最近暑くなってきて、家では扇風機ガン回しの状態の遺言小説家です。いつから冷房を使おうかと自分の金銭状況とせめぎ合いをしています。去年は7月まで耐えていた気がしますが…。
~紹介~
さて、それでは早速本題の小説紹介をしたいと思います。今回僕が紹介する本は、
著者、宇山圭佑さんの、『桜のような僕の恋人』です。出版社は集英社さんです。
何かいい本がないかと本屋に立ち寄った時に見つけた本です。速攻で買いました(笑)この本は2017年に刊行され、現時点(2021年6月)で累計発行部数60万部達成しており、さらに映像化が決定しており、2022年にNETFLIXにて配信予定だそうです。主演は、中島健人さんと松本穂香さんです。これが本屋の目立つところにおいていなければ買っていなかったので本屋さんには感謝です。ありがとうございます。めちゃくちゃ感動する恋愛小説です。あとであらすじを追いかけていくので、どのような作品かもう少し詳しく見たい人はぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。その前に自分がこの本を読んで特にどのような人に読んで欲しいかというと(もちろん全員に読んでいただけると嬉しいですが)、恋愛に困っている人、好きという気持ちがわからない人に読んで欲しい一作です。この小説を通して僕は、恋愛とはどういうものか改めて考えさせられました。好きってなんだろう、愛するってなんだろう、そんなことを考えさせられました。だから恋愛に悩みを抱えている方に超おすすめです。あらすじは以下の写真を見てください。
感想や本のリンクは以下に記載しています。それでは、この辺からネタバレ込みで書いていくので、初見で読みたい方は飛ばしていただけるとありがたいです。では、紹介していきます。
~内容~(*ネタバレ注意)
物語の幕開けは、美容師になったばかりである美咲に一目惚れをしてしまった晴人、美咲に会いに行くために美容院へ通っていた晴人だったが、ある日事故が起こってしまう。美咲に髪の毛を切ってもらっていた晴人だが美咲のミスで晴人の耳たぶを切ってしまったのである。そのことをきっかけに美咲は申し訳なさから何でもしますと言ってしまったばかりに晴人に「桜を見に行きませんか」とデートに誘われてしまう。美咲はこんなデートの誘い方はないだろうと思っているが断れない状況だったので渋々行くことに。デートをきっかけに晴人は彼女に認めてもらいたい、好きになってもらいたい一心で一度諦めていたカメラマンへの夢を追いかけ始める。そんなまっすぐな晴人に美咲も心が揺らいでいく。そんな晴人がカメラの仕事に携わり初任給をもらったところで再びデートに誘う。美咲も断ろうかどうか迷っていたが彼からの強い誘いに断れなく行くことに。行ったのは少し高級なレストラン。そこで晴人は、話の流れで美咲のことが好きであることを伝えてしまう。美咲も戸惑ったまま帰ることになってしまったが、何も返事をしないのも悪いので、少し考える時間をもらうことに。美咲は彼のことを信用してもよいかという不安な気持ちと彼に愛されているという嬉しさで悩んでいた。答えを出すのに2週間もかかってしまったが無事2人は付き合うことに。しかし、そんな幸せな時間は長く続かなかった。
美咲は最近熱を出すことが多くなっていた。それは彼女がとある治らない難病にかかってしまっていたからである。その難病とはファストフォワード症候群という人より何十倍もの早さで老いていってしまうものだった。美咲はこのことを彼に言うか悩んだが、老いた自分を見ていて欲しくない、老いていった自分を愛してくれるのか怖いという不安にかられ、別れることを決断する。別れることに納得がいくように美咲は好きな人がずっと前からいたことをでっち上げ、別れを告げる。晴人は当然納得がいかなかったが、「私のこと、もう忘れて」と言われてしまい、何も言えず電話が切れてしまう。そしてこれからどんどんと美咲の体を病気が蝕んでいく。どんどん老いていってしまう自分を見るのに耐えられなくなっていってしまう。兄の貴司は病気を治そうと治療院を探し、その治療院に通わせるがその治療院が詐欺であったことが発覚し、貴司は何もしてあげられない苦悩にかられる。また兄の婚約者でよく美咲の相談にものってもらっていた綾乃も美咲のことを励ますが、きれいな綾乃を見る美咲はその姿を妬ましく思ってしまい、美咲は綾乃さんのことを嫌いにならないようにもう会いに来ないようにと告げる。
どんどん悪化していく病気に美咲は何度も晴人のことを思い出していた。ずっとあの頃でいたかったと悲しみにくれる。美咲の晴人に会いたいという思いを感じていた兄の貴司は、言わない約束だった病気のことを晴人に告げてしまう。それを聞いた晴人はすぐさま彼女のもとへ向かった。老いのため、直接対面するのはできず会話もできなかったが、晴人は病気に気づいてあげられなかったことを謝罪し、今でも好きであることを伝える。そして以来晴人は彼女のもとへと毎日足を運び、彼女と襖一枚を挟み、晴人は色々な話をした。しかし、それでも病気は止まらなかった。胸の激痛により入院することになり、美咲は時間ももうのこりわずかになっていることを感じていた。それでも美咲は会いに来てくれる晴人に会いたいため退院することを決める。入院したことを知った晴人は焦りに襲われたが、写真で彼女を幸せにしたいという思いから自分の上司に写真展に自分の写真を出してもらうようにお願いする。最初は断った上司だったが晴人の熱い思いを伝えられ、納得のいく写真を撮ってきたら出させてもらえるようになり、その写真も認められ写真展に出させてもらえるようになった。晴人はその写真展に美咲を誘った。美咲は晴人と再会する勇気を持てず行くかどうか悩んだが、その写真展の最終日、兄の貴司からの後押しもあり行くことに決める。写真展の会場に着いたときに晴人はいなかったが写真を見たときに彼との思い出が込み上げてくる。そして会いたいと思ったがそのとき晴人は美咲の家に行っていた。ちょうど入れ違いになっており、それを知った晴人は急いで会場に戻った。その道中に2人は会うことになる。晴人の姿を見つけた美咲は彼のもとへと足を運んでいく。そして声をかけようとしたがそのとき自分のニット帽が飛んでしまう。晴人はそのニット帽を拾ってあげるが、目の前の老婆が美咲であることに気づけずそのまま去っていってしまった。美咲も晴人が気づいていないことを感じたがそれでも最後は笑顔でいようと涙を必死に堪えて精一杯笑った。
そしてその数日後美咲は亡くなってしまう。しかし老いた姿を見せたくないことから葬儀も行わず、晴人にもそのことをしばらくは伝えないようにと兄に言っていた。しかしその次の日、兄の貴司とその婚約者の綾乃で部屋を片付けているときに美咲の晴人宛の手紙を見つけ、その手紙を渡すために晴人に美咲の死を告げる。晴人は現実を受け止めきれなかった。思いが溢れ、彼女の部屋に見させてくれるように貴司に頼んだ。そして彼女の部屋に入り、彼女のことを思い出す。そこの部屋で晴人はあの時拾ったニット帽を見つけてしまった。晴人は気づけなかったことに気づき、彼女を傷つけてしまったことをひどく申し訳なく思った。何事にもやる気を見いだせず、カメラの仕事もやる資格はないと感じ、仕事を辞めてしまう。しかし、その数週間後、上司だった人からカメラをやめるなという熱い言葉をもらい、また仕事場に顔を出す。そこで仕事仲間に励まされ、カメラを続けようと思うきっかけになった彼女の言葉を思い出す。そしてまだ読んでいなかった彼女の手紙を読み、彼女との出来事すべてを抱え、彼女のことを思って写真と向き合っていこうと思ったのであった。
~感想~
いやー長くなってしまってすいません。かなりネタバレ含んでしまいましたが、とても儚くて、この本を読んでいるとき胸が痛くなりましたね…。もし自分が病気にかかってしまったとき、支えてほしいと思ったとき、あなたは素直に頼れますか?それとも周りに迷惑をかけないように笑顔でいられますか?また誰かが病気にかかったとき、悩んでいるとき、助けてあげることが正解ですか?それともそっとしておくのが正解ですか?多分どれも正解で間違っていないはずです。だから僕は誰かの優しさに気づいてあげられるような人になりたいって思いました。本当にこの本を読んでよかったと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。もしよかったら読んでみてください。リンク貼っておきます。
もし読んだら、感想お待ちしております。すでに読んでいる方がいらっしゃいましたら感想くれると嬉しいです。それではまた。

