小鳥は思った。
『あの時の大鷹さんは間違って無いよな』
『嘘を付いてるのは自分自身だよ』
大空に飛び立つチャンスを無駄にした小鳥
さえずる小鳥の歌声は
涙で声になりません。
痩せ我慢、はたまた欺瞞か怠慢か
葛藤で枯らす声を
端で笑うカラス
虚しく響き渡ります
カラスが言います
『ダセぇなオマエ。女々しいんだよ!口ばかりで話になんねえよな?』
小鳥に返す言葉などありません。
『オレ達に翼がある理由がオマエにも分かるだろ?。空を飛ぶ為にあるんだぜ?』
小鳥の爪と翼はボロボロに…
『どうにもならないんだ…』
カラスは続けます。
『情けない臆病者だぜ!まあ、オマエごときが飛んだとしても直ぐにくじけるだろうけどな!』
小鳥は悔しくて悔しくてたまりません。
カラスが最後に
『理由はどうであれ決めるのはオマエ自身だからとやかくは言わないよ。だけどシケたツラを見せるのだけは勘弁してくれよな?とばっちりはゴメンだからな(笑)』
と自由なカラスは大空へ羽ばたいて行きました。
小鳥はカラスの飛び立つその姿をただ呆然と眺めていました。
小鳥の葛藤はまたまだ終わらないようです。
大空には悠々と舞う鳥達が謳歌しています。
身の程をしる小鳥は
すっかり臆病になってしまいました。
続く。