雨の日の土曜日の午後に

4月15日(土)

今朝は3時過ぎに目が覚めてしまった。

寝ようか、寝るまいか迷った末に録画されていたゴルフサバイバルを観て時間をつぶす。

なんだかんだで、5時を回った頃に階下に降りて散歩の準備に取り掛かる。

まだ暗いけどいいかなと玄関の扉を開けて驚いた。

本降りの雨じゃないか。

 

雨が降り出すのはまだ先の筈だが、とても散歩に出られる状態じゃない。

 

仕方なく、今日の散歩をあきらめる。

 

4月に入って雨で散歩に行けなかったのは2日目だ。

 

ま、こんな日もあるさ。

 

何かをするでもなく、ただだらだらと時が過ぎるだけの午前。

 

昼を過ぎてもまだ外は薄暗い。

 

本降りの雨が止むことはない。

 

こんな午後は、Jazzでも聴こうかとBill Evansを選ぶ。

 

Walts for Debbyに続いて、Portrait In Jazzを聴く。

 

こんな雨の午後にぴったりのアルバムじゃないか。

 

昼間っからでもウィスキーを飲みたくなる。

 

ついついボリュームを上げてしまう。

 

ピアノとベースとドラムだけのシンプルな構成。

 

いつの間にか、ソファーの隣で静が寛ぎながら、一緒にJazzを聴いていた。

 

君もJazzが好きかい?

 

昭和歌謡もいいが、Jazzだって捨てたもんじゃないぜ。

ズシンと腹に響くベース。

軽快にリズムを刻むドラム。

「水晶の粒や、澄んだ滝つぼから流れ落ちる輝くような水を思い起こさせた。」と

マイルスデイビスが評したビル・エバンスのピアノ。

 

こんな贅沢な時を過ごしているというのに、

また、静がガリガリとソファーを引っ掻き始めた。

 

勘弁してチョ!

お願いだからさぁ。