赤白ピンクに咲き揃うツツジに魅せられて

4月26日(金)

昨夜灯りを消したのは2時近かった。

だってさ、サッカーを観ちまったからな。

しかし、勝ったとはいえ後味の悪い試合だったな。

キーパーの1発退場と敵のへばりに助けられたようなもんだ。

いつもなら消灯すれば瞬時に寝てしまうのだが、興奮冷めやらずでなかなか寝付けなかったぜ。

相変わらず主審は相手よりだし、またとないチャンスにも決められないし。

酒も飲まずに観戦したから、朝の散歩はすっきりしてたけど。

 

5時過ぎには目覚めて、5時半には散歩に出る。

実質、3時間しか寝てないのか。

 

今日はいつも通る道の対岸の道を歩いてみよう。

 

僅かな川幅なんだが、随分と景色が違って見える。

静もそう感じたのか、落ち着きがなく帰りたがるのだった。

 

何故こちらの道を選んだかというと、地元の高校の生垣のツツジが満開だったからだ。

 

「大迷惑」の看板が気になるけど。

 

我々の前方を歩く女性も熱心に撮影していた。

 

まったくツツジには興味がない静。

 

君は、色の違いを識別できるのだろうか。

 

何度名前を呼んでも、こちらを向いてくれなかった。

 

そして、いつもの帰宅のコースに戻る。

 

また、目ヤニが付いていたな。

 

今朝はいつもと違うコースを歩いたので、激しい引っ張りが続く。

 

この程度でビビるなんて、情けないなぁ。

 

途中にある公園でコーギーと柴犬が戯れていた。

すると大きな声で吠えるコーギー。

ビビッてそちらを見ないようにして通り過ぎる静だった。

 

散歩の終盤になると、さすがに俺も耐えられなくなり、リードを腹の下からくぐらせて歩く。

 

ぐったりと疲れ切って帰宅する。

 

それでも気持ちを切り替えて、静の朝ご飯の支度に取り掛かる。

 

今朝も豚バラ。

ちゃんと食べてくれるかな。

 

十分に冷まして、食べさせるとすぐに飛びついて、勢いよく完食してくれた。

 

よしよし!

最後の豚バラだ。

午後からマチノマに行かなきゃね。

 

ご飯を食べたら、毎朝繰り返されるボール投げ。

 

全速力で、ボールを追いかけ廊下を行ったり来たりする。

 

だから、ハァハァと息が荒くなって口を開いて息をする。

 

真剣にボールを追いかける姿が見たくて、ついついボールを投げてしまう俺。

 

そうだよ、U-23の選手に足りないのは、必死でボールを追いかける気迫だよ。

勝ち負けの結果以上に、ボールに食らいつく姿勢が見たくて夜中にもかかわらず観続けるんだ。

 

それはさておき、プラスチックのゴミを出し、朝風呂に浸かり、そして洗濯だ。

 

楽しいな、楽しいな。

老人にゃ、学校も会社も何にもない!

みんなで歌おうゲゲゲのゲ!