いつか眠りにつく前に
けっこういい映画をかけるので、以前から一度は行ってみたいと思いつつもなかなか行く機会が無かった道東唯一のミニ・シアター「シアターボイス」に行ってきました。
かかっていたのは「いつか眠りにつく前に」。
題名と、若い女性二人が写ったポスターの印象から、昔みた「死ぬまでにしたい10のこと」(これもいい映画だった!)のような映画かと思っていたのですが、違いましたね。
『過ち(ミステイク)は人生を豊かにする』
ネットを見ていたら、「ミステイク」の訳は「失敗のほうがいいのでは」という意見がありましたが、確かにそれもいいですね。
両方の意味が込められているのかもしれません。
主演はヴァネッサ・レッドグレーブ(まだ生きたんだ!)。病の床に伏し、死を目前に控えた女性が、人生を振り返ります。
「私の人生はあの時から狂ってしまったのではないだろうか」と思える「その時」と、彼女を看取る二人の娘達と暮らす「今」とを物語は互いに行き来しながら、彼女は自分の人生を見つめ直してゆくのです。
映画を観た後でネットの映画評をいろいろ覗いてみたところ、「あのラストや、主人公の言動には納得できない!」という不評が多くて驚きましたが、それを書いた方々の多くが主人公の若い頃、まだ人生にたいして夢と希望に胸をふくらませていた頃と同じ年代の女性達だということに気づいてつい微笑ましくなりました。
そう、この映画はそういったあなた達のための映画なんです。今から10年後、20年後になったらきっとわかるでしょう。人生は決して思いどおりにはならない。だけどそれでも、人生は素晴らしいと。