こんにちは。

現役ベテラン看護師、ひろみです。

前回の投稿から随分と日にちがあいてしまいました。

 

今日もお読みいただいてありがとうございます。

 

 

 

バンコクにあるワット・ポーの涅槃像

 
今から遡ること17年前、

友達と行ったアジア旅行でのこと。

 

 

街中をブラブラと歩いていると、

たくさんのリラクゼーションサロンがあり、

「何か面白そうなマッサージはないかなぁ〜」って思っていたら、

 

 

なぜか私のアンテナに引っかかる古びたお店があり、

気になり施術を受けてみようと中に入ることに。

 

 

そして、そのお店のメニューを見ていたら、

『タイ古式マッサージ』の文字が。

 

それまで『タイ古式マッサージ』の

存在を全く知らなかった私。

 

「これって何?」

と、その名前だけで興味津々に。

 

そして案内されたのは、

普通のマッサージベッドがぽつんと

置かれた質素なお部屋で、

 

登場したのは、

少しぽっちゃりしたどこにでもいるような

気の良さそうなおばさま。

 

 

「あれれ、私の直感外れた?」

そう思いながら

ベッドにうながされ施術は始まりました。

 

 

まずは足裏から指圧が始まり、

 

「このあたりはリフレとよく似てるなぁ」と、

看護師という職業がら観察していると

 

 

徐々に足先からふくらはぎへとあがっていき、

左足の膝を90度に曲げて、

太ももの内側を押されている。

 

 

「えっ?なに?この格好!

これってどうるの?」

 

 

それは手のひらだけの圧ではない

初めての感覚で、

うっとりする気持ち良さ。

 

 

その気持ち良さに身を任せていたい反面、

看護師としての好奇心が抑えられず

そ〜っと覗いてみると…

 

 

ぽっちゃりおばさまが、

ベッドに座って

器用に足裏や足先を使って

両足で私の太ももをフミフミしてる!

 

「これがタイ古式マッサージなの?凄い!」

 

 

指圧やマッサージとは違った感覚で、

内ももの筋をゆっくり伸ばしていき、

コリや疲れがほぐれていく…。

 

「なに?この気持ち良さは…」

 

 

それからも、そのおばさまは、

私が今まで経験したことのない

アクロバティックかつ繊細な技を繰りひろげていき、

 

「どうしたらこんなことができるの?」と

不思議そうに覗き込んでいる私に

 

おばさまは、

「マイペンライ(問題ないよ、大丈夫)」

私に任せて」って、

凄技を笑顔で最後まで普通に行われていました。

 

 

 

これが私の唸った神秘のマッサージ。

 

 

 

まるでイナズマに打たれたかのような衝撃と

私の頭の中で電球がピカリと点灯し、

 

 

"私、これを習得する!"

 

ってその場で決めました。

 

帰国後すぐに

タイ古式マッサージの総本山といわれている

『ワット・ポー・マッサージスクール』のある

バンコクに向かうこととなりました。

 

バンコクのお寺

 

 

知れば知るほど奥深い、タイ古式マッサージ。

この時はまだ、ほんの入り口に入ったところ。

ここからますますタイ古式マッサージの世界に魅了され、

深みにはまっていくとは…この時はまだ知る由もなく。

 

 

 

続きはまた後日に・・・。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

渡辺ひろみ