収集について個人的に思うこと。


「収集」にはおそらく、段階があって、何段階かに分かれている。まず第1段階。これは、ほとんどの人は経験しているので、わかると思うが、ただ単純に集めること、買い集めること。

例えば、1シリーズ全20種類があって、それをコンプリートかそれに近い部分まで集めましたよ、という段階。

そして、しばらくすると熱も冷めて、(数週間から数年)捨てるか、人にあげるか、売るかしてしまう。ここまでが第1段階。


第2段階は、数年経っても、思い出したように買い集め、整理しつつも、数が非常に多くなってしまう段階。部屋が収集物で溢れかえるような状態。コレクションを見ても凄いねと言う人と、多すぎる少し処分したら?と言う人、両極端になってくる。

そして、選択が大きく2つに分かれるのだけれど、それが「卒業」と「継続」。


「卒業」に関しては、家庭環境、経済環境など様々な理由があると思う。進学、就職、転職、引っ越し等もきっかけになる。物が多い。何かうまくいかない。断捨離でもするか、という精神的な展開もあるはず。

このさい、卒業して収集狂とは完全に無縁の人生を送る人もいると思う。

「継続」を選択すればさらなる苦難が待ち構えている。


第3段階。

ともに生きると決意した領域。収集の成果も低減し、収納が問題となる。というか収納グッズの金銭的ウェイトが格段に上がってくる。マンションやトランクルームを借りる人もいるかもしれない。

もしかしたら収集品と同じくらいメンテナンス、維持管理にお金がかかりだすかもしれない。


個人的には、なるべく見えないようにした方がいいように思う。そして、収納、整理、維持管理の方にお金や時間をかけた方がいい。割合的に収集:2  収納整理:8  くらいか。

視界から遠ざけることで客観的に見る、生活の一部にしてしまわない。ちょっと矛盾しているようだけど、精度を上げるためには必要だと感じる。あとは、必ずアウトプットする場を設けること。収集は基本、インプットなので、インプットばかりしていたら、やはり何かおかしくなってしまう。バランスが悪くなる。どこかで、社会的な領域に押し上げなければ、循環しなくなってしまう。


第4段階は、どこに辿り着くかはわからない。魔境かもしれない。ただ、安易に処分してしまわなければ、辿り着ける領域がきっとあるはず。。。