激しい筋肉痛が残る朝でも

4月12日(水)

予想通りのことだが、激しい筋肉痛が全身を襲う。

よいしょと自分に声をかけてベッドから降りて、散歩の支度に取り掛かる。

腰をかがめるのが辛い。

気合を入れなおして、散歩に出る。

5時過ぎの出発だから、人も車も殆どいない。

いつもの橋の上に立つ。

昨日とは打って変わって曇り空。

何故か、橋の周りだけにゴミが浮く。

 

ちょっと風が強いな。

 

しばらく歩いていると、前方からこちらに近づく女性が見えた。

 

真っすぐ近づいてくるので、道を開けようとするとさらに傍までやって来る。

 

じっと俺の眼を見つめて、何かを言いたそうなそぶり。

こちらもちょっと身構える。

 

驚いたことに、突然「触ってもいいですか?」と静の方に手を伸ばす。

こんなことは、初めてだったので度肝を抜かれて、「いいですよ。」と返事をする。

 

ブルブルと震えだす静。

 

しばらくして、その女性がやっと首筋を撫でてくれた。

「あら、震えてるわね。なかなか仲良くなれないね。」と語りだす。

 

こちらもどのように反応すればいいのか分からず、そのまま立ちすくむのみ。

そのまま撫でてもらって、お礼を告げてその場を立ち去る。

 

初対面の人に、突然撫でられてかなりビビっていた静。

俺だってびっくりした位だから、そりゃ無理もないだろう。

 

帰宅して朝ご飯を食べさせて、写真を整理していると突然今年の4月分のデータが消えていた。

今年に入って2回目のことだ。

勘弁してくれよ。

色々なフォルダーを開いてみるが、どこにもない。

念のためゴミ箱を開いてみると、伊豆高原への旅のデータだけが残されていた。

急いで新しいフォルダーにコピーして救出できたが。

 

朝風呂に入っても筋肉痛はとれず、時間の経過とともに激しくなってきた。

空は晴れてきたけど、気持ちは晴れず。

情けないねぇ。