その1からの続きです。

スペシャリストか、ジェネラリストかは、
「その1」で書いた行動領域以外にも
命式の通変星、十二運に現れることもあります。

通変星の場合
傷官は、孤独に一点を突き進むので、スペシャリストになりやすい
完璧主義なので、スペシャリストぽく見えやすい(完成度がジェネラリストよりも高い)

印星の偏印、印綬は、「好きなこと、夢中になれること」だけで発揮されるので、
発揮される分野とそうでない分野で本人の能力や熱量の差が大きくなりやすい
→印星強いとスペシャリストぽい行動になる

財星は周りに合わせる・流行を追うので突き抜けにくい→スペシャリストになりにくい

官星は思考停止で大量行動(偏官)か
自分の嗜好より組織のため人のため(正官)
→ジャンルによらず行動パターンが似やすいので、スペシャリストになりにくい

十二運

胎:興味関心がコロコロ変わるので、スペシャリストになりにくい

墓:一つのことを探究する生き方をしがちなので、スペシャリストそのもの

帝旺:とにかくエネルギーがあるので、「やりたくない」「向いていない」こともやってエネルギーを燃焼させる生き方をすることが多い→「向いていない」こともそつなくできるように見え、ジェネラリストぽく見える


あと、十二運ともちょっと関連してそうな視点として、算命学のエネルギー指数というものがあります。
これは、命式中の五行エネルギーを数値化したものです。


エネルギー指数は、最大MPのようなもので、
MPが高い(220以上)ほど、向いていないことでもどんどんやって、どんどん活動して、どんどんMP使うのがいいとされています。
→幅広く活動すればするほどジェネラリストに見られやすい。

逆に、MPが低い(180以下、特に150以下)と、MPの減らない「好きなこと」「向いてること」しかできず、スペシャリストになりやすいです。
向いていないことをやると、MPがすぐ減ってゼロになってしまうので、疲れるのです。


…と、こんな風に
スペシャリスト、ジェネラリストはいろんな要素の複合系で見えてくるものですので、
行動領域以外にも、命式全体から総合的に判断することが大切ですし、
自分で自分を観察して判断することが必須です。


私は、記事に書いた全要素がスペシャリスト寄り、という珍しいタイプですが、

人によっては
「この仕事やってるときの自分はスペシャリストぽいんだけど
いざとなれば色々やれるから、ジェネラリストかなぁ…」
って言う人ももちろんいます。
こっちの方が多いかな?