降誕第3主日 | サトウユウイチのごすぺる放浪記

降誕第3主日



 1月12日に北見望ヶ丘教会で降誕節第3主日礼拝が行われたのですが、今回は秋山先生の説教はありませんでした。
 かわりに役員奨励が行われたのですが、内容が教会員向けでしたので、今日は趣向を変えて、来週行われる僕が担当の「子供説教」の練習をさせていただきます。

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(士師記7章2節)
 主はギデオンに言われた。「あなたの率いる民は多すぎるので、ミディアン人をその手に渡すわけにはいかない。渡せば、イスラエルはわたしに向かって心がおごり、自分の手で救いを勝ち取ったと言うであろう。」

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 イスラエルの地に、ミディアン人やアマレク人、東の人々の大群が現れた。その数13万5千人。いなごのように多く、らくだは海辺の砂のように多くて数えきれなかった。
 それに対するイスラエル軍はわずかに3万2千人であった。まともに戦えば全滅はまぬがれない、絶望的な戦いである。

 わかりやすくサッカーに例えてみましょう。
 サッカーは11人対11人で戦われるわけですが、相手チームにさらに2人が加わり、自分のチームはわずか3人で戦わなければならないわけですから、まともに試合になるわけがありません。

 ところが、神様はイスラエル軍を率いるギデオンに、こう言われます。「多すぎる。」
 「軍勢が多すぎるから、恐れを感じている者を陣から去らせなさい。」
 こうして、3万2千人の中から2万2千人が戦陣を離れました。残るは1万人。

 さあたいへんです。3人だったチームが1人になってしまいました。ところがさらに神様は言われます。「まだ多すぎる。」
 「まだ多すぎる。あなたのために、彼らをえり分ける。」
 その結果、3万だった軍勢は、わずか300人になってしまいました。
 ギデオンは、この300人とともに13万5千の軍勢に立ち向かうことになります。

 その夜、神様はギデオンに言われます。「敵陣を攻めなさい。」
 ギデオンは300人を3つに分け、全員に角笛と空の水がめを持たせ、その水がめの中にたいまつを入れさせました。
 夜の闇にまぎれて300人は敵陣を取り囲み、ギデオンの合図とともに角笛を吹きならし、水がめを割ってたいまつをかざし、「主のために、ギデオンのために剣を!」と叫びます。
 敵陣はこれに大混乱に陥り、叫び声をあげて敗走します。同志討ちまで起こる始末。
 こうして、ギデオンは300人で13万5千の軍勢に勝ったのです。
 ギデオンは神様の言葉をよく聞いたことによって、絶対にできないと思われたことをやってのけたのです。

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 古代イスラエルの指導者の一人、ギデオンの話でした。
 孫子の兵法に「兵は欺道なり」とありますが、わずか300の寡兵を逆手にとり、相手の大軍であるというおごりにつけこんだ、文字通り神がかりとしか言いようのない戦いです。