今日のお題は、セレンディピティ系のネタです。

セレンディピティ=一見、無関係と思われることが繋がること。

私的には、これぞ、生きる醍醐味!というくらい好きなネタですので、

ネタが湧いたらすぐにこうやってブログにします笑。

 

 

「仕事のスキルアップをするために、何を学ぶか」

というお題を投げかけられたら、

皆さんは、何と答えますか?

 

おそらく、多くの人が、「仕事に直接関係ありそうなこと」を答えにするのではないでしょうか。

 

ですが、私の場合は、

そんなの知らん!

そのときワクワクするものを勉強する、ただそれだけ!

なのです。

 

実際、コロナ禍で、自宅活動時間が増えた時に、

仕事に関係あるあれやこれを勉強した人は、それなりにいたようですが、

異口同音に、「語学」「法律」と・・・。

おいおい、それは、仕事に直接関係しそうなやつだけど、

ありきたりでつまらんな~

と、内心思っていました。

 

私がコロナ禍のときに何を学んだかというと、

当時からこのブログを読んでくださっている方はご存じでしょうが、

NLP(脳科学)と、この記事のタイトルの、運命学(算命学、占星術)です。

NLPは、コーチングとか、部下の指導に使えそうなネタも多く、実際、NLPのクラスには、管理職やってるとか、会社や個人事業でコーチをやっているとか、そういう人が多かったです。これまた、「仕事に直接関係しそうなやつ」ですね。

とはいえ、私は、そんなことより、おもしろそうだから、というのが第一にありましたね。

実際に学んでみて、これ、セルフコーチングもそうだけど、指導にも使えるなー、と思った程度です。仕事に使うのは、主に、NLP実践ゲームで遊ぶためです。

でも、運命学は、一見、仕事とは関係ないですね。

自分の仕事の身の振り方を考えるには使えますが。

ちなみに、本人の同意があれば、部下の命式を見て、それに合わせた指導をする、と使うこともできます(使ってたときも、少しありました)。

あと、管理職になって、部署の人たちの生年月日情報が手に入れば、こっそり鑑定して、適材適所の仕事の振り方※ができそうですが、禁断に近い領域かも!?

※例えば、天将星持ちや、年運が天将星になる人をピックアップして、

きつい仕事を任せるとか(これはひどい)

 

 

そんな運命学ですが、

内容が直接仕事に結びついた、という話ではなく、

学び、実践していく中で、得たものが、仕事に役に立ったことがあります。

これぞ、セレンディピティ!ワクワクの力!

まさか、こんな風につながるとは!!

といったところです。

 

それを、気づいた範囲で、挙げてみます。

 

・抽象的な言葉を具体化する力、想像・連想力

これは、運命学に限らず、占い全般にいえることですかね。

占う力というのは、つまるところ、

各シンボル(キーワード)から、どれだけ、現実生活での具体的なもの、事象を思い浮かべる・連想することができるかの力

なのだと、私は思います。

 

もちろん、思い浮かべることができるものが多いほど、日常の色々なことに、占い結果を当てはめることができるのですが、これが、いわゆる、「占いが当たった」というやつではないでしょうか。

 

算命学の例でいうと、印星は「知性」、では、具体的に何のことなのか?とかですね。

例えば、東の十大主星から適職を考えるときも、いかに多くのものを挙げることができるかで、「適職」の幅が広がります。

 

では、どうやって、多くのものを挙げることができるようになるか、といえば、

日常生活で、多くのものごとを観察し、具体的なもの・ことの抽象化をして、

具体的なこと、と、抽象的なキーワード、との、結びつきのデータを、脳にストックしておく、ということでしょう。

そう、占いをやっていると、

日常の色々なことに関心が向き、

観察力、認識力が上がり、

具体化・抽象化をする想像・連想力が上がる

のです。

 

そして、今私がやっている仕事も、

これは特に、10月からの異動先の仕事の話ですが、

抽象的な表現で書かれた文章から、「その文章に含まれる具体的なもの・こと」が何かを連想することが求められるシチュエーションが多いのです。

特に、その文章を作成した人が、気づいていないけれど、

その文章に含まれてしまう、というネタにどれだけ気づけるかが、大事になることもあります。

 

こんなときも、まさに、日頃の経験、

特に、過去の仕事経験で得た情報が大いに役立つのですが、

そりゃ、当然、「過去の仕事」をやっているときに、得た情報を、鋭く的確に観察し、自らの経験値としてこそ、「役立つ」ところまでいけるわけです。

 

占いをやることで、自ずと鍛えられた、観察力・認識力でもって、

仕事の情報も、無意識に眺めるようになり、

抽象的な言葉に強くなったと感じましたし、

過去の経験をどう次に活かすか、の認識力・アイデア力も上がった気がします。

 

 

・観察力全般、特に、人(自分含む)を観察・分析する力

私の場合は、運命学と一緒に学んだNLPも、大いにこの力に寄与していると思いますが。

これは、算命学を教えてくださっている人もおっしゃっていたことです。

算命学をやることは、人間観察であり、

占う力というのは、人間の行動や心を観察していく力である、と。

命式を見るよりも、まず、目の前の、命式を持っているその人自身を見よう、と。

 

そりゃあそうです。

命式からわかることは、その人の「潜在的な可能性」にすぎません。

環境によって、その可能性がどんな形で現れるかは、無数のパターンがあります。

自分でも、他の人でも、

誰かを占うときは、

まず、頭に、シンボル(算命学では、十大主星や十二大従星、干支)のキーワードを思い浮かべて、そのフィルタで、目の前の人を見る、というよりは、

まず、目の前の人を見て、今、心の中や現実で、何が起きているのかを把握するところから、なのです。

例えば、「今の人生これでいいのかどうか」と言ってきたら、

いきなり命式を見るのではなく、

この人が「今」と言っているから、大運と年運と、日干の関係から見てみよう、

というように、まずは目の前の人を見て、ヒントをもらうわけです。

 

おまけ話ですが、算命学の「人間観察」系の記事は、

まず、その人の話の記事をまっさらな目で読んでから、

算命学脳が、「もしかして、このフレーズって、この星/五行/運気?」と連想して、

その後に命式を見て答え合わせをして、

なるほど!とか、やっぱり!とか、反応するのが楽しくて、

その順でネタを拾って、文章化しています。

まずは観察なのです。

観察し、細かい情報を見逃さない。

 

この、人を観察する力は、

職場でのコミュニケーション、特に部下の指導に大いに役に立っています。

 

 

・情報の優先順位をつける力、複数の情報をまとめる力

運命学の、情報量は、膨大です。

算命学もすごいですが、占星術は、もっと多く、まさに「無数の星」状態です。

そんな膨大な情報の中から、今、目の前のテーマに関することだけを、ピックアップする力が、占う上では必須です。

情報が多すぎると、受け取る側が混乱しますからね(自分で自分を占う場合も、もちろんそうです)。

ということで、

運命学を学ぶときに、

このテーマに関連するものはどれか(何を選ぶか)

まずどこから(何から)見るか

このテーマのコアとなる要素はどれか

を、テーマごとに把握することを、私は、重点的に意識しました。

そして、テーマごとに、学んだ情報をもとに、コアの部分からみて、

他の部分は、コアとの関係で見る、と順番を決め、それにそって解釈をしています。

(新月満月のホロスコープは、たまに、そのときの感覚で、見る順番を変えることもありますが、、これは「遊び」要素ですね)

 

学ぶ段階で、優先順位をつける力、本質(コア)を見る力がつくわけですが、

実践で命式やホロスコープを見るときも、それらの力がさらに鍛えられる、というわけです。

私の場合は、自分で見たものを、ブログに文章としてまとめることで

「複数の情報をまとめる力」までも鍛えることになります。

占いは、鑑定結果を言語化するところまでが占いですから、

そこまでやってこそ、です。

(脳内でメッセージをバラバラに拾って終わり、ではない、という意味)

 

優先順位をつけても、たくさんの情報を拾うことになりまして、

それらを個別に全部伝えると、膨大な情報になってしまいます。

なるべく、関連しそうなシンボルはまとめて、コンパクトな文章(できれば数文以内)にまとめると、わかりやすくなります。

 

(なーんて偉そうに書いていますが、

気まぐれで、これをやっていない記事もあったかも、、

わかりにくくてすみませんね。)

 

国語でいうと、「文章の語句の並べ替え問題」みたいなノリでしょうか。

キーワードがいくつか散らばっており、

それらをまとめて一つの文にしてみよう、という問題です。

 

こういった、優先順位をつけて情報を拾う力と、

拾った情報をなるべくコンパクトにまとめる力は、

今の仕事での、案件に関連する情報を優先して拾う、情報収集力と、得られた情報をまとめて分析判断し、その内容を言語化する力に、大いに活きています。

 

こうやって書いてみると、

今の仕事の作業プロセスって、実は、運命学の鑑定にかなり近い・・・!?

というか、私が、そういう作業が好きだから、

今の仕事は自分に合うと思って選んでいるし、

運命学にも惹かれた、ということかもしれません。

 

これぞ、まさに、ワクワクがなせるセレンディピティ、というやつですね!

 

 

ホロスコープ詠みや命式を見る作業や、

日々の出来事のあれやこれから、関連する五行や星を連想することが、

無意識に、私のクセになっています(たまに「算命学脳」って書いてるやつです)。

そんなクセのおかげで、

優先順位をつける、情報をまとめる力がついて、

そりゃ、自ずと、物事の本質(コア)を見抜く洞察力も上がるというものです。

先に書いた、抽象的な言葉の具体化の力も、

連想の引き出しを増やすために、本に書いてある、抽象的な言葉の、その本質を見に行って、さらに抽象化して、

その抽象的なキーワードを再び具体化することで、連想できる幅を広げたい、と好奇心が働くものですが、

それってまさに、物事の本質(コア)を見に行っている、ということですよね。

 

 

おととし、昨年と、部署を異動して、

未経験の分野、つまり、専門知識に明るくない分野の仕事を担当する機会だらけになったのですが、

運命学で培ったあれやこれの力、クセのおかげで、

まずは、目の前の案件のコアを見に行き、

見に行くための専門知識が足りなかったら、調べたり、詳しい人に聞いたりすればいい、

コアが何かを自分なりに把握するところを、丁寧にやってから、

細かい部分の分析に入ろう。

という発想に、自ずとなりまして。

そして、無意識にそんな発想で仕事をやっていった結果、

思ったよりも早く慣れた感、になりました。

 

あと、コアの把握をやると、仕事を人に説明するときも、まず、それを共有すればいいので、話が無駄に長くならず、聞く側はわかりやすくてよかった、ようです。

 

 

・・・ということで、

きっと、運命学の扱いがうまい人は、

情報収集し、分析し、伝える、という仕事にも、通用しやすそうですね!

というお話でした。

 

余談ですが、運命学を学んで一番よかったと私が感じるのは、

自分を含めた人というものは、自然の掌の上のちっぽけな存在なのだ、と悟れたことです。

なので、他の人に何をされようが、何と言われようが、たいしたことではないですし、

自分が自信過剰にならず、謙虚になれます。

時に自信過剰ぽく尊大になりかけても、

「自然に守られる、自然を敬う小さな存在」であると、すぐ思い直せます。

自信過剰になりかけるほど力を発揮できたのは、

運気という大自然様のサポートフィールド効果ゆえ、なのであり、

あなたの素の力ではない、と。

(RPGとかのゲームでいえば、攻撃力アップの強化がかかった状態で力を発揮しただけなのに、それを素の攻撃力と勘違いしてはいけない、という話。)

 

特に、2018年からしばらくの、「トランジット冥王星がネイタル太陽に合」、2020年からしばらくの「トランジット天王星がネイタル水星にスクエア、ネイタル冥王星と土星にオポジション」の影響が大きく、そこらへんの強化がかかった状態の力を、私自身の実力だ、ポテンシャル解放だ、と思い込んでいたのが、かつての自信過剰な私でした。

それを全部中年の危機で折りにこられた、というわけです。

 

先ほど、コアの把握力が上がった、と書きましたが、

こうやって、自分が小さな存在だと認識すると、

自分の把握したものが、絶対的な正解ではないのだ、という冷静さ、柔軟さも持つことができ、それがとてもありがたいです。

仕事をやる能力と、直接は関係ないかもしれませんが、

仕事をする人としての、冷静さと柔軟さ、謙虚さを持てるようになったことは、

仕事人である以前に、人として、大切なものが得られてよかったな、と、ただただ感謝です。