だけど、我が子が一番可愛いぜ

4月4日(木)

しばらく太平洋側に前線が居座るとは聞いていたが、いつのまにか雨が降ったんだな。

道路も車も濡れている。

いつ降り出してもおかしくない曇り空。

今のうちに散歩に出よう。

しかし、ちと肌寒いな。

さっさと散歩を済ませてお家へ帰ろう。

 

流れることのない淀んだ川には、ゴミがいっぱい。

レジ袋やら、大きな枝やらが、プカプカ浮かぶ。

コサギが、ボラを捕食していた。

いざ、カメラを構えるとさっと飛び去ってしまった。

撮った一枚は、見事なピンボケ。

 

さぁ、急いで帰ろう。

俺だって早く帰りたいんだよ。

 

今朝も引っ張るから、立ち止まる。

それを何度も何度も繰り返す。

 

ゆっくり歩いてくれれば、立ち止まらずに歩けることが分からないのかな。

 

結局帰りは、往きの倍以上の時間がかかってしまった。

 

お願いだからさぁ、ゆっくり歩いてよ。

 

やっとの思いで、帰宅して玄関で足を拭く。

雨上がりの散歩は、肉球の汚れが少なくて助かるなぁ。

 

今朝のご飯は、豚バラだよ。

 

あれ?

どうしたことか、一口も食べてくれない。

昨日までは、すぐにペロッと完食してくれてたのに。

 

こうなりゃ、奥の手を使うしかない。

秘伝、掃除機大作戦を実行に移す。

 

掃除機のスイッチを入れると、ワン!と吠えて暴れまくる。

 

そして、なぜそうなるのか理解できないが、食べ残した豚バラを慌てて食べ始める。

しめしめ!

 

あっという間に、食べきってくれた。

つうか、俺のために食べるわけじゃないんだけど。

 

掃除機と食事の因果関係は、どう考えても結びつかない。

 

思えば、家の外では絶対に物を食べないな。

 

旅先のレストランでも絶対に食事を口にしないし。

それでいて、部屋に持ち帰るとすぐにお皿に飛びつく始末。

 

君にしか分からない拘りがあるのだろう。

 

昨日、静が我が家にやって来た頃の写真を見返してみた。

 

今の顔と見比べると、随分と大人の顔になったものだと感心する。

 

しばらく続いたカモメ眉が懐かしい。

 

あっという間に、過ぎた気もするし。

随分長かったなとも感じるな。

 

ずっと同じ屋根の下で暮らしてきて、君に寄せる思いは深まるばかり。

君がどう思っているのかは、謎のままだけど。

 

ちょっとは、信頼してくれてるのかな。

 

早く、半袖、半ズボンの季節が来ないかなぁ。

来たら来たで、暑い暑いと嘆くんだろうけど。

 

滋賀県も今日は曇りか。

気になる、気になる。