雨上がりの朝、気分を新たにひたすら祈る

4月25日(木)

今朝目覚めたのは、4時40分。

枕元の時計を見て確認する。

そろそろ起きようかと思ったら、寝てしまったようで、目を開いたら5時丁度になっていた。

空白の20分。

長いようで短い20分。

よく目が覚めたなと感心しつつ、ベッドから降りて散歩の支度に取り掛かる。

今日も上着が必要だな。

 

頭がボーッとしたまま歩き始め、途中で2日分のうんちを回収していつもの橋の上に立つ。

右手にある高校の生垣に植えられたツツジが見事に咲いている。

 

今朝もどんよりとした曇り空。

最後に太陽を見たのはいつだろう。

 

まだ濡れている道を黙々と歩く。

 

帰り道は、引張りの連続。

 

その度に、俺は立ち止まり、静は早く帰ろうよと振り返る。

 

その瞬間を狙ってシャッターを切る。

 

毎朝繰り返される無駄な行為。

 

肉眼では、まったく気づかないことだが、帰宅して確認すると静の瞳に俺の姿が写っている。

 

君の眼には、俺はどう見えているんだろう。

 

改めて今朝撮った写真を見ても、散歩の後半の記憶がない。

 

それは、激しい引っ張りがなかったからかな。

 

帰宅してすぐに、顔と足を拭く。

雨上がりの朝だけに、足の汚れは殆どない。

 

さぁ、朝ご飯だよ。

 

今朝は、豚バラだよ。

 

毎回、すぐに食べてくれるか心配しながら、茹でた豚バラを盛りつけた皿を静の前まで運ぶ。

 

お!

今朝は、珍しくすぐに食べ始めてくれた。

 

そしてあっという間に平らげてくれた。

 

よしよし!

その調子だ。

 

気分を良くして、俺の朝ご飯。

 

今朝は、目玉焼きとシャウエッセン。

 

炊き立てのご飯が、ふっくらして美味しいぜ。

 

食後のコーヒーをセットして、使った食器類を洗ってコーヒーが出来上がるのを待つ。

 

最近は、ずっとアイスコーヒーでいただく。

コーヒーを持ってリビングに向かうとちゃんと静がボールを咥えて待っている。

毛が舞うからやめて欲しいのだが、朝一番のひと暴れが日課となっている。

 

散歩の途中にある銭湯の生垣で咲く花に雨粒が残っている。

 

今週は、スッキリしない天気が続いたなぁ。

来週も、ぐずついた天気が続きそうだし。

晴れてくれないかなぁ。

 

今朝郵便受けに、靖国神社からの封書が届いていた。

アイスコーヒーを頂きながら、湿った封筒を開封する。

 

案の定、献灯の案内状だ。

去年も一昨年も献灯はしたが、見に行けなかった。

一昨年は、涙雨が続いて行く気になれず、去年はただ気持ちが萎えて見に行けずだった。

 

さて、今年はどうするかな。

今年から、大幅に値上げされてるし。

来週、考えよう。

 

そして、もうこんな時期になったのかなと、深くため息をつく。

それにしてもいつまでも寒いなぁ。