歳はとっても、皆中身は変わらんなぁ

6月12日(水)

神楽坂にある久露葉亭にて、ゼミの同窓会が催された。

ほぼ、予定通りに神楽坂駅を降りて、グーグルマップの示すとおりに歩き出したのだが、

いつまで経っても辿り着かない。

もう一度グーグルマップで確認すると逆方向に歩いていることを知る。

これは、大きなロスだ。

急いで逆方向に戻り、坂を下る。

すると、俺の名を呼ぶ女性の声が聞こえる。

お、参加者の一人じゃないか。

彼女も店の周辺で迷子になっていたようだ。

店は小さな路地の奥まったところにあった。

暖簾をくぐり、俺が一番最後だと知る。

 

まずは、生で再会を祝す。

 

幹事は、元ゼミ長で流石にしっかりとした店を選んでくれた。

6,500円で飲み放題のコース。

事前に自ら訪れて、確認して決めたとのこと。

やるねぇ。

 

ビールの後は、日本酒をガンガン飲む。

そして、昔話に盛り上がる。

みんな元気に生きているのが伝わる。

 

そして、2軒目の店に向かう。

 

懐かしい神楽坂。

しかし、随分と小奇麗になって昔の面影はないなぁ。

 

かなり酔っていて、写した記憶がない写真ばかりだ。

 

いやにてかってるな。

 

巨大なビルが立ち並ぶ。

 

さぁ、目指す店まではもう少し。

 

かつて、ゼミが終わった後には、必ず立ち寄って飲み明かした懐かしい店。

相変わらずの人気店で、満席だったが少し待って入る。

 

ここに来たら、泡盛の古酒と決まっている。

これが、効くんだな。

 

ゴーヤチャンプル。

 

そして、餃子。

もう、完全に記憶がない。

 

そして、さんざん盛り上がって、飯田橋駅に向かう。

おいおい、随分モダンで奇麗になったな。

改装工事をしていたのは知っていたが、出来上がった後に訪れるのは初めてだ。

昔の駅舎の面影はないな。

 

卒業した後も何度か集まっていたが、随分間が空いてしまったなぁ。

皆髪の毛が白くなったり、薄くなったり。

だが、一人だけ黒々とした髪がふさふさだった。

もちろん、染めているとのことだが、羨ましい。

 

容姿は変わったが、声や話し方は昔のまんまだ。

 

ふと思い出すのが、「老人のつぶやき」だ。

 

大空へ 海へ 故郷へ

私はもうすぐ 帰ってゆく

大空へ 海へ 故郷へ

私はもうすぐ 帰ってゆく

いつまでも 空を見上げて

老人はあの頃を 思い出すのだろう

私の好きだった あのひとも今では

もう死んでしまったかしら

 

で、どうやって帰ったのか全く憶えていない。

気が付いたら、我が家のベッドで、寒さに震えていた。

なんでこんなに寒いんだ?

あ、エアコンを点けっぱなしじゃないか。

 

そして、目覚めたのだが、激しい二日酔いで動けない。

辛いなぁ。

 

俺はちっとも成長しないな。

あの頃と変わらんじゃないか。

 

あかんなぁ。