昭和天皇誕生日の朝散歩

4月29日(月)

何故か3時前に目が覚めて、そのままだらだら過ごして朝を迎える。

やり場のない怒りがこみ上げてきて、二度寝しようとも思わなかった。

糞ったれが!

5時を回った時点で、階下に降りて静の眠るリビングに向かう。

灯りを点けると眩しそうに目を細める静を見て、なんとか心を鎮めることができた。

さぁ、散歩の時間だよ。

 

歩き始めてすぐに白いラブラドールと丁寧な挨拶を交わす。

久しぶりに近くで見て、体も大きくなって堂々とした振る舞いに驚いて、

「立派になりましたね。」と飼い主に声をかける。

「やっと落ち着いてきて、ホッとしました。去年までは暴れて大変でしたよ。」との返事。

ちょっと羨ましいなと思ってしまった俺。

 

さぁ、気を取り直して散歩を続けよう。

いつもの橋から東の空を望む。

太陽はすでに高く昇っているのだが、さらに北側から昇っているのでビルの陰に隠れている。

今日一日は天気が持ちそうだが、明日から下り坂の予報だ。

あぁぁぁ、残念。

 

しかし、あのトンずら女に投じる奴が一番多かったとはね。

 

俺は今まで、どの政党に所属しているからという理由で1票を投じたことはない。

投票用紙に個人名を書く以上、立候補者本人の主張を吟味して選んできた。

逆に、どの政党に所属しているからという理由で、投票相手から外してきた。

だから、俺だったら、絶対にとんずら女は一番先に候補から外す。

 

そして参議院議員を辞めて立候補した男。

参議院議員で何もできなかった奴が、衆議院議員になれれば何ができるというんだ。

出る方も出る方だが、選んだ方もどうかと思うぜ。

 

しかし、投票率が低すぎるな。

43万人の有権者がいて40%の投票率だってさ。

6割の有権者が棄権してるだから、呆れちゃうぜ。

 

トンずら女の得票率だって、有権者の11%程度。

有権者の1割しか支持されていないことになる。

これって、選ばれたことになるのか。

 

情けないのは、江東区だけの問題じゃないという事。

 

日本全国でも似たり寄ったりなんだろうな。

 

投票所に行く奴もそれすらしない奴らも愚民ばっかりの国になっちまったな。

 

こんなことが繰り返されてきて、とんでもない恐ろしいことが知らない間に決まっていく。

気が付いたら1984の監視社会のどん底の生活に巻き込まれているだろう。

 

少子化対策も大事だけど、愚民化対策はもっと大事だな。

 

ま、かく言う俺も愚民の一人だけどね。

 

そんなこんなで、無事に朝の散歩を終えて、元気よく朝ご飯を食べてくれた静ちゃん。

君はブレないね。

 

君を見ているだけで、心が和むよ。

 

ありがとう!