4月25日(火)にトヨタ自動車の常務がタイのソムキット副首相と会談したそうだ。

新興国向けの小型車の開発拠点をタイに置き、

将来的には電気自動車の製造も検討することが話題だったようだ。

タイ側としては、よくぞ来て頂きましたという所だろうか。

 

一国の副首相が外国の一企業のしかも常務クラスと会談するのは、

日本だと中々考えにくい。

しかし、タイにおけるトヨタのステータスを知るビジネスマンなら、

何の意外感もない。

 

トヨタは、タイ進出から50年を経過し、雇用する労働者は1万5千人を超え、

タイ自動車販売市場で4割程度を握る。

まさに、タイ自動車業界の盟主と言って、過言ではない。

さらに、自動車業界は、タイ輸出の鍵であり、タイの輸出産業全体の盟主と

言っても過言ではない。

 

4月1日に交替したが、これまで長らくタイトヨタの社長を務めてきた

棚田氏は、タイ語がペラペラ(大学ではタイ語専攻だったよう)ということもあり、

会社としてのパワーと相まって、タイ政財界で一目も、二目も置かれてきていた。

在タイ日本経済界では実質的なトップだった。

そんな、棚田氏の交代劇については、いろいろな噂話が飛んでいて、

真偽のほどは分からないが、

タイビジネスシーンでの茶飲み話では恰好なネタだ。

 

そんな社長交代と、新しい開発拠点設立。

タイトヨタは大きな転換点を迎えているのだろう。

古い体制から新しい体制に切り替え、

更なる積極的な高度投資を行うことが、果たして吉と出るのか?

少なくとも、これまでの路線からChangeすることを内外に示したのは、

間違いない。

傘下のサプライヤーも、これまでとは違い、

新興国戦略車に提供できるLow priceでの部品提供や、

電気自動車等に搭載する先端部品の提供ができなければ、

淘汰されてしまうのだろう。

 

コストが安い国で日本と同じ品質を作るだけでなく、

海外で独自商品を作っていかないと生き残れないのは、

厳しいなー。