村田堂本舗、第八回公演「小部屋に針を」

単に今日、あそこでやっていたから。
それだけが理由で選んで見に行ったお芝居だった。
不安と期待がそれぞれ半分ずつ。
芝居初心者にはとっつきにくい敷居の高い作品だったらどうしよう・・・
やたらと前衛的で芝居のための芝居みたいな作品だったら・・・という不安。
でも入場料が「村田」さんだと割引があるというユーモアと
メロン記念日でも村田さんは一番トークが達者だという全く関係の無い期待。

見に来ている客層は日本橋では見ない人々だった。
決してメイドカフェに二度続けてはお帰りしないだろう人種。
そのなかで感じる、自分の異質感は俺が好むものだ。
女性が圧倒的に多い。俺が見た舞台っていえばメロン関連ばかりだから
自動的に男ヲタばっかりだったので、それも異質感を覚える一因か。

始まってすぐには、世界に入り込む体勢が整っていなかったので戸惑った。
でも、これは俺の側に問題があるはず。慣れていないからね。
それでも暫らくして季節が春から夏に変わる頃、引きずり込まれていった。
そして上田と同じく、春のあの子に会いたいと思うようになった。
その願いが叶った頃には、すっかり村田堂本舗マンセーの気持ちで一杯に。
最後の挨拶のときには、少し目頭が熱くなった。
向こうからも見えただろうか、キラキラした表情で舞台を見つめる中年の姿が。

その感激が薄れないうちに、とアンケートに慌しく気持ちを書き込んだ。
急いで書いたから本当に汚い字だった。でも、冷めないうちに召し上がれ、だ。
マッハで書いたけど、書き終わったときには最後の客になっていた。
迷惑な奴だ。ごめんなさい。

二回目公演、つまり千秋楽の二回目、オーラスはこの後、5時から。
もう一度見たいと思ったけど、リフレの予約が入っている。
さもありなんと夜に予約をしようと思ったけど、一杯で断られたからorz
でも、いい。少しずつ思い出すように、あの不思議な空気を噛み締めよう。
今度は11月に公演がある、とのこと。それまでは死ぬわけにはいかないな。

観劇趣味の入り口として選んだ、本当に何気なく選んだ村田堂本舗は
最高のスタート地点となった。こんな喜びがあるのなら、これからも芝居を見に行こう!
うん、よかった。よかった。


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