今朝、朝日新聞のこの記事を読んだ。


息子は幼いころ、自閉症、アスペルガー症候群と診断され、障害者手帳を持っている。


そして、18歳でご縁をいただき障害者雇用で働き始め、20歳のときから、障害者年金をもらいながら親元を離れて生活している。


お金の管理は心配なので、必要な時だけ私が下ろして息子に渡していた。


しかし、突然年金が振り込まれなくなったのだ。


どうしてなのか、調べてみると、年金の現況届けが息子の住所に送られており、それを提出しないと、打ち切られるということがわかった。


字の読めない息子のところに送られてきた、現況届けなど送り返せるわけがない。


そうやって文句を言ったものの、年金が停止されている期間のお金は戻ってくることがなかった。


息子は年金の力を借りながらも、懸命に自立した生活を送っている。


しかし、今回の年金停止という出来事は、まさに、一方的で新聞の記事に書かれていることと同じ、マイノリティへの差別ではないかと思う。


国民全員が文字を理解できるという前提、そして、大量に送られてくる郵便物の中から大切な書類を選び取ることができるという前提で、物事を考えていやしないか?


そうだとすると、息子のような人たちは世の中から排除されてしまうよね?文字が読めなくても、計算ができなくても、人に優しく、思いやりを持って、自立した生活をしている人たちがいるということを、知ってほしい。


これは、小さくても、大きな声をあげていかなくてはいけないことだと思うのです。