鴉が鳴くから帰りましょう
二人で歩いて帰りましょう
鴉が泣くから帰りましょう
まだ見ぬお家に帰りましょう
一日の終わりと始まり
朝が来て夜が来る
陽が登り陽が沈む
一日の始まりと終わり
夜が来て朝が来る
月が沈み月が昇る
森羅万象
何時もの事と
静かに倶利伽羅
始めの一粒
鴉と己の視点
見渡す景色
同じくも相違
波長を同調
複雑怪奇の
素は原子
捏ねくる輪廻
無限に続く夢幻
魂と肉の
分離を試みる
逢魔が刻に
入り混じる錯綜
歪みを産む
陽陰の狭間
開幕と終焉
表裏一体
表の裏の裏
は無限大
夢うつつ
の現実は嘘
手に取る
現実は夢うつつ
逢魔が刻に
笛を吹く
逆さまに見える
泡沫の現実
見る景色の
裏側が見えた
鴉が見る景色
鴉が亡くから帰りましょう。
