それが何だったのか、未だに分からず終い

9月26日(日)

9月最後の日曜日。

静かな朝だ。

殆ど誰ともすれ違わず、ただ黙々と歩き続ける。

いつもの橋も厚い雲の下。

小型犬が前を歩いていた。

 

暗く、そして肌寒い朝。

 

顔を洗う時、水が冷たく感じられた。

 

起きてすぐに散歩に出たので、眠くて欠伸が止まらない。

 

君も毎朝同じことを繰り返す。

 

東の空を眺めながら、何を思うのだろう。

 

意味がないように見える行動でも、それなりに意味がある。

 

何も考えていないようでもちゃんと考えているんだ。

 

今朝は、まっすぐ帰る気にならずちと遠回りしてみた。

 

煙草を吸うおじさんが一人だけいた公園。

 

人間は考え事をする時は、言葉が浮かぶ。

 

シャッターを切るときも、今日はメリーチョコレートの看板が見えないなと考えている。

 

犬の頭に浮かぶのは何だろう?

 

人間と同じように考えているのかなと勘違いするんだな。

 

一緒に暮らしていても分からないことが多すぎる。

 

まだまだ、君との意思疎通がうまくいってないってことかな。

 

それでも毎日の散歩が楽しくなってきたよ。

 

帰宅して生ハム風のおやつをあげる。

 

おやつを食べたい時、遊んでほしい時、そんな時だけそばに寄ってくる。

 

自分の世界に閉じこもるのが好きなんだね。

 

ぱっくりと口の開いたボール。

 

子犬のまま成長が止まったみたいだな

 

恐がりで、せっかちで、寝てばっかりで、そして俺との距離を保ちつつ自分を貫く。

 

 

分からなければ分からないほど、

不思議な行動が繰り返されるほど、

感情を表に出さずに、自己中心に生きる君が好きになるよ。

 

でも、俺としてはもうちょっと距離を縮めて欲しいんだけど。

 

今朝のおまけ動画