介護、看護をされている方の職業病は腰痛が多いそうです。そして何と言っても全身が緊張してお疲れです。


コロナ感染が増えている今、医療に関わる方も計り知れない心の緊張を強いられている事と思います。



 緊張が続いた体は、心と共に、しっかりと弛緩させてあげることで、疲労回復します。


そういう私も、一心不乱に打ち込むタイプなので、ダンスレッスンやイベントが終わった後はどっと疲れます。


でも、「心身共に弛緩」って意外と難しい。





 今日は、ダンスレッスンでも密かに取り入れている「静的弛緩誘導法」をお伝えします。


 重度の脳障害で寝たきり、体の過緊張が辛そうな息子のために7年ほど学んでいる訓練法です。

専門的にではなく、母親として学んだ事ですが、ダンスレッスンの静的ストレッチや、

心の緊張を解すのにも役立ちます。



 やり方は……



 まず、お布団やベッドに仰向けに寝て、

枕に頭を埋めます。

手は横に、手のひらを天井に向けておきます。


お腹でゆったりと呼吸しよう、と腹式呼吸を意識します。


慣れないうちはお腹のおへその下辺りに片手をおき、ここだよ〜ここに気持ちよく空気を入れたり出したりするよ〜と愛情を込めて、手で語りかけるようにします。


 そして、ポイントはココロ、気持ちと

イメージです。


「あーっわたし頑張った。

頑張れる体をくれてありがとう。

お父さんお母さん産んでくれてありがとう」


と思う。


静的弛緩誘導法は、お母さんが我が子のために出来る、愛情の証。


誰もがお母さんが産んでくれたから産まれた子。


お母さんの愛に想いを馳せ、お母さんに優しく触れられている、撫でられている事をイメージして、

頭も首も上体も腰も足も腕も手も、全部の重みを感じてお布団におきます。


横向きでも同じように、ひたすら重力に任せて体が重く地面の方向に引き寄せられていると感じる事が重要です。


意外と、首と頭を弛緩させるのは難易度が高いと思いますが、イメージする事が出来れば、全身もココロも弛緩し、とてもリラックス出来るのです



🍀ダンスレッスンでは、

上に引き上げて〜!、頭の上から吸い上げられて〜!ばかり言っていますが、緊張させる人は、弛緩させる事も同じくらい大切なんですよ。

ダンサーの方も是非やってみて下さいね🍀