泣いてもいい 夜は一人で
ごまかしてみる雨の東京
くじけた愛には滲むネオンと
憧れと甘い妄想










風の強い入学式
南部落団地 桜咲く日に

真っさらのランドセルと笑顔
幸せな写真見る目はもう…

歯がゆさに戸惑い覚え
おどけた声に肌が凍え今なお思う7年の日々

覚えてないのに忘れられない

8年目のパパの似顔絵
誰も書けなくて泣いてた俺

バカだよね?
ママの彼氏 書けない

『裏切れない』とか
健気じゃない?

『ねぇ、ママいじらせないで!』
なんて怖くて言える訳ないね

サンデーモーニング
卵焼き焼く

何を思い裸で抱き合う

押し殺した言葉と
憎しみの息苦しい日々に慈しみを

自分で自分を傷つけ出す
濁り出す目で見続けた明日







泣いてもいい 夜は一人で
ごまかしてみる雨の東京
くじけた愛には滲むネオンと
憧れと甘い妄想








殺意でなびく愛憎のしじま
涙を流し息を殺したあの日々

目にした情事の醜さ

修羅の血 また今も夢に見るさ

布団の下 包丁忍ばす
メス猫色キチガイ ガキとカス

泣きじゃくる妹 震える肩
二人殺せるなら救えるかな?

エスカレートするヒステリー
ままごとよりは優しいキスでいい

子供は道連れヒロインはママ

『いいんだボク脇役だから』

とめどない情念の涙
隣は泣き疲れ眠るモナリザ

大人には見えない世界
『大人がいないと生きて行けない』

ちぎれない糸なのに
聞こえないいつかのハーモニー

度重なる転校
甘い卵焼きのいつもの弁当







泣いてもいい 夜は一人で
ごまかしてみる雨の東京
くじけた愛には滲むネオンと
憧れと甘い妄想










ボロのBMXにサントリーレッド

2リットル2本 震えた両手

気付いたときは叩きのめされたり

オレらの周りはそんなヤツばかり

地方から逃げて来たから
夜逃げしていなくなったあの娘

臆病なツラに布団叩きでヒット

ガムテープで全身包まれた夜も

ビビったオレのへこんだ日々

ラブリーなママと悪酔いのパパ

腹が立つが今はいつの間にバラバラ

そんな親父でも愛をくれ

Disなど出来ねえ
それ以下になった

電話越しで言われたパパと名前

正直に答が出ない歯痒さに

そんな人は沢山いるはずなのに

あの娘が言う優しさに戸惑う

オレの顔見て戸惑うあの娘に

何が出来るか考えてみる

下見る度に涙を流す

やつれたクソなツラ
濃い酒で流す

傷つけた分だけ
癒しの言葉が突き刺さる
All Day

それでも
決して切れない糸








泣いてもいい 夜は一人で
ごまかしてみる雨の東京
くじけた愛には滲むネオンと
憧れと甘い妄想




















鬼/獄窓から

『糸』