ポカポカ陽気で、春を満喫の旅

3月7日(火)

一足先に春を味わいたいと館山ディアナを予約する。

予報は快晴、いい旅になりそうだ。

埃だらけの車を給油のついでに洗車して、いざ出発。

海ほたるで小休止して、走り出した直後、目の前の追い越し車線をとろとろ走るセダンに追いつく。

わざとらしい走りで、走行車線に入ったので、すかさず追い越そうと試みる。

嫌な予感がしたので、セダンの運転手をチラリと見る。

運転手と目が合った。

ヤバ!

覆面だよ。

急ブレーキを踏んで、セダンの後ろに回る。

危ない、危ない。

 

で、無事にたどり着いたのが、4度目の訪問となる大房岬だ。

 

静と訪れるのは2回目だと思っていたが、3回目だった。

 

何度見ても怪しげな沼だ。

 

この形の葉っぱを見ると、むしゃむしゃ齧る。

 

また、階段を見ると登りたがる。

 

まるで軍艦の様な島。

 

海が青い。

 

ここは、何度来てもいいなぁ。

 

君の大好きな砂浜を歩こう。

 

ここで、若い女子4人組に可愛いと褒められた。

 

今度は、この先まで行ってみようかな。

 

しばし、波打ち際を歩く。

 

美しい。

 

砂浜が似合う柴犬に成長したな。

 

俺は、砂浜は歩きにくくて好きじゃないな。

 

そして前回も訪れた要塞跡。

 

静寂に包まれる。

 

前回は、ビビっていたが今回はスタスタと前に進む。

 

最深部まで、ビビることなく進む。

 

ドヤ顔はやめなさい。

 

展望台から東京湾を望む。

 

そして見晴塔へ。

今回も、俺の方がばててしまって登らず仕舞い。

 

塔の下で小休止。

 

次に目指したのが洲崎の灯台だ。

 

途中のコンビニでパンを買って昼飯とした。

 

予想に反して、なかなか立派な灯台だった。

 

灯台好きには堪らないね。

 

絵に描いたような逆光。

 

灯台に露出を合わせる。

 

記念撮影を試みて、数枚撮ったうちの一つ。

こちらを振り向いた瞬間を捉えた。

 

漁港かな。

 

灯台を後にして、次に向かったのはお台場海浜庭園だ。

 

手作り感満載の看板。

 

庭園から振り返れば灯台が美しくそびえる。

 

ちょろっと舐めて、塩辛いと気付く。

 

釣り客や、キャンプの客が多いな。

 

こんな所でキャンプ出来たら最高なんだけど。

 

ま、一度来ればもういいやという感じ。

 

そして、ホテルにチェックイン。

俺は、持参したワンカップを頂いて寛ぐ。

 

ふと横を見れば、ベッドで寛ぐ静が満足気だった。

 

段々、旅慣れてきたなと思う。

 

おいおい、寛ぎすぎでしょ。

前回と同じ部屋だったので、安心していたのかな。

 

満室だな。

 

で、待望のドッグランへ。

 

後からパピヨンちゃんがやってきて、ボール遊びが始まった。

 

犬はどうしてボール拾いが好きなんだろう。

 

自分のか他所の人のボールなのかなんて関係ない。

 

そこにあるボールを追いかけるのみ。

ドッグランを早めに切り上げてトリミング室でシャンプーしてあげた。

シャンプーの後、ドライヤーで乾かすところまではよかったが、そこで事件勃発。

するりとハーネスを外して脱走してしまった。

やばい!

まずは、散らかった毛を集めて捨てて、後片付けしなければ。

そして、静を探す。

すると2階から、聞き覚えのあるクンクン声が聞こえる。

急いで階段を上ると、静がちゃんと自分の部屋の前で俺が来るのを待っていた。

やるもんだ!

ちょっと嬉しかった瞬間だ。

 

そして晩御飯。

当然の如く、食堂では口をつけず部屋に戻った直後にパクついて完食してくれた。

やぎのミルクは口をつけず残してしまった。

 

で、俺は生から始めよう。

 

春メニューだってさ。

 

お頭付きの船盛だ。

 

美味し。

 

料理が美味いと酒が進む。

冷酒をお代わりしてしまった。

 

この辺から記憶が怪しくなってきた。

 

こちらは全く憶えていない。

 

おと

まったく記憶にない。

部屋に戻ったことも覚えていない。

 

翌朝、人間は豪勢な和定食をいただき大満足。

こちらは、静の朝ご飯。

食堂で食べなかったので、部屋に持ち帰るが食べてくれなかった。

気まぐれなんだな。

 

チェックアウトする直前まで、疲れ切った様子を見せる。

 

チェックアウトを済ませ、夜露でびっしょり濡れた車を拭いていざ出発。

快調に走って、10時過ぎには帰宅できた。

おかげで、水曜日のゴミ出しにも間に合った。

 

旅は、いいなぁ。

そして、さらに静が愛おしく思えるのだった。