トンローSoi9に入って、小さいカラオケ屋の前を通りすぎ、

薬局屋の奥の小道を右折すると、数m先に小さい看板が見える。

その店が、居酒屋「みまた」だ。

看板も小さいし、場所を知らなければ、この小さい路地に入りこむ勇気はおきないだろう。

しかし、勇気を出して探検する価値はある。

 

引き戸を引いて、中に入れば、左手にカウンター、右手には4人掛けの机がいくつか。

カウンターの中には、バンコクの酸いも甘いも知り尽くしたと思わせるご主人が鎮座し、

その周りをタイ人のお姉さん・おばさんが動き回っている。

常連客とわかる方々がカウンターに鎮座し、

ご主人やタイ人スタッフと談笑しているのを見て、一見さんは気おくれしてしまうが、

店の雰囲気は一見さんにも温かい。

 

カウンターには、大皿ならぬ大鍋に入った家庭料理がいくつも並ぶ。

幾つか、選んでツマミにして、日本酒や焼酎を片手に乾杯すれば、

テレビドラマの出てきそうな小料理屋または大衆割烹料理屋にいる気分にさせてくれる。

大鍋料理はどれもハズレがなく、お腹さえ耐えられれば全品選びたい。

 

大皿以外の料理も、枝豆、えいひれ、刺身、おでん、なんでも美味しい。

お値段もリーズナブルで、居酒屋雰囲気が好きな酔客には有難いお店。

 

日本酒と焼酎を片手に、旨い肴をつまんでいれば、バンコクの夜は更けていく。

酔った勢いで、トンローの夜の店に突撃してもよし、

そのままアパートに帰るもよし、

宵の口を過ごすには最適なお店の1つには間違いない。