あなたを好きになって
あなたと一生一緒にいたい
そんな感情が芽生えてきてしまった
もし、約束してくれるなら、10年でも20年でも、アタシは待つ
あなたの最期に添い遂げられるなら
あなたと同じお墓に入れるのなら
アタシはいくらでも待っていられる
こんな気持ち初めてで
でも許されるはずはないってことよくわかっている
だから、アタシは世間のバカ女たちみたいに、奥さんにばらすようなこと絶対にしないし
アタシはあくまであの人の専属風俗嬢
それ位の気持ちでいた方が楽だ
そう思うことに決めたはずだったんだけど
最近やけに悲しくて 辛くて
あなたが家族のところに帰っているときは
孤独に押しつぶされそうになる
こんなはずじゃなかったんだけど
あなたは最初、早く良い彼氏作らないとねって
何度もアタシに言ってきた癖に
俺はそれまでのつなぎ位に思っていてよって
そう言ってきた癖に
最近じゃ、アタシが友達と遊びにいくってゆったら
焼きもちやくようになって
自分でも不思議だって言っていたけど
アタシは、泣けるほど嬉しかったよ
「でも俺にそんな権利ないもんね」
あなたはそう言った
アタシはそれが 切なくてどうしようもなかった
アタシはあなたが大好きで、あなたもきっと少し位は好きでいてくれている
なんの問題もなくうまくいっていて
いつでもアタシはあなたのお嫁さんになる準備は出来ているんだけれど
でもあなたには守るべきものが先にあった
ただそれだけ
ただ それだけのこと
たった5か月しか経っていない癖に、あなたの心と深いつながりを持ってしまったような気になっていた
でもあなたと奥さんが築き上げてきた20年の月日
それに勝てるわけがないってこと
ホントばかだけど今になって気付いたよ
夫婦の絆なんてよくわからないけれど
きっと、愛とか永遠とか、そんな言葉なんて軽く聞こえてしまうくらい超越した関係なんだろうと 思う
アタシがそこに入る余地なんて
あるわけがない
あなたはアタシのこと遊びなんだもんね
それでも、優しくしてくれたりしたこと嬉しかった
例えそれがなにかのために作られた優しさだったとしても
アタシは嬉しかった
あなたの匂いとか全部アタシの中にはっきり残っていて
もし別れて会えなくなってしまったとしても
当分は他の匂いとは一緒に寝れないと思う
別れるときはあなたの匂いがついた枕をもらおうか
あなたと一緒に寝ているつもりになって
早く終わりにしないといけない
頭でよくわかっているけれど
未来のない恋愛なんかしても意味がない
アタシのこと大切に思ってくれている友達はミンナそう言う
あなたが離婚とかしてくれればいいなって
たまに本気でそう思っちゃう時がある
離婚してくれなくても
もし奥さんが病気とかで先に逝ってしまったとしたら
そこからでも良いから一緒になりたいって
そんな自分の醜い心が許せなくて
そんな醜い心が自分の中にあったことに驚く
でもあなたが、今まで築きあげてきたもの全てを捨てて、アタシのところに来てくれるはずがないということ、誰よりもアタシが一番よくわかっているから
だから傷が深くなる前に早く
早くこの恋を終わらさなければ
アタシはこれからもあなたには何も求めない
心ん中でこんなひどいこと考えていることなんて
口が裂けても言わないし
かしこい女のままでいる
あなたにとって都合の良い女のままで
でも、生まれ変わったら、今度は本当にあなたを独り占めしたいと思う
出会う順番もちゃんとしていて
あなたと会えなくなったら自分がどうなるのかわからなくて怖い
でも、他人の不幸の上に自分の幸せはありえないから
頑張って終わらせる勇気を出そうと思う
勇気 勇気 勇気
こんなに誰かのことを好きになれて幸せだった
あなたは、アタシがこんなにあなたのこと思っているなんて
きっと知らないよね
「寂しいけど、俺達が終わるときは、キレイに終わらせようね
じゃないと、お前も辛いと思うし」
あなたは卑怯だと思う
でも、アタシも卑怯だから
お互い様だね
そんなあなたを好きになってしまったアタシ
でも後悔はしていない
沢山新しい自分を発見出来たし
あなたと、あなたの家族の幸せを祈ろうと思う
そして、アタシの幸せと。