六月の空を駆ける虹色の空に


紫煙のような花が咲く


瞬く間の静寂と永遠の一秒ごと


くすんだ色に柔らかな色彩



極東の島の片隅の花


しとやかに潤む片隅の花


ひとしずく濡らす涙の花


薔薇にも勝る刺よりも毒




変幻自在の色の芯は


色濃く流れる血のような赤


気高く映る孤高の色に


心奪われる




色の推移は緩やかに


魅了する七色


花の色と夕暮れの迷路


魅惑を身に纏う


六月の紫陽花