ただ闇雲に歩くだけじゃ味気ない朝

3月29日(水)

今朝も元気に5時半に家を出る。

いつもと同じコースを歩き、いつもの橋の手前まで順調にやって来た。

ところが、いつもの橋の真ん中で白いラブラドールがでんと居座って動こうとしない。

狭い人間用の橋で大型犬とすれ違うのは危険だと判断し、隣の車用の橋を利用する。

というわけで、いつもの橋からの写真は撮れず仕舞い。

ま、こんな日もあるさ。

しかし、ラブラドールはあっという間に大きくなるなぁ。

 

しばらく川沿いを歩いていると上空から2羽のコサギが川に沿って東から飛んできた。

さらに歩くと電線にコサギが1羽留まってた。

次の瞬間、ひらひらと舞い降りて対岸に着地する。

 

そうか、これから朝ご飯なんだね。

 

真剣に餌を探して水面を見つめるコサギ。

 

なかなか獲物が見つからないようだ。

 

少しずつ移動しながら獲物を探す。

 

残念ながら、捕食の瞬間を見せてくれなかった。

 

ラジオ体操の公園までやってきた。

 

ほぼ満開だな。

 

花は色々あるけれど、桜ほど数々の思い出と重なる花はないだろうな。

 

ちょっと桜色に染めてみた。

邪道であることは十分承知しているが、心の眼にはこう映るんだ。

 

早くおうちに帰ることしか頭にない君がそこにいた。

 

やっぱおうちが一番落ち着くんだね。

 

もう少しだけ、散歩を楽しませておくれよ。

 

朝ご飯の鶏もも肉を食べやすい大きさに切り刻みながら、ふと先ほど見たコサギを思い出した。

 

生きていくために、他の命をいただいてるんだなと実感した。

 

勿論、食べるのは俺じゃないけど。

 

少し冷ましてから食べさせると、今朝は一気に完食してくれた。

 

米や野菜だって同じことだな。

 

俺は俺で、美味しく朝ご飯を頂いた。

 

朝風呂に浸かって、目をつぶると睡魔が襲ってくる。

寒さのせいか、なかなか湯船から出られない。

 

風呂から上がって、コーヒーを頂きながらまったりしていると、静がガリガリとソファーを引っ掻く。

 

とてもリズミカルな引っ掻き音じゃないか。

だが、わざわざ音をたてて、遊んでくれとせがむ憎い奴。

 

お願いだから、引っ掻くのは止めてよ。

無視して知らん顔していると、俺が振り向くまでいつまでも軽快なリズムで引っ掻き続けるんだね。

いつも右の前足で引っ掻くところを見ると、君は右利きかな。

 

そんな愉快な朝が毎日続く。

笑わせてくれるね、全く!