春は別れの季節

3月15日(金)

もう寒さを感じることがない朝。

風もなく穏やかな空気の中、いつもの橋の上に立つ。

太陽が昇り、眩しさで目を細める。

そろそろ、散歩に出る時刻を早めようかな。

お目当ての水鳥たちも、旅立ってしまったし。

 

3月は、別れの季節。

そして、4月は出会いの季節。

 

今年の東京の桜の開花予報は、今月末だとか。

もうすぐだな。

 

道端にひっそりと咲く沈丁花。

ふと、ユーミンの歌を口ずさむ。

 

今日は何故か、いつもより引張りが少なかったね。

 

素直にいつものコースを歩いてくれたし。

 

少しずつ、ゆっくりと成長してくれたのかな。

 

往きは太陽に向かって歩き、帰りは太陽を背に受けての歩きとなる。

 

朝陽に背中を押されて、とても暖かく感じられた。

 

引張りが少ないと立ち止まる回数も減るので、快適に歩ける。

 

それが、お互いのためになるんだよ。

 

今朝も豚バラとキャベツの朝ご飯。

 

一気に食べきってくれるかと期待したけど、また半分残してしまった。

ガックリ!

 

しばらくそのまま放置して、掃除機をかけると吸込み口に齧りついてきた。

 

そしてすぐに飽きて、残った朝ご飯を食べ始める。

 

奇麗に完食したことを確認し、しめしめと胸をなでおろす。

 

分かりやすい奴だなぁ。

 

我が家の遅咲きの水仙もすっかり葉を伸ばし、開花の準備に余念がない。

 

春はいいなぁ。

何故だろう、何故かしら。

 

優しい暖かい光が、心を明るくしてくれる。

背筋を伸ばして、気分良く歩けるし。

 

君も待ち遠しいだろう。

一緒に春を満喫しようね。