ある日のことだった。

いつものようにカヘへ行き、コーヒーを頼む。
むろんホットだ。それは暑い夏でも変わらない。

しばらくして運ばれてきたコーヒーに、
何も聞かずに、一言も発さず、
メイドは砂糖を入れていく。

少し、こぼれた。

その砂糖に、そおっと手を伸ばしたボクは
そのまま人差し指を砂糖につけ、
そして、口に運ぶ・・・。

「・・・メイドの・・・砂糖・・・あまい」

「おれ、なんでうっかり砂糖なんか舐めてんだ!
 かえろかえろ」

その晩ボクは夢を見た

見知らぬ女の子に手を引かれて
どこなのかしらない 奇妙な町へ行き

でも、その子は 実はメイドで
二人で楽しく踊る夢

そしてその夢は目を覚ましたあとも鮮明におぼえていて
何日経ってもボクの頭の中で薄れることはなかった。

その日以来、ずっと咳が止まらなくなった。
ここ最近のボクが、カヘでも常に咳込んでいたのを
見た人がいると思う。それは風邪をこじらせたのではなく、
実はそういう事情だったのだ。

そして、昨日、オレンジポーチを取りに行ったあと
カヘに向かったボクを待っていたのは・・・

「指先を口の中で舐めて」

「Dくん、あなたがかかっていた病気に特殊な成分とか細菌とか関係ないわ。
 つまり、あなたのかかっていた病気は、ただの・・・恋の病よ。」





ほんま、すんません。
元ネタ知らなかったら、キモイだけです。
いえ、元ネタ知ってても、キモイですか?