以前、

六親法で私の命式を見て、

命式に母星の玉堂星が一つ、

ということは

母親との関わり方は、よくある母親との関係の「細やかで深い付き合い」、自然な母親との関係だ、という話を書きました

しかし、実は間違いでした。

私の命式は、母親の干の星の玉堂星一つに加えて、龍高星2つがある印星過多です。
そう、
私の命式の母親の星については
母星過多という特別枠なのです!

母星過多とは:
以下の1-3のいずれか一つ以上をみたすものです。

1:母親の干の星が玉堂星であり、
かつ、命式に母親の干が2つ以上

2:母親の干の星が龍高星であり、
かつ、命式に母親の干が2つ以上

3:命式に、龍高星や玉堂星に相当する干が3つ以上

ここでの「干」とは、天干と、
すべての地支蔵干(十大主星として使っていないものも含む)です。

私のような印星過多は、わかりやすく3に当てはまりますが、そうでなくても、すべての干の中に、印星に該当する干が3つ以上あると、母星過多となります。

例えばこれ。


命式に出ている十大主星だけ見ては不十分です。

「申」の蔵干にも戊があるので、これは母星過多となります。


…実は、12ある地支のうちの8が、蔵干に土(戊、己)を含んでいるので、日干が庚や辛の人は、母星過多である人が多そうです。。亥、子、卯、酉が一つもない時点で母星過多確定ですからねぇ。



で、そんな母星過多の特徴ですが

ひとことでいうと


母親との関係が異常


(そうだよ


ここでいう異常とは

両極端になりやすい、ということです。


関わりが異常に濃すぎる

例:親が過干渉で、過干渉がすぎる

常に親の価値観を押し付け、事細かに親のいうとおりにさせようとしてくる

(進路はもちろん、結婚相手やら、服や髪型などの日常の選択やらにも親が絡んで命令してくる、とか。)


(そうだよ

高校時代まで、服は親が買ってきたものを着てたし、髪型も、美容院行く前に親にどうするか言われてたな…

もちろん、進路は親の願望実現機として東大へ。(今思い返せば、親のみならず親戚一族レベルの「自分たちが叶えられなかったことを叶えてくれ」だったような)


逆の極端さとして、

母親と全く関わりがない

(母親の顔を知らないレベルとか、

生まれてすぐ離別死別したとか、

あるいは、母親との愛着信頼関係を築けないとか)

という可能性もあります


(そうだよ

物心ついたときから、

この人(母親)に何言っても受け入れられない、っていう感覚があり、

母親に日常の自分のこと話すなんてやってなかったからなぁー。(話さなすぎて怒られて、さらに話す気なくなるスパイラル)

愛着障害以前に信頼関係がない、、、



星が多い、ということは、

愛情が深すぎて毒となる(執着が強いとか)


過ぎたるは及ばざるがごとし、縁が薄い


となるのですね。


私のような、

ご飯や教育資金の投入など

物理的な世話は豊かで恵まれていた(=愛情、助けが多い)けれど、

母親との信頼関係や絆は薄い、

だなんて、まさにそれ。


さらに、母星過多で印の干つまり自身を助ける干が多い、ということは


何もしなくても

助けがくる

→甘やかされて、

(特に母親と)共依存になりやすい


ということで

母星過多の人は

すぐ何かに頼り、自力でやろうとしない

ダメな人になりやすい

と言われてもいます。


恵まれすぎた環境は人を育てないって

はっきりわかんだね


母親の愛情を受けすぎて、世話されすぎて大人になると、


親離れ、子離れがしにくい

離れたとしても

別の依存先を探す


と、なりやすいです。


どんな愛情にせよ、母親の愛情がべっとりくっついてくるのが、母星過多の育てられ方です。


私のような、

愛情=私(母親)の価値観で生きなさい

ではなく、

愛情=私(母親)自身は、周りに助けられて、満たされているから、子供にも、そうやって助けられ満たされる生き方を好きにやってもらおう(この場合、子供をそこそこ自由にさせて助けてくれる)


というのを受け取りたいものですね。


そう、

母星過多の人の

育ち方は

母親が、どれだけ満たされて生きているか

にかかっている

のです。


カギは、父親(夫)だそうです。

父親が、母親を甘えさせて

頼りになる、母親を満たす存在であれば

そんな母親に育てられる、母星過多の子も

幸せに育つ

とのこと。


(そ、そっかぁ…



母親の家系ですが、

母親もその母親(私の祖母)も、

夫に満たしてもらってるとは

お世辞にもいえず、

子供、特に長女にべっとり依存し

精神的に満たしてもらおうとしていた…!!!

(母親自身が、感情処理ヘタで、

長女を捌け口にネガティヴ感情を出しストレス発散するという構図が、二代にわたって続いていたのを、私は見ています。

その前の代から続いてたのかも。。)


うちの場合、物心ついた時から仮面夫婦状態だった感が。

母親は父親(夫)に構ってほしいけど

夫側は口うるさい妻(母親)を疎ましく思っているのか、自分の食事終わったらすぐ見たいテレビ見に他所いったり、、、

後でわかったが、父親は家に居場所がなく、私が小学生の頃?にはすでに浮気していた模様。その時からもうバラバラだったんだな。。)


ここまでは、母親がべっとり、という話でした。



逆に、

母親との縁が薄く、

母親の愛情がべっとり、というよりは

母親は子育てよりも他のことに夢中で

子供を放置、自由にさせる

という縁の薄さ、独立

母親から独立することで

道が開ける

という生き方がすんなりできてしまう、母星過多の人もいるようです。


そう、

母親との関係がどうであれ、

母親から早く離れて

独立するのが

母星過多の開運法である!


(そうだよ、そうだよそうだよ


母親から独立するおすすめ例は、これ。

・中学、高校の時期に一度でも親元を離れる(短期海外留学、寮制学校への入学など)

※特に龍高星は海外留学がいい


・少なくとも大学行く時は実家を出る


・いつでもいいので

出られるタイミングでスパっと親元を出る


特に、母親とべっとりで依存になりかけてる場合は、ずるずるいくと一生離れられなくなってしまうので要注意、です


私も危うくそうなるところでした。

大学時代は一人暮らし禁止、

自活したらとっとと親元出たかったんですが、実家の近所で、でしか許可が出ず、

ひどい時は毎週のように帰ってこいと連絡、、

そして、父親が認知症となり介護で離れられなくなるという、、、


ずるずるいっていたら、

父親亡くなったら

実家に戻って母親と一緒に住もう、

と、危うくなるところでした。


介護がひと段落した(家での介護が無理になり、介護施設任せになった)時点で、母親に縁切りを申し出て、離れることができたのは、とても大きかったです。


で、話を母星過多の一般論に戻しますと、

母親から離れると開運する、というのは

こういうカラクリです。


印の干が、

母親と関わっているうちは、「母親との関係」に使われていた


母親から離れることで

印の干を母親以外のことに使えるようになり、

印の助けが

母親以外の外からもたらされるように!

=開運


もともと、

印の干が多い人は

「待っていれば助けが入るだろう」

と、受け身になりがちだし

自分の力でやろう、という気力が湧きにくいかもしれませんが、


まず一歩、自力で外へ踏み出すと

そこへ道ができてくるし

サポートが集まってくる


のです。


印は学びでもあるので、

母親の愛情が

「私のことはいいから

あなたはたくさん勉強して

たくさん体験して学んできなさい

お母さんは家で見守ってるから。

外でやっておいで、そして帰りたくなったら帰っておいで」

と、子を外に送り出すようなものなら、これはまさに自力で外へ踏み出すことまでも助けが入るってやつですね。


おそらく、こういう育て方が

母星過多の人たちはもちろん

多くの人たちにもよさそう。


とにかく、母星過多の人は

外へ踏み出す気が起きない時期は

以下の二つがおすすめです。


・よく学ぶこと

(外へ出ないなら、読書が一番おすすめ)


・自分の好きなこと、楽しめることに夢中になる、情熱を燃やす。

そのうち、そのことに関して

外にでる流れが勝手にきます


この、好きなことや楽しみは、印の水性世界が強い分、漏の火性世界の生き方を取り入れて道を開こう、人として安定しよう、というものです。

水性世界の冷静な探究心、知的好奇心も組み入れて、とにかく夢中でやることですね!


私自身、

算命学とか知らないうちから、

この生き方を無意識にやっていました。

正直、夢中になれる楽しみがあったから、家族関係がきつくても、ここまで生きてこられたし。


そして、夢中になれる仕事に出会えて、

それを夢中になって日々やっていたら、

いつのまにか、道ができ

仕事メソッドを発信する流れができて

さらには、それを社内の然るべき部署に行って、社内の公式メソッド化する流れが

勝手にやってきました


そして、タイミングを振り返ると、

やはり、

母親と離れてから

流れ来てました


これが母星過多の生き方であり、開運法なのです…!


母星過多の人は、


その印の干たちを

母親との関係に使うだけで

一生を終わらせますか?


それとも


母親から離れ

自分の好きなことに使いますか?


というお話なのですね。


実は、上に「母星過多」の例として出したのは、私の母親だった人の命式です。

その母親(祖母)の生年月日は知らないのですが、同じく母星過多の可能性大ですね。


異様な母ー長女関係が

代々続いてしまう家には

母星過多の長女が生まれてくるのが

宿命、家系の流れの悪戯というものか…


あと、

私の元部下たちも

母星過多だらけです。


今は部下はいませんが、


前の部下(母星が龍高で、龍高二つあり)


その前の部下(庚日生まれで土干支だらけ)


さらにその前の部下(母星が玉堂で、玉堂二つ。実家の母親の元から出られないアラサー←本人曰く「周りから、一人暮らし勧められているけど、、、親がべっとり、、」)


みんな

母星過多。。。


で、それより前の部下の皆さんは

命式を知らないのですが、


3人いるうちの一人は

きめ細かく考えるのが好きで、考えすぎて要領が悪い

本人は真面目なのだが「あそび」「楽しむ」という要素が薄い

という、いかにも印星過多


※これ、母星過多(特に印星過多)あるあるらしいですよ!

漏星や、漏星の干が弱いとこうなりやすいのかも。


これが

人の縁というやつか、、、


あと、

私が苛立っていた

「ノルマさえやればいいんだろという姿勢が気に食わない、ボンボンオーラある後輩」

も、母星過多でした。


母星過多の男性はボンボン甘ちゃんに見えるのかね(爆


この人は、私から見れば中身のないスカスカの仕事しかしない、合理的省エネ主義。

楽しみやあそび要素もない(自身辛で金土が強すぎるから、そりゃそうなる)。

でも何故か上に気に入られ、それなりに順調に出世コース入り。うん、母星過多だ。


この人は婚活から結婚で家を出てから出世コースに入った模様(それまでは実家暮らし)。


思うに、

母星過多って

親元離れたら

周り、特に目上から助けが入り

勝手に道が開けるのだから

大抵は人前で活躍する環境は与えられる。

そのとき、身のあることが

どれだけできるかは

自身の学ぶ姿勢と

楽しむ気持ちで、

日々の生活から

どれだけ学び

糧にできているか

自分の世界観を(大抵は、好きで楽しめることをベースに)どれだけ作れているか

次第である!!


助けられる運があるからこそ

助けることで何かをなせる

自力のある人であれ


助けたくなる人、には

いろんなタイプがいると思いますが、

「この人ダメだから助けたい」ではなく


この人をサポートしたら

すんごいことやってくれそう

だから助ける!!


という人でありたいものですね。


例として、去年プロ雀士としてMリーグに抜擢され、さっそく即戦力(プロ2年目なのに。ベテラントッププロだらけのMリーグなのに)で結果を出してる、

声優でもある伊達朱里紗さんがいます


↑十大主星だけ見るとバランスよさそうですが、土の支だらけの母星過多です


なんだか見てて面白いなー、

生き方に近いものあるなー

と思ったら、母星過多というね。


インタビューを見るに、

まさに「本人は好きなことをやろうと夢を持ち、母親が応援してくれるタイプ」の環境だった模様。


もともと声優になりたくて、

そのためにはコンテンツも自分で作りたい、という

依存せず自力で、が原動力となり

高校、大学と、映像コンテンツ作成の学科へ。

そこから声優になるべく親元を離れて上京。

さらには、好きだった麻雀に

声優の仕事の縁で本格的に取り組むようになり、

縁あって通うようになったフリー雀荘で

競技麻雀に魅せられ

さらには

店の常連さんたちに麻雀を見てもらい

打ち方をたたかれ、指導されて鍛えられていった


↑ほんまそれーーー


プロ2年目と思えないくらいしっかりした麻雀なんですよね。

師匠がいっぱいきて

実際に打って体験しながら学んでいった(龍高星)



母星過多の他力運の強さゆえですね。


もちろん、そんな他力運を存分に活かせるのは、

本人の熱意と学ぶ姿勢が存分にあるからなのです。







他力運が強い母星過多ですが

その他力運にアグラをかくだけで終わらず、

己の情熱と学ぶ姿勢(向上心)で

積極的に運に乗っていけ!


これができることが

真の開運だと思います。


伊達さんも言ってますが、

私も、


環境に恵まれてるイージーモードは

それはそうなのだが

恵まれてるとだけ見られる、で終わりたくない、

自力を乗っけて

結果を出して

環境だけじゃないと示したい

という気持ちは強くあります。


もちろん、

実力を発揮し続けて

日々成長してそれを発揮するからこそ

結果を出し続けられる

というのをよーーーくわかってるので、

日々勉強、日々成長と

印を活かすことが自然にできています。


これが、母星過多の

いい循環なのではないでしょうか。