日本の危機を救うのは誰だ!

2月14日(金)

 

西の海

たつ白波の上にして
なにすごすらん

かりのこの世を

 

我が国は開闢以来、君臣の分定まれり。

臣を以って君と為すこと未だあらざるなり。

天津日嗣は必ず皇緒を立てよ。

無道の人は宜しく掃い除くべし。

長いこと竹橋駅の改築工事のため清麻呂公の御尊顔を拝することができなかったが、

やっと目隠しの囲いが取れたことを知り、足を運んでみた。

 

最近、なぜか心のモヤモヤが晴れない。

そんな時、和気清麻呂公像を拝むことによって、何かが見えてきた。

今の日本に必要なのは、楠木正成と和気清麻呂公だということ。

 

日本武道館が改修工事中なので人気の少ない北の丸公園を歩く。

 

忠心のない政治家や官僚が多すぎるんだ。

否、日本を守る意思のある人物が少なすぎるんだ。

 

まだまだ、桜の開花は先のこと。

 

自国民が、地獄の苦しみに喘いている時に、奴は日本にやってくるのか。

 

そんなモヤモヤ感を吹き飛ばすかのように大先輩から飲みのお誘いが入る。

いざ鎌倉ではないが、いざ出陣である。

 

わずか30秒で目的を果たす店長といつもの馬鹿話で盛り上がる。

根も葉もない噂話が蔓延していると聞く。

 

しばらくして怖い大先輩と赤塚不二夫的世界観に染まった先輩のお二人が登場する。

 

二人の大先輩に囲まれて小さく縮こまる自分。

焼酎のロックでひたすら酔ってその場をやり過ごすのみ。

 

理不尽なお達しの影響でランチタイムの来客が半減したと嘆く店長。

お前にそんな権利があるのかよ、小池!

お前の人気取り政策のために、どれだけの人が泣かされているか考えろ!

 

いつしかお店も混んできたし、だいぶ酔ってきたので九段下の店を出る。

 

気が付けば、湯島に漂着していた。

そうだ、忘れてはいけないのがもう一人の忠臣、菅原道真公だ。

学問の神様として広く知られているが、忘れてはいけない偉業が数多くある。

その一つが遣唐使の廃止を訴えたことだ。

唐との交易で利を得てきた人間からすれば、道真公は憎い存在だったのだろう。

 

東風吹かば 

にほひおこせよ 梅の花 

主なしとて 春な忘れそ

 

千年以上も前から、日本はあの国と付き合ってはいけないと警鐘を鳴らしていたとは。

己の利益ばかりを追い求め、平気で日本人を窮地に陥れる輩達。

あれ、今の日本にも大勢いるじゃないか。

 

そして3月でお店を閉めるという大先輩のなじみの湯島のスナックでひと時を歌って過ごす。

そうか、今日はバレンタインデイだったか。

私にとっては、別の意味でとても深い意味のある一日だった。

 

今の日本の存立が危ぶまれる重大な危機を嘆かざるを得ない。

出でよ、和気清麻呂公!そして菅原道真公!

 

天の怒りを鎮め給え、そう願う一日であった。