ついにやりました!
2009年度最終戦から参戦しているリトルワールドサイクルミーティング。
ビギナークラスで6位以内に入ってネットのリザルトに乗るという夢がついにかないました。

二ヶ月前の2011年度初戦の時は仕事や様々なプレッシャーが重なってしまい、
精神的にどん底でまともにロードに乗れていなかった。

あれから二ヶ月。
どん底を始めて経験したおかげで周りの支えのありがたさに気づけたり、
妙な力みやプライドがとれてがむしゃらにトレーニングするのではなく、自然体で自転車を楽しんでこれました。


朝レース会場に着くと、いつもと変わらぬ闘う前の静かな熱気がたちこめる。

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ビギナークラスに32番でエントリー。

gcscの皆さんも会場にみえてあいさつを交わす。
シュレク兄さん、弟さん、Mさんそろって今回はスポーツクラスとのこと。

一周試走をし、ストレッチをしながら開始を待つ。

スタートラインに並ぶ合図が出され、ビギナークラス出走者がぞくぞくと並ぶ。
前から3列目の真ん中辺りをキープ。

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レーススタート。

一周目はローリング。
早速三段坂に突入。
すぐさまフロントをインナーに落とす。
細かな位置取りのせめぎあいがあるものの、落ち着いた入り。

前を見るとdefy1乗りがいた。
おっ!仲間発見!!!
嬉しくなって隣を並走。
坂を登りきる手前でフロントをアウターに上げる。
今までずーっとインナーからアウターにうまくあがらなかったが、前日にデポでウィングさんにワイヤーの張りを調整してもらったおかげでスムーズにあがる。
ひゃっほー。

ダウンヒルは苦手なので、なるべく密集しないところかつイン側につける。

と、ドイツカーブ手前でのことだった。
前方を走るローディーがスピードの出しすぎで左に流れ激しく生け垣に突っ込む。
ガシャン!!!

激しい音と同時に反動で車体が宙を舞ってコース上に飛んでくる。
左前方からスローモションのようにこちらにむかってくる車体。

ヤバい!ぶつかる!!!

落車を覚悟したが間一髪でまきこまれるのを回避。

後ろを振り返るとコース上の車体によって走行中のローディー達に混乱が走る。

これ以上の落車が起きないことを願いながらドイツカーブを抜け、細かなアップダウンコースへ。

先頭集団は20人ぐらいだろうか。
集団中ほどにつけて走る。

スタートラインに戻ってきて、ここから三周回のレースがスタート。

パァァアアン!

乾いたピストルの音と共に集団のスピードがあがる。

三段坂に突入。
登りもローリング中に比べ速い。
ノーダンシングオールインナーシッティング戦法でアウターでダンシングをする周りに対抗。

下りでやはりやや離されるが、ドイツカーブ後の立ち上がりで加速し、集団の中盤に。
アップダウンコースを抜け、二周目。

二周目の登りから先頭が絞られてくる。
いつもならここで離される。
が今日はオールインナーでスイスイくらいつく。

下りにの途中で後ろを振り向くともう人がいない。
僕が先頭集団の最後尾か。

苦手な下りを終えた時点で、さらにスピードを上げた集団から遅れる。

必死でもがき、先頭集団のケツにつける。
この時点で先頭集団15人くらい。

アップダウンコースで集団中盤に位置取り、いよいよ最終回。

三段坂でさらに絞られる。
前方にいるチョーカルレーシングのリトルさん(多分)
にくらいつき10位以内で坂を登りきる。

下りもそれなりにおいすがるが、ドイツカーブを抜けた瞬間、リトルさんがスパート。
完全においていかれた。

なんとか順位を上げようと前方のローディーを風よけに先頭を追う。
だがなかなか先頭との差は縮まらない。

心拍がかなりキツくなってくる。
バテかけているとチョーカルレーシングのどなたかにぬかれる。

ぬきぎわに『がんばれー』と言ってくれた気がした。

最後のアップダウンロードでもがけなかったらいつもの自分と一緒じゃないか。
絶対やったる!

意を決してもがく。

さっき風よけにしたローディーと励ましの声をかけてくれた人の間をすり抜けるようにパス。

ゴールライン手前の最後の登り。
前方に坂を登っているローディーが。
最後の力をふりしぼりもがく!

ぬおおおおおおおお!!!
坂の中盤で以外とあっさりとパスしそのままゴール。

肩で息をしながら惰性で走っていると、前方にシュレク弟さんが。
『6位だよ。ネットにのったんじゃない?』

え、マジで!?
やったああああああああ!

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レース後初上位入賞記念にシュレク兄さんに撮ってもらいました。

何回も参戦して、レース中の坂での自分の強みを生かした走りを見つけ、
下りをうまいことやりすごせるようになり、
アップダウンでは集団の風避け効果を存分に生かせるようになり、
自分に合った走り方をみつけてついにたどり着いた6位。
感無量です。

自転車に巡り会わせてくれた方、辛い時期を支えてくれた方、そしていつもかわらず一緒に走ってくださる皆様に感謝します。本当にありがとうございました。


そして今回6位に入れて嬉しい理由がもう一つ。

実は昨日デュラエースのニューホイールを予約したんです。
そう、つまり今回がほぼ純正のdefy1で臨むラストレース。

15万のモデルでも高級モデルに負けない走りができることが証明したかった。
そしてロードを始めようと思っている人にロードレースがもっと身近な存在になってほしかった。

ラストレースでdefy1がやってくれました。
ありがとう。

ロードを始めようと思っている方、むちゃくちゃ高いモデルを買わなくても、defy1一台でも通勤、ロングライド、サイクリング、ヒルクライム、ホビーレースと楽めますよ。
自分の脚でどこまでもいける自由さを味わってみませんか?


スポーツクラスを観戦し帰路に。
スポーツクラスでは大学生のTくん7位、Mさん8位でした。
おしい!

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ノルンパパさんの美容院に寄り、戦勝報告をしてから帰宅。

defy1と共に勝利の美酒に酔いしれました。

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乾杯!