以前、五行と食事の話を書いて読んでから、脳内連想ゲームが始まりました。

ブログのネタが、書けば書くほど出てくる一因です笑

 

何を連想したかって、

五行と食事の話があるなら

五行と臓器の話もしようか、と。

 

私の専門は薬学でして

臓器の働きはよく知っています。

そんなものだから、

五行に対応する臓器をみれば

五行、特に、五行に対応する5大本能の世界がわかる!

ということに気づきました。

 

以下、順に簡単に解説しますね。

 

・木の守備本能

木は、五臓は肝臓、六腑は胆のうです。
肝臓とほかの関連臓器↓

 
肝臓は、人の臓器の中で最も大きいです。
まずは自分軸、まずは守りから、でしょうか。
こじつけぽいですが笑
でも、五行の話がたいてい木から始まるのって
そんなニュアンスがある気がするんですよね。
 
 
肝臓の役割は、
上の図の、胃腸で、食べたものが小さく分解、消化されて、
それが栄養と認識されて門脈で吸収されまして、
吸収されたものの成分を
体にとって毒になりにくい物質に変えます(化学反応を施して、別の物質にするのです)
また、栄養として吸収したい物質を、吸収しやすい物質に変えます。
他、三大栄養素の、糖分、タンパク質、脂質を蓄え、必要なときに使えるようにします。
 
体、特に脳が、空腹でも動き続けられるのは、
肝臓のこの蓄えがあるからです。
 
吸収したもののうち
いらないものを解毒
=自分にいらないもの、毒から身を護るのが
守りである
 
栄養という必要なものを蓄える
=備えるのも守りの大事な要素
 
そして、肝臓は、
一番大きく、一番静かな臓器です。
不調になっても、なかなかそれが症状に出にくいです。
=守りとは、
どっしり構えて
静かにじっと耐えつつ
自分の役割を全うすることである
 
 
・火の伝達本能
火は、心臓です。
宗家講演録では、自分の気持ちを正直に伝えるには、ハートの強さが大事、とあります。
本能と臓器の結びつきが、一番わかりやすいでしょうか。
 
心臓↓
 
心臓の役割は、血液を全身に巡らせることと、
全身を巡った血液を肺に送り、キレイにしてもらうことです。
肺では、血中から二酸化炭素を取り出して、息として吐き出し、
吸った息にある酸素を血液に入れて、血液をキレイにします。
 
伝えることの巡りは、
まるで、血の巡りのよう・・・
 
自分の本心を溜めずに、
言語でも非言語でもいいので、出し続けると
スッキリし、血の巡りもよくなる!?
 
 
汚れがたまったら肺(金に属する)にキレイにしてもらう。
=特に、ネガティブがたまったら、
伝達+攻撃の積極性の両方がセットで
文句や改善提案をする
 
おしゃべり好きな人=伝達本能が強い人
とは限りません。
攻撃本能が強い人もおしゃべりで、自分からどんどん話題を出します。
余談ですが、守備の方が強い人は、静かです。
 
心臓と肺の、
巡った血液をキレイにする連携は、
伝達には、ハートも攻撃、つまり積極性も大事だ
というメッセージなのかもしれません。
 
 
・金の攻撃本能
ここで攻撃本能の話、金の五臓の肺の話がでてきたので、次はこの話をしましょう。
 
 
血液をキレイにするだけでなく、鼻や口、気管を通って空気の交換、つまり呼吸をするのが、肺の役割です。
 
鼻や喉も、金に属するので、
息を吸って吐き、
酸素と二酸化炭素のガス交換をする、
ガスが通る体の部分は
金の世界なのです。
 
呼吸が、吸うのと吐くのでセットであるように
攻撃も、進むと退くのでセット。
一方的に攻めるだけでなく
退く(様子を見て待つ、受ける、逃げる、避ける)ことも大事。
 
攻撃本能そのものの、スポーツなどの競技では
攻めはもちろん、
様子を見ながら攻めのチャンスを見計らい、一歩退く段階や、
相手の攻めを、一歩ひいて受けて対抗する段階、
こういった、退きも上手い人が、最も強いです。
サッカーでは、
試合の時間の殆どが、自分でボールを持っていない、攻めではない時間であり、その時間に何をするかで差がつく
と言われています。
 
吸うと吐く、
どっちが進むで、どっちが退くかというと
おそらく、
吐く=進む
吸う=退く
ではないかと思います。
 
 
退いて攻めに備えるのって、
酸素を吸ってこれから動こう、というのに
なんとなく似てるような。
 
 
・土の引力、魅力
土は、脾臓です。胃であるとする説もありますが。
 
 
 
脾臓は、胃の裏側にある臓器でして、いわゆる人体解剖図の表面には出てきません。
 
脾臓の役割は、
・血液中の血球の古いものを壊し、新しいものを作る。また、作った血液を蓄える。
・免疫に必要な、リンパ球や抗体を蓄える。
 
ですが、
宗家講演録によると
脾臓は、魅力のもととなる、フェロモンを作るところです。
だそうな。
伝達と心臓、ばりのわかりやすい関係性・・・!
 
上に書いた、火の心臓で巡らせる血液や、
水に属するリンパの話や、免疫の話と合わせると
火の感性、水の知性は
その人の魅力から生まれるもの。
 
免疫力が高い人は生命力が高い。
生命力は、魅力から作られるし
生命力は自ずと魅力になるもの。
と。
 
 
・水の習得本能
水の五臓は、腎臓です。
他、生殖器官やリンパ液も入りますが、
今回は腎臓の話に絞ります。
 
 
腎臓の役割は、上の図のとおりでして
血液から、必要なものと不要なものをこし出し、
必要なものを血液へ戻し、
不要なものを尿として排泄することです。
また、血圧調整機能もあります。
 
尿の排泄
=得た、学んだことを
すべて吸収するのではなく
自分で考えたり分析したりして
必要なものだけ残し、
それ以外はしっかりと捨てることが大事。
 
血圧調整
=吸収して得た経験やデータが
感性を作る。