晴れた日の朝の小さな贅沢

4月29日(土)

昭和の日の朝。

3時過ぎに目が覚めて、二度寝する気になれなくてそのままだらだらと過ごす。

4時を回ったところで、階下に降りて静と朝のご挨拶。

なんだかんだで、結局家を出たのは4時半を過ぎていた。

久しぶりの夜明け前のスタートとなった。

うん、いい天気だ。

寒くはないが風が強い。

 

いつもの橋の上に立って、今日こそは浜辺公園に行こうと決意する。

 

いつも右折する交差点を左に曲がると、静は必死に抵抗して嫌がる。

それでも無理やり、50mほど引っ張って歩くと、ついに観念して俺の横を歩きだす。

 

浜辺公園の入り口には5時過ぎにたどり着いたのだが、門が閉まっており、しっかり施錠されていた。

あちゃー!

開門時間があったことをすっかり忘れていた。

開門時刻まで、まだ20分ほどある。

仕方なく隣の公園で時間をつぶす。

 

こんな広い公園を閉鎖する意味はあるのだろうかと思いつつ、黙って耐えて待つ。

 

海面を眺めると大きなボラがあちこちで、見事なジャンプを見せてくれた。

 

張り切って早めに家を出たのが、無駄骨だったな。

 

しばらくして係の女性が解錠してくれて、待ちわびていた人々と一緒に公園に入る。

 

やっぱ浜辺公園からの日の出は、美しいね。

 

倉庫の上から昇る太陽を写す。

 

シロツメクサの花の絨毯の上を歩いて、楽しそうだな。

 

浜辺公園に来ると目の色が違って見えるから不思議だ。

 

ここまで歩いてきた甲斐があるというものだ。

 

好きなだけ葉っぱを齧るといいよ。

 

こんな葉っぱのどこが美味しいのだろうと思うのだが。

 

しばらく歩くと、日の出撮影のベストアングルにたどり着く。

 

今日も暖かくなりそうな予感がする。

 

ちゃっかり、臭い付けを済ませてご機嫌モード。

 

遠くにカワウの潜水する姿が見えるのだが、遠すぎてカメラを構える気にもならない。

また、コサギが波打ち際に舞い降りたのだが、やはり遠すぎる。

そんな時、近所のいつもの川のありがたさを再認識する。

 

逆光で静を撮る。

 

数か月ぶりに訪れた浜辺公園だが、やっぱいいねぇ。

 

珍しく花に興味を示していた。

 

しばらく浜辺公園を堪能して、公園を後にする。

いざ帰るとなると、まだ帰りたくないと駄々をこねる。

困った奴だ。

 

いつも帰り道でたくさんの野良猫と出会うのだが、今朝は一匹も見当たらなかった。

置き餌もなかったので、ちょっと気になるね。

 

4.6㎞の朝散歩だった。

いつもは1㎞ほどの散歩なので、最後はかなり疲れた。

これからは、散歩するのに気持ちいい季節になるからもう少し回数を増やそう。

 

昨日、狂犬病予防の注射を終えたので、しばらく病院へ行くこともないだろう。

注射針を刺されても無反応だった。

強いねと感心した。

でも診察台の上でずっと震えていたけどね。

 

昭和の日。

昭和は遠くなりにけり。