「IPアドレス」というワードについて、
一度は耳にしたことがある方も
多いのではないでしょうか。
「192.168.1.1」のような、
ピリオドで区切られた数字を
思い浮かべるかもしれません。
IPアドレス(Internet Protocol Address)
の文字通りの意味は
「インターネットで通信するための住所」
となります。
ネットワーク上の各機器に割り当てられ、
通信相手を指定する際に使用されます。
誰かに手紙を出す際には
封筒にまず相手先の住所を書きますが、
インターネット上の通信でも
同じように相手先の住所
(=IPアドレス)を指定するわけです。
IPアドレスの種類
グローバルIPアドレス
グローバルIPアドレスは、
ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)
という団体によって
一元管理されており、
その下部組織に
APNIC(アジアのIPアドレスを管理)、
さらにその下に
JPNIC(日本のIPアドレスを管理)
が存在します。
ICANNが
「ここからこの範囲は
アジアで使ってOK!」
と決め、APNICが
「ここからこの範囲は
日本が使ってOK!」
と決めるような流れで
割り当てされます。
プライベートIPアドレス
プライベートIPアドレスは、
会社や家庭などの組織内(ローカル)で
一意に割り当てられるIPアドレスです。
このIPアドレスは
JPNICなどの機関に
申請する必要はなく自由に使えます。
自由に使用できるとはいえ
組織内で一意でない場合は、
宛先を混同して正常に通信できないので
一意に割り当てる必要があります。
また、このIPアドレスが
割り当てられた機器は
インターネットでは
通信を行えないため、
インターネット
通信を行うためには、
アドレス変換技術などで
グローバルIPを持つ機器に
中継してもらう必要があります。
DNSとは、
Domain Name System
(ドメインネームシステム)の
頭文字を取った略称で、
「インターネットの住所録」を
イメージしてもらうと
分かりやすいかと思います。
正式に説明すると、
ドメイン名とIPアドレスを対応づけたり、
別のDNSを紐づけたりするシステムのことで、
このシステムがないと
ブラウザでドメインを
入力してアクセスしても
何も表示されません。
ちなみに、
呼称はそのままで
「ディーエヌエス」です。
IPアドレス逆引き
ホスト名(ドメイン名)に紐づく
IPアドレスを調べることを正引き
といいます。
逆引きとは簡単に言うと
正引きの反対の動作です。
ホスト名(ドメイン名)から
IPアドレスを導き出す正引きとは逆に、
逆引きではIPアドレスから対応する
ホスト名(ドメイン名)を導き出します。
プライベートIPアドレス確認
Windows
1.GUI(グラフィカルな操作)
を利用したIPアドレス確認
手順 1:
デスクトップ左下
「 (Windows マーク)」を右クリック –>
「ネットワーク接続」を選択します。
手順 2:
「イーサネット」 –> 表示されたアダプターの
「ネットワーク」を選択します。
手順 3:
プロパティ画面:プライベートIPアドレスが
表示されることを確認します。
2.コマンド(Windows PowerShell)を
利用したIPアドレス確認
手順 1:
デスクトップ左下
「 (Windows マーク)」を右クリック –>
「Windows PowerShell」を選択します。
手順 2:
プライベートIPアドレスを
表示するコマンド
「ipconfig」を実行します。
ipconfigを実行後、
IPv4 アドレス・サブネットマスク
・デフォルトゲートウェイなどを
表示することができます。
Mac
手順 1:
左上のリンゴをクリック
手順 2:
システム環境設定をクリック
手順 3:
プライベートIPアドレス確認
グローバルIPアドレスの
確認方法
グローバルIPアドレスは、
インターネット接続に
使用されるIPアドレスです。
コマンドプロンプトや
ターミナルからも確認できますが、
もっとも簡単な方法は
IPアドレス確認サービスに
接続することです。
それぞれの方法や
IPアドレス確認サービスについて
解説します。
コマンドプロンプト
ローカルIPアドレスは
「ipconfig」や「ifconfig」で
調べましたが、
グローバルIPアドレスは
Windows、Macともに
「nslookup」で調べます。
コマンドプロンプトやWindows PowerShell、
ターミナルに「nslookup」と入力すると、
自分のグローバルIPアドレスが表示されます。
なお、「nslookup ドメイン名」
と入力すれば、
そのドメインの
グローバルIPアドレスが確認可能です。
CMAN
CMANは、IT技術者向けに無料サービスを
公開しているウェブサイトです。
ほぼすべてのサービスが無料となっており、
IT技術者やウェブサイト制作者を中心に、
1日に数万人が利用しています。
グローバルIPアドレスの確認以外にも、
「サーバー監視・ネットワーク監視」
「QRコード作成」「画像加工サービス」
「htaccess作成支援」など
さまざまなサービスを提供しています。
上記のウェブページにアクセスするだけで、
グローバルIPアドレスが表示されます。
グローバルIPアドレス以外にも、
ホスト名や通信ポート、OS、ブラウザなどの
情報も調査可能です。
加えて、ping応答やポート開放、
DNS情報などを調べることも
できるため非常に有用です。
確認くん
確認くんは、アクセスするだけで
グローバルIPアドレスを表示してくれる
ウェブサービスです。
上記のリンクから
グローバルIPアドレスを確認しましょう。
グローバルIPアドレス以外にも、
「OSの解像度」「ブラウザ」
「プロキシの有無」なども表示されます。
ラッコツールズ
ラッコツールズは、
非常に多種多様なウェブツールを
取りそろえており、
ほとんどのサービスが
無料で利用可能です。
例えば、「IPアドレス住所検索」「見出し抽出」
「IPアドレス確認」
「メールアドレスチェック」「文字数カウント」
といったサービスがあります。
全部で100個近いサービスを、
ラッコツールズでは提供しています。
今回は、IPアドレスを確認する
具体的な方法について解説しました。
IPアドレスには、グローバルIPアドレスと
ローカルIPアドレスの2種類があり、
グローバルIPアドレスはインターネットに
接続するためのIPアドレス、
ローカルIPアドレスはオフィスや家庭の
ネットワーク内のためのIPアドレスです。
IPアドレスを確認する方法は、
IPアドレスの種類によって異なります。
グローバルIPアドレス、
ローカルIPアドレスともに
コマンドプロンプトや
Windows PowerShell、ターミナルから
コマンドで確認でき、
グローバルIPアドレスの場合は
ウェブサービスから確認することも可能です。
コマンドやウェブサービスを使いこなして、
IPアドレスをしっかりと確認しましょう。
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