価格弾力性というのがなんとなくわかった。日本の食卓に米は必須なので米が多少値上がりしても米食は買い続ける。これは価格弾力性が低い(固い)。また、自分にとってタバコは必需品(嗜好品ではない)なのでどーんと値上げしても喫煙はやめない。これも弾力性が低い。
逆に、自分はいま老眼が進行中なので、老眼鏡を買っても二〜三年で使えなくなるので本屋で売ってるような老眼鏡(2000円くらい)は買わない。100円ショップのを買う(まあすぐ壊れるので結局2000円くらい使っているのだけど)。これは価格弾力性が高い(ぱふぱふ)。
ただ、小塩さんの説明には納得できないところがあった。
小塩さんは価格弾力性の大きい商品の例として牛丼を挙げる。曰く「いくつかの牛丼チェーン店がありますが、どこの牛丼もそれほど違いはありません」。
いや…結構違いますよ。もうね、アホかと。馬鹿かと。個人的には牛の味というより、玉ねぎの煮込みがユルくシャキシャキしてるM屋の牛丼はあまり好きではない。ていうかY屋が至高。「並玉味噌汁、汁ダクぐちょぐちょの濡れ濡れ」これ最強。
そういや吉野家コピペでたかが150円引きで普段入らないY家に来たあの一家にとって牛丼は価格弾力性が高い商品なのだ。
で、自分はというと、仮にM屋の牛丼が150円値下げしてたら勿論食うけど、150円値上げしたら端的に牛丼は食わない。Yの牛丼も食わない。サイゼリアのミートソースボロニア風を食う。これ最強。
要する昼飯はワンコインで収まるかどうかが基準で、商品はそこそこ旨ければなんでもいい(これをデフレマインドという)。
こういう場合、価格弾力性はどうなるのだろう。
たぶんこの辺の話しになるのだろうけどさっぱりわからない。
商品を「牛丼」ではなく「昼食」として考えればいいんだろうか。