39108 / 吉井和哉

2006年に発売された吉井和哉の3枚目のオリジナルアルバムです。

 

THE YELLOW MONKEYにハマって全アルバムを周回しまっくていた時に、イエモン解散後の吉井さんのソロ活動も少し気になり、何枚かアルバムをレンタルしました。

(以前のブログjaguar hard pain / THE YELLOW MONKEY

 

吉井さんの最初のソロアルバム「at the BLACK HOLE」を聴いたとき、衝撃を受けました。

理由は単純で、イエローモンキーとは全く違う音楽だったからです。

 

バンド解散後のソロ活動なので、バンドの時と違う音楽をするというのはもちろん分かります。

 

ソロでもイエローモンキーと同じ表現をするのであればおそらく解散することもないと思いますし、ただ、歌詞からメロディからアレンジまで何から何まで違う音楽だったのです。

 

なので、聴いた当初は慣れないアルバムや曲でした。

 

それでも聴いていくうちに、吉井さんのソロ曲が好きになっていきました。

 

吉井さんのソロ曲には、イエローモンキーの時とは違う吉井さんの人間味あふれる素直な感情や優しさがありました。

 

イエローモンキーの音楽は、架空の人物や物語を創造して、そこから曲をつくることで唯一無二の世界観が出来ていたように思います。

 

吉井和哉さんの音楽は、吉井さん本人の経験や性格、日常に思うことや感情を表現していると思います。

 

今回紹介するアルバム「39108」は、そんな吉井さん自身の思いがつまった1枚です。

 

このアルバムの魅力は「自らと向き合って生まれた等身大の感情」です。

 

では、何曲か紹介していきます。

 

1曲目 「人それぞれのマイウェイ

 

日常の中の一コマを切り取った曲です。

本当に歌詞が突き刺さります。

「どうでもいいことが 大事なことなんだ」や

「3年前から平凡な人生がいいと思った」という歌詞。

 

吉井さんがこれまでの自分自身の人生を改めて見つめ直してように思えます。

 

その体験から得た歌詞は、聴く人それぞれの人生に浸透し、納得する部分があるのではないでしょうか。

 

3曲目 「LONELY」

1人の人間の孤独な寂しさを溜息のように表現した1曲です。

 

「悲しい心がどこにも逃げ場がなくて」という歌詞。

 

自粛生活が強いられている今の世界に通ずるようだなと思いました。

 

人は皆孤独で寂しいのに、さらにその孤独から逃げ出すこともできない状況。

 

今、改めてこの曲の意味が少しだけ分かったような気がしました。

 

8曲目 「WEEKENDER」

 

かっこいい。ただかっこいい曲です。

イエローモンキーも最高にカッコいいのですが、その時のカッコよさとは違うというか。

重い

ソロの吉井和哉になったからこそ、より自由で軽快になったという印象です。

 

「遠回りしても良かったと言える大人になりたい」という歌詞。

 

人生の色々なことを経験したからこそ、愛することと優しさを求めることを歌っているように感じます。

その姿が、本当にかっこいいのです。

 

 

11曲目 「恋の花」

 

これまで出会って愛した人への思いが詰まった1曲だと思います。

 

恋が終わってしまったから、それは悲しい記憶だったのではなく、

愛すべき日々だったことは変わらないのです。

 

私自身、辛いことや思い出したくないことばかり記憶に残ってしまいがちなのですが、

この曲を聴いて、もっと感謝すべきことや良かったことも思い出していければなと思いました。

 

 

以上、曲紹介でした。

 

ロックスターの吉井さんを観たい聴きたい方も多くいらっしゃると思います。このアルバムにはそういうイメージの曲はなかなかないかもしれません。

でも、一人の男性が自分と向き合い見つけ出したそのままの感情と人生観が、このアルバムにはあります。

だからこそ、心に沁みるんだと思うのです。

 

これからも聴き続け、少しづつゆっくりと理解していきたいアルバムです。

 

今回、紹介した以外の曲も素晴らしいので、ぜひ聴いていほしいです!

ではー