こんにちは。でがわじゅんこです。

週末だというのに、東京はすっきりしないお天気ですね。


 

さて、昨日に引き続き、

「期待値を超えた!息子の担任・その2」

をお伝えします(笑)


 

昨日、小学校の公開授業を観に行きました。

 

1週間ずーっと公開しているせいか、学校に着いてすぐに「今日は観にきている人は少ないなー」という印象でした。

 

私自身は息子が3年生になってから授業を観に来たのは、2回目ぐらいかな?

 

前回は確か月に1回の土曜授業。

土曜授業には、結構たくさんの保護者が観に来ていますので、知り合いに会う事も多く、あまり授業を真剣に観るという感じではありません。

 

なので授業を観に行ったのは、今回が実質初めてだったのです(笑)



 

【期待値超え・パート1】


 

私が学校に着いたのは、10時30分ぐらい。

ちょうど20分休みの時間でした。

 

 

3時間目の授業が始まるまで、息子のクラスの前で、廊下に貼ってある絵を見たりして、休み時間も終わるころ、教室に入りました。

 

 

その時、息子のクラスを観に来ていたのは私だけ。

教室の一番後ろでポツンと一人で立っていました。


 

まだ(?)3年生なので、ワイワイガヤガヤと、まあうるさいのですが、担任のM先生(M先生の詳細は昨日のブログをご覧ください)が教室に戻ってきて、

「さあ、始めるよー」

というとみんながおしゃべりをやめて、姿勢を正しました。

 

 

それを確認し、日直さんが始業の号令をかける。

 

 

あのワイワイガヤガヤした教室が、一瞬で静まりかえる。。。

まずそこに驚きました。

 

 

挨拶の時には、全員が一度きちんと動きを止める。

これはクラスのルールなんでしょうね。

 

 

挨拶をきちんとする、当たり前のことですが、ここまできちんとしているとは、若くてチャラそうに見えて、実は厳しいM先生の指導なんだろーなーと感心しました。

 

 

ということで、これを「期待値超え・パート1」に認定!

 



 

【期待値超え・パート2】


 

3時間目の授業は国語。

と、言いながらローマ字の授業でした。


 

今年度から、足立区の小学校では3年生から外国語の授業が始まりました。

で、昨日は初めてのローマ字の授業だったようです。

 

 

授業のめあては、

「ローマ字で自分の名札を作ろう」。

 

 

授業中、先生が話すたびに

「あ、それ知ってるー」

「それ、わかるー」

と言わんばかりに、必ず何人かが手をあげる。


 

でもウチの息子が手を上げることはない(笑)


 

特に積極的な方でもないし、どちらかと言うと

「ボケーっ」

としてるので、いつもそんな風なのね。。。と察しました。



 

そのうちM先生が

「では、ローマ字ってなんだろう?」

と問いかけました。


 

さらに

「わからない言葉があった時にはどうしますか?」

というと、子どもたちが一斉に国語辞典を出して調べ始めました。


 

M先生

「じゃあ、なんて書いてあったか、だれか教えてくれますか?」

 

 

「はいっ!」

「はいっ!」

「はいっ!」

 

クラスの1/3ぐらいの子どもたちが手をあげる。


 

しかし、息子は相変わらず「ボケーっ」としている(笑)


 

私は心の中で

「2月生まれだから、みんなより理解するのが遅いのよねー」

なんて言い訳したりして・・・


 

M先生

「あれ?辞書に書いてある事を読むだけなのに、なんで手があがらない子がいるんだろう?おかしいな?

ねえおかしくない?

考える事じゃなくて、読んでくれればいいんだけどなー。

ねえ、出川くん。」


 

息子

「えっ?」

 

 

私も心の中で

「ん???」と思った。


 

周りの子たちも

「なんで、出川くん?」と不思議顔。


 

M先生

「辞書で「ローマ字」って見つけられたかな?

ねえ出川くん」


 

それでもまだ手をあげない息子。


 

発言したくてしかたない子たちは

「はいっ!」

「はいっ!」

「はいっ!」

と次々に先生にアピール。


 

しかしまだまだ手をあげない息子。


 

そのうち周りの子達が、先生の意図に気づき、息子に手を挙げるように、仕向けてくれる。

 

ようやく自信なさげに手を挙げる息子(笑)


 

M先生

「おっ!出川くん!

じゃあ出川くん、お願いします!」


 

息子

「ローマ字とは、・・・・・・・・・・・・・・・もの」

と辞書に書いてあることをゆっくりと読み上げる。


 

M先生

「おおー!さすがだね、出川くん。

いつもたくさん発言してくれるからねー」


 

クラスメイトA

「えっ?いつも全然発言なんてしてないじゃん」


 

M先生

「いや、いつもしてるから!」


 

クラスメイトB

「出川くん、いつもしてないよー」


 

それを聞いたM先生は、子どもたちに「しーっ!」というジェスチャーをしながら


 

M先生

「出川くんはいつもたくさん発言してくれますねー」


 

そう!

 

M先生は私が授業を観にきていたから、

誰でもこたえられる質問を息子にふってくれたのです。


 

そして「いつも頑張ってますよ!」

と私に遠回しに伝えようとしてくれたのです。

 

 

クラスメイトの正直な反応で、ホントのところもわかりましたが、先生の心遣いがホントに嬉しかったですね。


 

だって、長男が小学校に入ってから10年ほど経ちますが、公開授業で授業を観ている保護者の事を気にかける先生なんて、初めてだったんです。


 

基本、保護者がいても全然気にしない。

誰が居ても、誰も居ないようにいつも通り授業をする、

それがほとんどの先生のやり方。


 

それなのに、息子がいつも「がんばっているかのような姿」を私に見せようとしてくれたM先生は、素晴らしい人だなーと心の底から思いました。


 

ということで、これを「期待値超え!パート2」に認定!



 

【期待値超え!パート3】


 

そんな事もあり、若いM先生に尊敬の念を抱きながら、3時間目の授業が終了。

まだまだ観ていたい気持ちもありましたが、仕事に戻ることにしました。

 

休み時間だったので、息子に

「じゃあこれで帰るよ」

と伝え、教室から出ようとした時、

教室の入り口で、他の先生と話していたM先生が私が帰る事に気づき、声をかけてきてくれました。


 

「今日は来てくださってありがとうございます。

授業中、いじっちゃってすみませんでした。と。


 

「えっ?」

 

私に息子の頑張っている姿を見せようとしてやったこと。

 

 

それを

「いじっちゃってすみません」と謝ってきたのです。

 

 

「いえいえ、こちらこそ気を使わせてしまってすみません」という感じなのに。。。

 

 

まあ、色んな人がいますから、そんな心遣いさえ不満に思う保護者も過去にいたのかもしれませんね。。。

 

 

24〜5の子(私からみたら息子でもあり得る年齢)が、ここまで保護者に気を使い、私としては「嬉しかったー」と思っていた事にさえも、「もしかしたら気を悪くしたのではないか?」と相手を思いやり声をかけてくれる。

 

 

そんなM先生の優しさには、ホントに驚きました。

 

 

なので、これを「期待値超え!パート3」に認定しました!

 

 



 

いや、ホントに若くて経験の浅い先生だと、何の期待もしていませんでしたが(昨日も書きましたね、失礼です)M先生は素晴らしい先生です✨


 

仕事柄、M先生がなぜ小学校の先生になったのか、どんな育ち方をしたのかがすごく気になる今日このごろ(笑)

 

 

機会があったら、ぜひ聞いてみたいと密かに思ってます。



 

学校の先生って、自分では選べないでしょ?

だから「運」なんですよ。

 

 

長男の時から、ずっと思ってました。

良い先生にあたるか、そうじゃないかは、運!

 

 

3男がこの先生のクラスに入れたのは、大当たり❣ですね。

ホントに神様に感謝します。

ありがとうございます。

 

 

だからこそ余計に、神戸の教師間でいじめがあった学校、いじめをしていた先生を担任に持つ子どもたちは、かわいそうですね。


 

M先生のように、子ども達にも保護者にも常に気を配り、心遣いが出来る先生がもっともっと増えてほしいと思います。

 

いや、たくさんいますね、きっと。

 

 

逆に酷すぎる先生だけがクローズアップされているだけなのかな。

そう信じたいです。


 

 

【まとめ】

 

お客さんの期待値を超えて行こう!

伝えきれていない私の魅力、実力、まだまだあるから。


 

今日も最後までお読みくださり

ありがとうございます。


 

では、よい週末を。

 

 

 

 

でがわじゅんこ