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 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は20日、イラン核問題に関する報告書をまとめ、核兵器への転用が懸念されるイランの濃縮度約20%の高濃縮ウランの貯蔵量が昨年11月時点から減ったことを明らかにした。イランは同月、欧米など6カ国との協議で、核問題の包括的合意に向けた「第1段階」措置として、高濃縮ウランの製造停止で合意。今年1月20日に履行を開始している。
 イランが2010年に濃縮度約20%のウラン製造を始めて以来、貯蔵量の減少が確認されたのは初めて。
 報告書によると、濃縮度約20%のウランの貯蔵量は161キロ。昨年11月時点では196キロだった。イランは合意の履行開始に伴い、高濃縮ウランの希釈に着手。また、高濃縮ウランの一部は酸化ウランに転換した。
 一方、昨年11月以降、ウラン濃縮施設に遠心分離機は新型、従来型とも増設されていない。ただ、低濃縮ウランの製造は続けており、貯蔵量は7154キロから7609キロに増えた。