人生は険しい最後の通院の日だった。いつも入り口付近でにこやかに案内してくれる係の人に最後と挨拶をした。通院していた科のことからご自身の体のことを話してくださりお互い大事にしましょうと。生死を彷徨うような傷を負いながらそんなこと微塵も感じさせずいつもにこやかで溌剌としてらっしゃるから驚いた。帰り道、涙が溢れた。人生て険しいんだな。それでも生きていくんだな。