を変えたいなら、
まずは、運動と食事管理をやって、健康を意識した生活をするところから、
まずは体から、だ、
という話を書いていますが、
これは、私自身の変化が、まさに「まずは体から」だったからです。
心と体はつながっており、
健康な体、いい姿勢だからこそ、自然と前向きになれる、
そんな、よくある話を、私自身、実体験しましたね。
というわけで、
健康を意識し始め、
体を運動で使いつつ、栄養を意識した食事と十分な休息(睡眠とか)、
これを生活の基盤とし続ければ、(一生続けることが、とっても大事!)
何歳からでも遅くありません、
本来の、自然体の自分になれますよ、
自分に還れますよ、
と、私は、声を大にして言いたいですね。
私自身、最近では「体を可愛がって運動する」という意識もプラスしており、
どんどん、脱皮(解脱?)して、素の魂に近づいて行っている感覚があります。
健康を意識した生活は、一生モノのライフスタイルだな、と。
かれこれ、コロナが来ようと中断することはなく、
健康を意識した生活、ジム通いは、13年目に突入しましたが、
命ある限り、ジムに限らず、運動生活をやりつつ健康を意識し続ける生活が、続いていくんだろうな、という気がしています。