少し前から

「ネイタル土星の世界が、相変わらずわからん」

ということに、意識が向かっていたのですが。

 

こちら↓

 

 

私のネイタル土星は、蠍座4度「火のともったろうそくを持つ若者」。

一般的には、深いパートナーシップの世界と言われています。

 

 

ところが、それはさておき、最近、「土星」に関する情報に触れて、

改めて、土星という存在を見つめてみました。

 

土星というのは、

外の現実世界、環境から受ける枠、制限。

木星で広げすぎたものを整える縮小役でもある。

 

制限、負荷を課すことで、

若いとき(20代まで)に苦手なことではあるが

経験を重ねるうちに得意になり、最終的には「落としどころ」になるという、

”人生の長期間をかけて、持続して取り組むこと”が、土星である。

 

算命学の十大主星でいいますと、

自星に力をかけて剋する「官星」に、

火星の、「適切な負荷に挑む」チャレンジ精神と、

土星の、「環境という制限枠による調整」の要素が混ざっている、というところ。

 

このブログで何度か書いている、「自律」「自分に厳しく」は、

算命学でいうと官星の管轄なのですが、占星術では、火星+土星ということです。

 

と、いうことは。

 

私のような、現実社会の会社組織に、社会勉強をしに行って、負荷をかけて成長している人が、土星の世界を全く使っていない、なんてことはないのです。

 

もし、私のネイタル土星の世界が「深いパートナーシップ」だけなら、

それを全くやっていない私の人生に、こんなに満ち足りた感があるはずはない、、

きっと、「深いパートナーシップ」というキーワードに囚われすぎていて、

それゆえ、ネイタル土星の世界はまだこれから、と思い込んでいるのかもしれない、

そんなふうに思うようになりました。

 

 

占星術の本を読みなおし、

「そもそも土星とは」

「ネイタル土星が12ハウスにあるということは」

という観点で、自分に質問を投げることにしました。

 

・20代のころは苦手だったけど、今、持続的に取り組んでいることはあるか?

・特に、12ハウスの究極の目標である「自立した魂の精神世界」に関連して、魂の自立に関してやっていることで、何か思い当たることはあるか?

 

・蠍座4度の他の(パートナーシップ以外の)キーワードである「シンボル」「魔術」「教育」「学問」「研究」といった、知恵や精神性の深い領域に関し、現実生活で制限を感じながらも、持続的にやっていることはあるか?

 

 

私「はい、

心当たりがありすぎます

 

まさに、今の活動のほぼすべてです・・・

 

・その1「体調第一生活」

私にとっての「現実生活で制限を感じる」の最大要素が、体力です。

好きなことに没頭すると疲れる、

好きなゲームなどをやってると頭痛や眼精疲労が来て倒れる・・・

前少し書いた、火星とキロンのスクエア、「肉体」に関する牡牛座がキロンであることとも関連があるでしょう。

最近の、体調第一という生活は、

体力という、現実生活での限られた枠に、

自分の活動ペースを合わせていく、

そして、当然ながら、「体力に自分を合わせる」生活は一生続く、

まさにこれは土星です。

 

 

・その2「算命学と西洋占星術、運命学の勉強と活用。そして自愛」

はい。

12ハウス、魂の自立の活動領域と聞いて、持続的に取り組んでいきたいことで、すぐ出てきた答えが、これです。

そりゃそうだ、、

 

そして、今振り返ると、

20代のころに、ネットで無料の四柱推命や占星術占いを使ったことはありますが、

結果をみてもちんぷんかんぷんでした。

それ以上深く掘り下げる気は起きず、結果を都合よくつまみ食いすることしかできませんでした。

ある意味、「20代のころはしっくりこない、苦手」という言い方ができるかと。

 

また、自愛(自己対話など)も、20代のころはもちろん苦手でした。

当時からできていたのは「好きなことをやる」くらいです。

 

今まで、ホロスコープの土星を見ても、その世界の意味がわからん、となっていたのって、ある意味当然だったんですね。

なぜなら、「ホロスコープを見る」という行動が、土星の行動そのものだからです。

その要素を使って、そこの中に身を浸しているときは、

その要素が何なのかを、外側から俯瞰し、認識することはできません。

だから、土星の世界が何なのか、わからなかった。

簡単な話です。

 

松村先生の本にも、「各天体の年齢域には、その天体の客観的な評価はやりにくく、年齢域を過ぎてから、気づくことがある」のような説明がありまして、まさにそれです。

 

10月から11月にかけて、算命学の宗家の東洋思想の教えにどっぷり浸かり、生きるとは、業とは、とかに思いを巡らせていた時期がありましたが、なるほど、土星の仕業か、と気づくとめちゃくちゃ合点がいきました。

 

当時、そこに、業を燃やして精神の高みに到達する生き方があるなら、その精神の山を登って、先の景色を見たいというようなことを書いた気がしますが、

これぞまさに、魂の自力、高き精神世界、という、12ハウスそのものではありませんか…!

 

だから、私は、運命学やコーチングを学んでも、それを他人にサービスとして提供する気が起きないんだな、とめちゃくちゃ腑に落ちましたね。

だって、12ハウスという、自分の精神の隠遁世界で使うための、スキルなのだから。

12ハウスの活動としてできることは、

自分の精神世界を、こうやって日々ブログにアウトプットしていくことくらいです。

 

 

・その3「今の部署での仕事」

そして、最近の「現実生活で制限」は、もう一つ。

おそらくこれが本題、最大要素かもしれません。

それは、今の部署に配属され、そこの仕事をやらされていることです。

最も得意な「天職」分野の仕事ではない。

そこと関連する技術ではあるけれど、オタク魂スイッチは入りにくい。

やるぞ!!!というガッツは出ない。

こんなふうに、「自分では気乗りしないけど、外から枠を与えられた」という時点で、立派な「土星」世界であることが、察せられます。

(以前、私は木星的幸運・受け身体質で、

外からの大枠には降参、と書きましたが、

今にして思えば、外からの大枠、って「土星」のことなんですよね。

そりゃ、土星は木星より力が強いから、降参するしかないわけです)

 

さらには、なんと、かつて新人の頃から4年ほどやってたとき、

つまり、20代のときに、

よりによって、苦手、苦痛、疲れるからもうやりたくないと思っていた分野の仕事である・・・!

部署の組織再編で担当を外れた時に、歓喜したほどです。

そして、「もう二度とあの部署には飛ばぬよう」当時いた部署にとどまろうという欲で、日々いろんなことにチャレンジして、フルパワーで、オタク熱と欲をガソリンにして頑張っていたものです。

 

 

なので、今の部署に配属される直前まで、

私は苦手意識が高く、凡人落ち確定なのに、周りは、元・天職部署の得意部署でのイメージが染みつき、ここでもできるだろう、何でもできるだろうと勝手に思っている、これほどのギャップ・ストレスがあろうか、、、

と、激しくストレスと不安になり、眠れなくなったほどでした。

 

ところが、、

実際に仕事をやってみると、

前の部署で、ここの仕事に関連する技術情報をたくさん勉強していたことが大きかったのか、20代のときよりも苦手ではなくなったな、という印象になりました。

特に、前の部署経験に関連しているものを引くことができれば、1~数時間以内に瞬殺できます(標準ペースは、1日8時間に1件と少し処理、です)。

また、当時特に苦手だった分野も、実際やってみると、以前ほど苦戦はしなくなりました。素の難度が高いゆえの苦戦はありますが、20代の頃辛酸を舐めた、自分の理解が追い付かないという類の苦戦は、全くないのです。持前の分析力、戦略企画力(これは月、水星、木星、算命学でいうと精神の星全部乗せ)で何とかやれています。

 

はい、まさに、土星の「20代の頃は苦手だが、得意になっていく」というやつですね・・・(驚

 

 

といっても、マゾい(難しい)仕事とのエンカウント率は高いし(私のマゾ体質に加え、もともと、前いた部署よりも難しい仕事の割合が高い)、

残業はやめたしで、

処理量は全く伸びず、ノルマギリギリ(最近では少し上か?)ですが。

前の部署の仕事ばりに、楽しくやれる熱もなく、淡々とやっていますが※、

その「冷え」感すら、土星っぽいという・・・。

あと、「残業なし」という現実の制限も、土星じゃあないですか!!

 

※楽しさ、面白さからくる喜びもなくはないんですが(戦略脳とかが燃えて喜んでいる)、仕事を淡々とやるというステート(心の状態)を維持し、リラックスできています。

リラックス状態が体になじんでいるのは、魂の深い部分(土星級)の望みだからなのかもしれませんね、、

 

そりゃ、今の部署に配属される前は、「土星の世界」なんてわかりようがないし、

2023年(2023年度ではないが)の仕事がひと段落して、3連休で仕事から離れている今、気づくわけだ、、

(この記事は、12月25日、休暇の日に書いています。気づいたのは24日の夜寝る前です。なんというクリスマスプレゼントだ、、

 

/(^o^)\ナンテコッタイ

 

 

今まで、元「天職」部署で12年近く頑張ってきた経験は

すべて、今の部署の仕事の活動を持続的にやるためのものだったのかもしれない

とまでいうのか。。。

 

え?どういうこと?

もし、今の部署の仕事が、土星にあたるとしたら、

この先、50で引退(FIRE)していいんですかい!???爆

土星の年齢域は55歳からなんですがそれは。

 

その辺の解釈は、神のみぞ知る、でしょう。

今の自分ごときにわかるわけがありません。

 

でも、逆に考えれば、

今の部署の仕事が土星にあたるのならば、

管理職命令とかで他の部署には飛ばされずに(千歩譲って、ここの部署の管理職を少しやらされた後に、その分野の上級部署に行くくらいか)、

ずっと、ここのプレイヤー(兼、指導者)でいることは保証されているようなものです。

だって、土星だもの。

「一生をかけて持続的に取り組んでいくテーマ」ですもの・・・

 

この仕事は、上に書いた蠍座4度のキーワードである、「学問」「研究」とも合致します。

また、最近は、仕事で案件と向き合うに当たり、

この書類を作ったお客様の「欲」と向き合っていく作業だなと感じることが増えました。

仕事を難しい物にしてしまっている、「あるある」は、お客様の「抽象化したい」欲と、「なるべく他の人にノウハウを隠したい」欲だと感じています。(何を言ってるかわかりにくくてすみません)

今の仕事は、相手の欲を見て、現実世界とすり合わせるラインを提案する、

それを超えるなら容赦なくたたき斬る、自分が集めた技術情報をつきつけて。

という仕事なのです(相変わらず、抽象的な表現ですみませんね・・)

そして、それをやるためには、関連する技術情報を深堀して分析し、こちらもある程度詳しくなった上で論じることが必要でして、

最近、仕事の作業で、最も時間をかけて丁寧にやっているところは、この深堀です。

 

そう捉えると、「抽象化」「隠す」だなんて、まさに12ハウスの環境ですし、

仕事をこんな風に捉えてやるだなんて、

まさに、私が仕事で、12ハウスの土星を使い、蠍座4度の「深く掘り下げる」をやっている、ということではありませんか・・・。

 

image

 

自分の今後はよくわからんのですが、

(環境からの求めも、自分の意思も)

とりあえず、日々そのときの体調に合わせて淡々とやっていく、ただそれだけです。

 

 

・中年の危機と土星

昨年からの異動歴が、

2022年9月まで:元・天職部署で「火星」を燃やしつつ、「木星」の恩恵も受けた

2022年10月~2023年9月:元部署に戻るぞ!と「火星」を燃やしつつ、担当する分野を広げるというまさに「木星」の拡大発展。処理量もびっくりするくらい伸びた(でも、体に負荷がかかりすぎたので、二度とやらない)

2023年10月~:土星「そろそろわしの出番だな」

みたいになっているような・・・

 

中年の危機の、冥王星・海王星ステージ(40~42歳)って、

徐々に、火星に冥王星と海王星が圧をかけてきて、そこに土星もついてきて(?)

いったん、火星の情熱対象がへし折られ、

その後、土星の枠内でどう立て直し、木星の年齢域にシフトしていくか

(私の場合、冥王星が土星と合なので、こんな風に土星の影響が強いのかも)

という流れであり、

 

その数年後の、天王星ステージ(45歳)って、

土星の枠内で立て直していったら、それが大成し、全惑星意識となって

ついに、土星を超えていき、天王星の領域に足を踏み入れるということかな・・・?

どんなものになるは、2027年のお楽しみ。

 

中年の危機の渦中の今だからこそ、こう思います。

年を重ねて、運気の変化の時期を生きるというのは、

こんなにも、重いが、奥深い楽しみがある、

自分しか味わえないとっておきの世界なのだと。

※人によって味わう体験が違うという意味での「自分しか味わえない」です。

色々な人の、中年の危機体験談を聞いてみたいものですね。

 

 

・ここいらで、大きな学びを。

この記事を書いていて気付いたことがあるので、まとめます。

 

今日の大きな学び:

土星が「一生をかけて取り組んでいくこと」であるならば

土星の世界でやることは「魂がこれをやると決めてきたこと」の一つであり、

人生の長い時期を支える「天職」のようなものなのではないか。

そして、土星の世界なのだから、

自分の浅層意識が「楽しい、やりたい」と思うことでは決してなく、

「時に嫌なことももちろんあるし

制限ありで苦しむこともある、

人によっては、一見(意識の浅い部分では)、気乗りしない・やりたくないことでもある、

それでも、魂の深い部分が欲している”やりたい”こと」

それが、いわゆる「これをやるために生まれてきた」ことなのだ。

 

天職、「これをやるために生まれてきた」というのは

自己啓発などで多くの発信者が見せているかもしれない、キラキラ輝く華やかなものではないし、

いつも楽しくやれるとは限らないことであり、

地道に、陰で(発信していない部分で)努力と忍耐、苦労を重ねながらやり続け、

それをやると、生きることの重みを感じつつ、ほんのりとした満足感に、一人静かに浸るもの・・・なのかもしれない。

 

キラキラ輝いて華やか、なら、それは、金星、太陽、うまくいってせいぜい火星、木星止まりだということではないでしょうか。

(それだけでも十分といえば、そうですが)

 

人生の深い満足感に到達するには、

土星級の、上に書いたような天職といかに縁が来るか、ではないかな、と思いました。

 

天職、これをやるために生まれてきた、というのは、

土星の世界のように

深く、ずっしりと重いものであり、

「楽」「キラキラ輝く」ものではなく、

静かで、地味なものである。

 

自己啓発やスピリチュアルなどで明るく軽そうなことを言ってるのは、

ただのまやかしだって、はっきりわかんだね。

発信者が、まだ土星に至ってない、ということでもあるんでしょう。

人生は、その程度の浅いものではありませんよ。きっと。

 

 

今日の結論:

最近の生活を、「私流千日修行」と称したが、

それは自然なことかもしれない。

土星の世界だもの・・・

 

ということで、これからも、土星を燃やし続けていこうと思います。

ちょうど、そろそろ、「水木金土冥の変革」という、

土星と、それにアスペクトを作っている天体たちの変革の時期でもありますからね。