旭日に向かって歩く朝
4月8日(土)
朝までぐっすり眠れた朝。
5時半過ぎだというのに外が明るくなっている。
急いで階下に降りて、散歩の支度にかかる。
もう、タイツも靴下もいらない。
いつもの橋の上に立つとギラギラと輝く太陽が眩しい。
運任せ、カメラ任せでシャッターを切る。
しばらくは、太陽に向かって歩かねばならず、目を細めながらの歩きとなる。
気が付けば、常に俺の右側で俺の歩調に合わせて小刻みに歩く静がいた。
決して俺の前に出ることもなく、リードはたるんだままだった。
俺の歩きのリズムは、2ビート。
君は、4の倍数だから8ビートか16ビートかな。
一緒に歩きながら、俺の一歩で何歩歩くか数えてみたが、早すぎて無理だった。
Such a feeling is coming over me
There is wonder in 'most everything I see
Not a cloud in the sky,
Got the sun in my eyes
And I won't be surprised
if it's a dream
そんな懐かしい曲がぴったりくる朝だ。
と、ここまで書いていたら宅急便の届け物が到着する。
差出人は、一昨日宿泊した伊豆高原クオーレからだ。
昨年から宿泊するごとに押してもらったスタンプラリーが6個溜まったので1万円のクーポン券を頂けたのだ。
昨日チェックアウトの時に、今日郵送するから明日届きますと支配人さんからの嬉しい一言。
一緒に手書きで支配人さんからの心温まるメッセージが添えられてあった。
ありがたいことです。
往復で360㎞の手ごろな距離の旅。
また、行きたくなるね。
CARO Hotel & Resortsのグループのホテルは、一人と一匹の旅でも快く受け入れてくれるのだ。
ネットで検索してよさそうだからということで、いざ予約しようとしたら一人旅の設定がない宿が結構多い。
だったら、初めから2人以上のみと明記しておけよなと言いたい。
今まで利用したホテルのそれぞれのスタッフの優しい心配りが、こちらにひしひしと伝わるのだ。
実際に2度と行くもんかと思わせたホテルもあったし。
だから、もう一度行きたいと思うホテルばかりだった。
さぁ、次はどこに行こうかな。
さて、散歩の後半だが、段々引張りが無くなってきたような気がする。
静との旅を繰り返すうちに、徐々に俺との絆が深まっていくのかなといい方に解釈している。
ただ一つ残念なのは、ブロック塀に擦りそうなくらい接近して歩くのは止めてほしい。
ブロック塀ならまだしも、駐車してある車のそばを通る時は冷や冷やものだ。
無事に帰宅して、静かに鶏もも肉の朝ご飯を食べさせて、土曜日のゴミ出しで近所のおばあさんと鉢合わせ。
すると、
「いつもワンちゃんと旅行にでも行ってるの?」
と、聞かれた。
車がまる一日停められていないことをちゃんと見て知ってるんだなと驚いた。
「どこまで行くの?」
「2泊するの?」との質問攻めに合う。
今は晴れているけど、午後から雨の予報。
くるくる変わる土曜日だな。
イェスタディ・ワンス・モア!