次男くんとは2歳半違いのお兄ちゃん。
いま5歳。

わたしの様子をいつも気にしてくれてる。

次男くんのお葬式が終わったあたりは、

就寝前に突然泣き出したりしてたけど、

そのうちあまり泣かなくなった。

わたしが涙のタンクの話をして

今はまだタンクに涙がいっぱいあるから

たくさん泣いちゃうけど、

そのうち泣かなくなる日が来るからね、

それまで待っててね、

と話してから、元気が戻るのを待っててくれている。

笑いながら"泣くなーー"と励ますときもあれば、

''今泣いてタンクを空にしちゃえー"と

言う時もある。
ティッシュを取りに走って、

涙を拭いてくれる時もある。

"今日は僕がトントンしてあげるよ。

何回してほしい?"

と寝かしつけてくれようとした夜もあった。

次男くんもお兄ちゃんが大好きだったと思う。
おもちゃは取り上げられるし、

おやつは少ししか分けてくれないし、

マッサージしてても横入りしてくるし。
でも、"おいーちゃーん!!"てついて走って、

靴だって"おいちゃんが!"と言って、

履かせてもらってた。

事故のときの話はあまりしないけど、

長男くんは思い出したように

ふと語り始めるときがある。



お母さんと次男くんが車に轢かれて、

びっくりしていっぱい泣いてん。

次男くん死んだしな、

お母さん病院で淋しかった。



ぼくはむっちゃ怒ってるねん。

車の人に。



昨晩は、自分の涙のタンクの話を始めた。

ぼくの涙のタンクはな、事故があって

ビックリし過ぎて壊れてしまってん。

ふと、
次男くんがいなくて寂しい。
と言うこともある。


この前は、夜に突然

次男くんが生き返りますように!!

と二拍手していた。


そうだね、淋しいな。
長男くんもたくさん我慢して

辛い思いしてるよね。

ごめんね。本当にごめんね。

次男くんのこと想ってくれてありがとう。

5歳は5歳なりに死に向き合って

たった一人の弟を供養してくれているんだと

感じている。

そして思う。
わたしが次男くんの母親であり続けるように、

この子は次男くんのお兄ちゃんなんだ。

これまでもこれからもずっと。